@近年「危機管理」「説明責任」など新たな経営者を問う社会問題などが発生している。そんな中で忘れがちなのがリーダーの心構えと行動だと、思う。日本企業の多くは事件事故に対する責任の擦り合いなど上司と部下が逆転している様をよく見る、また経営者自身が詳細をよく理解していな事で説明責任を問われても応答できないなど、「恥」の文化が蔓延っている。孔子の言う経営者でありながら社会規範に欠けた姿は地位があっても水ぼらしく情けない、だ。組織改革と老体の引退はタイミングを見定め実行すべきだ。
『次世代トップリーダーの座標軸』古田英明
「概要」日本には『論語』をはじめとする日本語で学べる古典があり、これらを通して経営の神髄に触れ、真のリーダーに求められる資質や条件を吸収できるというのが、古田の考え方の基本だ。もちろん古典から学ぶにとどまらず、人との出会いから学ぶ、後進を育成する、程合いを見て身を引くなど、日本らしい経営者のスタイルを見直す大切さも説いている。より厳しさを増すであろう次代の日本で、経営者を目指す志の高いビジネスマン必見の書。
ーキーワードは「武士道」「禅」「古典」「論語」
人と会う・出会いの機会を持つ・会うために出向く
本を読む・教養、知識・知恵を蓄える・多種多様な文化・歴史・技術を知る
旅に出る・転職する・非日常生活をする・異文化を観る
ー孔子の言葉「地位にふさわしい知識があっても、仁(思いやり、誠実さ)がなければ、その地位を失う。十分な知識と仁を持っていても、荘(品位、威厳)がなければ、民は敬服しない。知識が十分であり、仁徳があり、品位があったとしても、礼(社会規範)を守らなければ、本当に善い行い、善い仕事とは言えない」
ー経営者の心構え・行動
「人を動かす力」指揮力と統率力・経営者としての洞察力
「組織を育む」リーダーの責任・信頼関係
経営者の最後の仕事は「引き際」を見極める事・後継者にバトンを渡す
ー一斎の生涯
老いても学び続ける「言志楼録」を書いたのは80歳を超えてから
「一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うる事勿れ。只だ一燈を頼め」
伝承する方法「書き物として残す」
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