私はジャケット借りですから
こんな派手なジャケットと、剣戟アクションファンタジーに思ってセットレンタルの一本に加えてきましたが
見たら画面は暗いし、なんとあのエクスカリバーのキングアーサー物語だったんですが・・・
WOWOWのジャパンプレミアで初OAされた後、DVDスルーされた未公開作品
「ザ・キングダム 伝説の騎士と魔法の王国」とあの日本の人気漫画に寄せた邦題ではありますが
原題は「Arthur & Merlin: Knights of Camelot」ですからキングアーサーがエクスカリバー効果でキャメロットを治め
円卓の騎士たちと王国を築いた後日譚
それも森で魔法使いに捕らえられていた美女を剣豪ランスロットと共に助け出し息子モルドレッドには母親が必要と王妃に迎え入れたものの
ローマの侵攻を防ぐためにフランスに遠征してる間に
息子モルドレッドはグィネヴィアを妻にして、そうつまり王妃を娶ることで
王国を支配して、さらにキャメロットを狙うサクソンと手を結ぼうとむほんを企てるが
キングアーサーはいっこうにキャメロットに帰還しようとしません
そんな息子の行為はさらに魔法使いに父親暗殺遠依頼するものの失敗
そこでようやっとアーサーも帰還を選びモルドレッド残って婚姻を阻止しようとするが
アーサーの先導には魔法使いマーリンが務めて
そうキングアーサーと後妻と息子との三角関係を映画にした作品でしたが
実際には土壇場でなんとランスロットがグィネヴィアと恋仲であって
というまさかの四角関係だったようですが・・・
って女一人を巡って親子友人との多角関係映画にしては
実に映像的にもお話も実に辛気くさい映画
っていうか画面も暗く、見方によってはみんな髭面で、誰が誰だかわからんような場面もしばしば・・・
こちらとら日本人は映画で馴染みであろう“アーサー王のエクスカリバー伝説”くらいしかしらないけど
英国人は息子とアーサーとグィネヴィアの三角関係のお話までは周知のようですねぇ
そんな三角関係をモチーフにしたイギリス製映画でしたが、まさか最後にランスロットがグィネヴィアをさらっていっちゃうとは
ここは実に目から鱗でありましたねぇ
2020年製作、イギリス映画
ギルス・アルダーソン監督作品
出演:リチャード・ショート、リチャード・ブレイク、ティム・フェリンガム、ステラ・ストッカー、ジョエル・フィルモア、ジェニファー・マター
