WOWOWのジャパンプレミア枠で初OAされたのちに
DVDリリースされた未公開映画、
DVDは表記のタイトルですがWOWOWでのOA時には「ゼット 見えない友達」というタイトルだったようです
で、原題はまんま「Z」
ツイストが後半に向けてあるのが個人的に面白かった
空想癖のある友達のいない息子の挙動が段々とおかしくなり、
息子の父母と周りの学校関係のは人々が怪現象に見舞われていくという
定番な設定だとも思えるカナダ製ホラー
でも全然怖いというか、音とかスプラッターで脅すようなおどろしい作品ではない
郊外に住むパーソンズ夫妻には8歳の息子ジョシュがいて、ジョシュは普段から家では空想好きな子で、友達らと遊ぶことなく最近はでは“Z”という空想上の友達とよく遊んでいるようだ。
エリザベスはそんなジョッシュの様子を気にしつつも、普段通りの生活を行っていた。しかし、今まで大人しかった彼は学校で暴力をふるい、無期限の停学まで言い渡されてしまった
エリザベスはそんなジョッシュの様子を気にしつつも、普段通りの生活を行っていた。しかし、今まで大人しかった彼は学校で暴力をふるい、無期限の停学まで言い渡されてしまった
ジョシュを学校に送り迎えしてくれる唯一のママ友の家で、なんとジョッシュはその家の子っていうか同級生を親たちの前で階段から突き落としてしまう
何かジョッシュのは周りでは怪現象が起きていて、大人はそれこそ常識の範囲から抜け出せないでいるから”Z“は子供の戯言だと思って、気にしないものの、“z”だというジョッシュの奇妙な絵から、心配になり、行きつけの精神科医に診てもらう
家では母親が面倒を見ることにするんだけど、何故か“Z”のはおやつとか食事まで作らされる始末
さらにジョシュ曰く“Zは脂肪分2%のミルクしか飲まない”って言い出す始末
夫婦の中も精神安定剤を飲ますという母親と、クスリ漬け反対の父親と険悪になって言ったりとしてきて
これはいよいよ、本当に“Z”がいるんじゃないか、そしてその“Z”が息子に何かをやらせているんではないかってこっちもそう見えてくるんです
っていうかちょっとだけ“Z”の実態も画面では登場しますが、それはほんのちょちょだけ
とにかく、“見えない友達”だけありきで物語は進行していくんですが
ある日偶然に、死んだ母親のは形見整理してたら、母親の子供時代に撮りだめていたvideoを見つけて、ってvideoはなんとVHSですよ
それをプレイヤーにかけて、って未だvideo再生するプレイヤーがあるっていうのはうらまやしい
個人的に私もVHSとDVDのコンポーネントを一台持ってますが
壊さないようにたまに電源入れてますが、普通にある家庭って
まぁそれでないとおはなしはすづみませんですね
で、何気に懐かしく見ていた母親の目と耳に突然
幼少期の自分が何気に“Z”の名前を呼んでるシーンを発見!っていうか、
そもそも息子が”Z“を見るようになったのは、どうやら自分に原因があったらしい
母親も、封印していた過去の記憶が、どんどん思い出されるわけですよ
そうなんですね前半死期が迫っている母親の母を看病しながら一緒に暮らしてるとか、
母親には未婚の妹がいて、その妹がなかなかばあちゃんに会いに来ないっていうか、此の家に来ないなんていう、家族の問題なんかも、ある意味伏線になっていたようで
実は精神科医までもが自分が幼少期の“Z”に関わっていたことまで判明し・・・
結果家族の中から犠牲者が出るんです、って・・・後半母親がヒロインになってるので自ずと誰が犠牲者かって・・・ぼかしてもわかっちゃいますよね(汗
母親が生み出した怪物なのか、この家族につきまっとって来ていた怪物なのかは
よくわかりませんが
この家系に“Z”はこれからもずっとつきまとうなって言う終わり方でした。
2019年製作、カナダ映画
ブランドン・クリステンセン脚本・監督作品
出演:キーガン・コナー・トレイシー、ジェット・クライン、ショーン・ロジャーソン、サラ・カニング
