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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

クワイエット・フレンド 見えない、ともだち

2020-10-19 23:19:39 | 洋画未公開
WOWOWのジャパンプレミア枠で初OAされたのちに
DVDリリースされた未公開映画、
DVDは表記のタイトルですがWOWOWでのOA時には「ゼット 見えない友達」というタイトルだったようです
で、原題はまんま「Z」
ツイストが後半に向けてあるのが個人的に面白かった
 
空想癖のある友達のいない息子の挙動が段々とおかしくなり、
息子の父母と周りの学校関係のは人々が怪現象に見舞われていくという
定番な設定だとも思えるカナダ製ホラー
でも全然怖いというか、音とかスプラッターで脅すようなおどろしい作品ではない
 
郊外に住むパーソンズ夫妻には8歳の息子ジョシュがいて、ジョシュは普段から家では空想好きな子で、友達らと遊ぶことなく最近はでは“Z”という空想上の友達とよく遊んでいるようだ。
エリザベスはそんなジョッシュの様子を気にしつつも、普段通りの生活を行っていた。しかし、今まで大人しかった彼は学校で暴力をふるい、無期限の停学まで言い渡されてしまった
ジョシュを学校に送り迎えしてくれる唯一のママ友の家で、なんとジョッシュはその家の子っていうか同級生を親たちの前で階段から突き落としてしまう
 
何かジョッシュのは周りでは怪現象が起きていて、大人はそれこそ常識の範囲から抜け出せないでいるから”Z“は子供の戯言だと思って、気にしないものの、“z”だというジョッシュの奇妙な絵から、心配になり、行きつけの精神科医に診てもらう
家では母親が面倒を見ることにするんだけど、何故か“Z”のはおやつとか食事まで作らされる始末
さらにジョシュ曰く“Zは脂肪分2%のミルクしか飲まない”って言い出す始末
 
夫婦の中も精神安定剤を飲ますという母親と、クスリ漬け反対の父親と険悪になって言ったりとしてきて
これはいよいよ、本当に“Z”がいるんじゃないか、そしてその“Z”が息子に何かをやらせているんではないかってこっちもそう見えてくるんです
っていうかちょっとだけ“Z”の実態も画面では登場しますが、それはほんのちょちょだけ
 
とにかく、“見えない友達”だけありきで物語は進行していくんですが
ある日偶然に、死んだ母親のは形見整理してたら、母親の子供時代に撮りだめていたvideoを見つけて、ってvideoはなんとVHSですよ
それをプレイヤーにかけて、って未だvideo再生するプレイヤーがあるっていうのはうらまやしい
個人的に私もVHSとDVDのコンポーネントを一台持ってますが
壊さないようにたまに電源入れてますが、普通にある家庭って
まぁそれでないとおはなしはすづみませんですね
 
で、何気に懐かしく見ていた母親の目と耳に突然
幼少期の自分が何気に“Z”の名前を呼んでるシーンを発見!っていうか、
そもそも息子が”Z“を見るようになったのは、どうやら自分に原因があったらしい
母親も、封印していた過去の記憶が、どんどん思い出されるわけですよ
そうなんですね前半死期が迫っている母親の母を看病しながら一緒に暮らしてるとか、
母親には未婚の妹がいて、その妹がなかなかばあちゃんに会いに来ないっていうか、此の家に来ないなんていう、家族の問題なんかも、ある意味伏線になっていたようで
実は精神科医までもが自分が幼少期の“Z”に関わっていたことまで判明し・・・
 
結果家族の中から犠牲者が出るんです、って・・・後半母親がヒロインになってるので自ずと誰が犠牲者かって・・・ぼかしてもわかっちゃいますよね(汗
 
母親が生み出した怪物なのか、この家族につきまっとって来ていた怪物なのかは
よくわかりませんが
この家系に“Z”はこれからもずっとつきまとうなって言う終わり方でした。
 
2019年製作、カナダ映画 
ブランドン・クリステンセン脚本・監督作品
出演:キーガン・コナー・トレイシー、ジェット・クライン、ショーン・ロジャーソン、サラ・カニング
 
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ウォール 絶体絶命

2020-10-19 17:30:42 | 洋画未公開
@エンターテインメントさんの配給作品でしたねぇ、ある意味嫌な予感はあったんですけど・・・
ジャケットには
“敵兵から身を隠せるのは1枚の壁”
“3日間生き延びろ”
“見つかれば即死”
“音を立てるな”
“食糧なし”
って言った扇情的な惹句が縦に横に書き連なれているからね
ジャケット借りの私には、もう無条件でセットレンタルに組み込む要素しかない映画
さらに“緊迫の93分間!”って敢えて映画尺全部が緊張感で作られてるような感じでしたが
 
2006年に起きた”レバノン侵攻“をモチーフに作られたフィクションです
レバノンのシーア派武力組織”ヒズボラ“とイスラエル国防軍のほんの2ヶ月程度の短い戦闘期間だった戦争ですが
その戦争に国連が介入し、一日の停戦が締結されたその日
レバノンのとある村にマルワンは父を救い出そうとクルマを走らせてやってくると
村は空爆を受けててほとんど村は壊滅しており、村中探すが父は見つからず、
知り合いの長老の家を訪ねると
そこにいたのは長老と父の友人だった、父の行方は知らないと言われ
逃げたのかもと帰ろうとすると
なんと乗って来たクルマにキー差し込んだままだったようで
 
なんと彼の目前で子供数人連れた母親に逃亡の手段として盗まれて
帰る手段を失い、さらに携帯の電池もなくなり、通信手段もうしなって
妻と連絡つかなくなり
しかたなく長老の空爆を逃れた家で過ごしていると
停戦破りなのか空爆が始まり、さらに逃れててきた夫婦との5人が
長老の家でイスラエル軍の偵察部隊から隠れて息を潜めていた
見つかれば即射殺される恐怖の中、5人は狭い家の中で隠れ、音を出さないよう息をひそめる

ってイスラエル軍の姿は画面には出て来ません、偵察隊の声のみですが
家って言ったら偵察隊は一軒一軒確認するはずですが
何故かこの長老のの家には捜索にもこない
シルエットで窓の外を歩く敵兵が見えるんですが
敵兵の存在を家の屋根の上、外壁のすぐ向こうに感じる5人の緊張感
ってそんなものは伝わってきませんが・・・だって中に入って確認しないなんてありえないだろう
 
そしていきなり扉が開いてみんな死んだふり
入って来たのは軍用犬
死体に化けた5人を執拗に嗅ぎ回るものの吠えもしなければ噛みつきもうしない
これって絶対あり得へんやろ、生きてるか死んでるか軍用犬ならわからないはずはないのですが
かろうじて犬から解放されて・・・んな馬鹿なって言ったようなプロットでしたが
水も食料もない中、5人はたった1枚の家の四方と天井の壁を頼りに、命がけの3日間を過ごす・・・
 
って歳後にこんん中の一人は撃たれて死にますが
マルワンは生き残り、奥さんは連絡ないもんだからベイルートから海外に一人で疎開しちゃうんですね
緊張感もののなんもなく、隠れてる5人が状況も分からずただただ隙間から外を覗き
家に立てこもってると言うワンシチュエーションな会話劇でした

2019年製作、フランス・レバノン合作映画
アフマド・ホッシン脚本・監督作品
出演:カラーム・ホッシン、アデル・シャヒン、ブートロス・ロハナ、イサム・ボ・ハレ、サハール・ミンカラ
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