私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

どうでもいい幸せ

2009年06月17日 21時57分38秒 | Weblog

「どういうわけか、忘れられない場面」ってのがありますよね。

いまだに思い出すことがある。

そんなたいしたことでもないのに。

たぶん、匂いがそうさせるんじゃないかな。

そうだ匂いだ。

なんか煙たいにおい。

焚き火の煙みたいな匂い。

夏の暑い日の夜、15歳とか、16歳とか、それくらいの高校生のころ、部屋で一人でオンラインゲーム・ファイナルファンタジーⅪをやっていたとき、香ってきた。

不快ではなかった。

むしろ、幸せな気持ちにさせてくれた。

ちょうどゲームの中でセルビナっていう砂漠の中の小さな町まで行った時だった。

今でも思い出す。

そして幸せな気持ちになる。

あの香りをかぐだけで。

どうでもいいようなことなのに。