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世の誘い文句・まずは疑って視る『全員カモ』

2024-10-13 07:40:59 | 人生を「生かす」には
世の中はデタラメで装った情報が氾濫し詐欺に発展している、それが真実だと評価することが難しいからでもある、と言う。「専門家によると」「研究機関によると」など詐欺師は「あらゆる情報を握っている」として最初から疑問を持って自分自身に問うことだ。「なぜ私なのか」「情報は正確なのか」など詐欺師の金を引き出す手口を疑って視ることだ、と言う。中々わかっているがいざとなるといつの間にか騙されている、という現実がある。騙されない為にはまず周りに相談してみる事、ネットで検索、正確さを確認する事などだろうか。
今年の詐欺被害額が70億を超えている、と言う。
『全員カモ』ダニエル・シモンズ
「概要」「見えないゴリラ実験」とは、私たちが動画の中で人がバスケットボールを投げる回数を数えることに集中していると、意外にも画面の中でゴリラの着ぐるみが歩いていてもそれに気づかない、という現象を証明した。「見えないゴリラ実験」(著者ダニエル・シモンズのサイト)
https://youtu.be/vJG698U2Mvo?feature=shared かつてないほど人間の頭脳と判断力があてにならない時代に備える!!いつのまにか巻き込まれる 
ー「合法的かつ効率的に脳がハックされる」
特殊詐欺等の手口に引っ掛かる、絶対に騙されないとお思う人がカモになる」と言う。それは人間の心の働きをうまく利用されているからだ、と言う。
・2つの詐欺手口「ハビット:癖や習慣」(集中、予測、思い込み、効率)と「フック:心に引っ掛かるもの・一貫性・親近性・正確性・有効性」(興味を奪い確認する事なく受け入れること)
ー「ハビット」
・人は目の前にある情報だけに注目すると、それを必要以上に信じる(インフルエンサー)
・騙そうとする者は他のことについては言及しようとしない(例:成功した理由)
嘘ほど真実に見える「人は予想したものを信じる」何かが欠けていると気づくこと
データー偽装は日常茶飯事・インチキな実験結果が通用する世界(不正行為など)
・記憶はあてにならない(時と情報交差で異なる組み合わせを構築する)
・疑う事さえ忘れる(人、データ、資料情報への思い込み、一時の情報操作など)
・適当すぎる考えに傾く(確固たる証拠に基づいた考えでも変わりやすい)
・人への深い信頼から裏切られる(共をどこまで信頼信用するか)
・人はわかりにくいものに金を出す(贋作、偽物、高価な物など)
騙される言い方・答え方
・「適切な調査を実施した」「すでに検証済みです」「専門家のお墨付きです」
・「複数の情報源に基づいている」「厳格で、強固で、透明性の高い・・・」
ー交渉を有利に運ぶ3つの質問
・「他にお話しいただける事はありませんか」(もっと聞かせてほしいと頼む)
・「どんな情報があれば考えが変わりますか」(反対する意見などを聞く)
・「もっと良い選択肢はどれですか」(最善の選択肢をさらに問う)
ー「フック」
・うますぎる話を見抜く方法:(ノイズ・ばらつきを探す)
・ちょっとづつ変えるとわからない(変化が薄らとなる)
・「平均して」と「常に」の違いに気づく
・「親近感」と「真実性・正当性」に気づく(迷ったら知っている方を選ぶ)
・「繰り返すと真実になる」錯覚を起こす
・「新しい見方」・なぜ心当たりがあるのか自問する(知っているだけなのか)
・データ・数値を正しく理解しているか(カムフラージュを解け)
・「世論調査」をどこまで信頼するか
・健康関連の「たちまち健康」など有効成分など出所を確認
・科学とテクノロジーの数値技術への理解



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