@かなり理解するのに難度ある哲学書物だ。人間の過去、現在、未来に対する「不死」に対する考え方だ。人間は「生死」を変えることができない。出来るとしたら生きている間に後悔しないように生き抜くことかと思う。ここにある「自分の持てるものを享受すること」かもしれない。
『不死の講義』スティーブン・ケイブ
ケンブリッジ大学の人気哲学者と旅立つ“知の冒険” 人類の進歩の裏側には、いつも、「死にたくない」「長生きしたい」という願望がありました。「不死」への本能的な願望と人類の知の進化の物語。
ー「不死の4つのシナリオ」
「生き残りのシナリオ」死なずに生き続けること
「蘇りのシナリオ」死んだとしても前と同じ体、それに優る形態で蘇って生き続けること
「霊魂のシナリオ」人が非物質的な霊魂として生き続けること
「遺産のシナリオ」名声や実績、子孫が自分を超える存在として生き続けること
ージグムント・バウマン
「死に打ち勝つという厚かましい夢は、人々を撃ち殺す等悪習に代わることがあまりにも多い」
ー「時間は価値を失う」
「物事の価値はその希少性と関連し、時間を大切にしているからだ」
「辛うじて死から逃れている人は、人生の短さを思い知りその尊さの中に新たな喜びを見つけていることが多い」
「もし無限に時間があれば、選択というものが無意味になる」
「幸福はこの瞬間だけに存在する。過去は既になく、未来は単なる憶測でしかない。もし今あなたが幸福なら、あなたは常にこ往復だ。なぜなら、今しか存在しないかだ」
ー結論
「もし明日死ぬとしても後悔しないように、だが、もし死なないとしてもやはり後悔しないように生きる」
「毎日が今日が人生最後の日になるかのように生きろ」
ー「感謝の念」
「人生の満足度、生気、幸福感、自尊心、楽天主義、希望、共感、援助」
ー「感謝の念の欠如」
「不安、憂鬱、嫉妬、実利主義、孤独』
ーギリシア哲学者エピクテトス
「自分がもたらざるもについて嘆かずに、持てるものを享受する者こそ賢者である」
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