@人は何でも早合点する人も多い、注意しても聞き耳もたず自分のしたいことをして、後にその後悔をする。それはよく聞き、よく理解するプロセスを欲と意志が間違えてしまうことだ。 欲張らず、他人を思い、人の幸福は自分の幸福につながると経験とその知恵が導いてくれるはずだ。幸不幸は全て自分の行動がキッカケだと悟れば全てうまくいくかもしれない。やり直しも自分の努力でできるから。
「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない』王貞治
『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』廣嶋玲子
「型抜き人魚グミ」
学校の体育の時間、泳ぐのが苦手な11歳の女の子。型抜き人魚グミで人魚になった。ところが説明書を最後まで読まなかったせいで人間に戻れない窮地に追い込まれる。「人の話をよく最後まで聞くこと」
「猛獣ビスケット」
兄9歳は妹7歳に怖い話をするのが楽しかった。ある日「猛獣ビスケット」の箱をお店で見つけ盗み出し、中の猛獣サイを食べた。ところが箱に入っていた猛獣たちが暴れ出し兄襲い始める。妹は長いが叶う指輪を買って御呪いをすると猛獣たちが消え失せた。兄はそれ以来怖い話を妹にしなくなった。 「人を陥れると仕返しが来る」
「ホーンテッドアイス」
21歳の仕事を始めたばかりの女性。真夏の暑さにアイスを購入、すると部屋にお化けが出始めるが女性はそのままほかっておいた。出張後帰宅するとお化けがいなくなってしまった。それは他人がアイスを食べるとそちらに取り憑くとあり、泥棒に入った人に取り憑いでしまったのだ。「どっしり構えれば何事も自信が湧く」
「釣り鯛焼き」
魚釣りが好きで鯛焼きが好物な8歳の男の子。バケツに釣竿を垂らすと鯛が釣れ、釣り終わると鯛焼きになると言う鯛焼きセットを買い、いつも鯛焼きを楽しんでいた。ある日姉が釣竿を壊したことで鯛が釣れなくなり危ない目に遭うと、指定の釣竿以外は使用しないようにと注意書きがあった。「欲張りは不幸を招く」
「カリスマボンボン」
うだつの上がらない28歳の美容師にカリスマボンボンが仕事を助け、一代カリスマ師になっていた。ある時駄菓子屋の主人が店員に猫を助けたお礼にボンボンを渡すと、その美容師は横取りして思わず口に含めると今までの順調な経営が破滅を見るような状態になってしまった。それは努力に見合った成果を呼び起こせるというボンボンだったのだ。「努力はいつか実るを信じる」
「クッキングツリー」
ぐうたらで怒りん坊のママは2人の子供を放って始終外出する。ある日駄菓子屋の主人がクッキングツリーをプレゼントしに来る。それは「いただきます」と「ごちそうさま」と言うだけで木から美味しい食べ物が出てくる優れ物だった。ママが帰宅するとその木を邪魔者にして一つの身を食べると、翌日人が変わったように優しいママに変わっていた。それはバチが当たり良い人に変身させられたのだ。「自分に甘えを与えない」
「閉店」
この「銭天堂」はお客を選び、お客は不幸を幸に、幸は不幸なる。それはお客次第で勝ち負け・幸不幸が決まる。