MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

デルタフォース

2021-08-05 23:22:55 | 洋画未公開
WOWOWのジャパンプレミア枠でOAされたときには「アルティメット・コマンドー CIA VS デルタフォース」というかタイトルでしたが
それが未公開作品としてこの8月にDVDスルーされた時には「デルタフォース」というかDVDタイトルになったもんだから
見終わって調べたらそりゃそうだ「デルタフォース」ってチャック・ノリス作品が大量に出てくるのね
 
でコチラはB級アクション作品で主演をかなり務めているライアン・フリップのワンマン、ワンシュツエーション作品でしたねぇ
彼自身製作も兼ねていたようですね
息子と夏休みを過ごすために大学の寮に迎えに行った現役デルタフォースのヴィック隊長
大学に着くと、いわゆる銃規制法案の修正第二条の可否を決めるために最高裁判事の娘エリンを誘拐し判事に修正を思いとどまれせようと
CIA長官が殺し屋軍団を雇って
最高裁判事の娘を誘拐しようようとする武装集団と遭遇してしまい
 
最高裁判事の娘と自分の息子の二人を庇いながら徒手空拳から敵の武器を奪いつつ
二人を庇って貴軍奮闘するお父さんの姿を描いたアクション映画
そこは母を父の軍事行動の余波で失ってから疎遠になっていた親子関係でしたが
命の危機を迎えて、かつて銃の撃ち方や格闘技を教わっていた青年はこれまた普通の大学生ではないので
 
父親と別行動とっててもそれなりに敵とやりあえるのはこう言った映画のお約束
っていうかライアン・フィリップさんってちょっとハンサム童顔ですので
大学生のお父さんに見えないし
息子役の青年がちょっとむさくて老け顔だったのでおやこかん全くゼロな作品ですよね
 
でもってまさか大学でこんな攻防戦演じてるって知らないから
CIA長官は最高裁判事に判決の修正を迫るわけでして
ってことでアクション映画の原題が修正第二条を示す「The 2nd」
何がセカンドやって見てたんですが、見てるうちに原題の意味がわかりましたが・・・
 
TVタイトルは過保護ならぬ過親切だし
DVDタイトルは過去の名作○パクって言う実に可哀想な作品でした
 
最終的に最高裁判事と結託してCIA長官の野望を打ち砕くものの
CIA長官は謎の殺し屋集団のボスに殺されてしまうのね
確かにCIA VSデルタフォースですが殺し屋集団自体CIAでもなんでもないのがねぇ
こう言った映画のお決まりで息子と判事の娘は恋仲に・・・
って言う完全定番作品でした。
 
2020年製作、アメリカ映画
ブライアン・スキーバ監督作品
出演:ライアン・フィリップ、サミーラ・アームストロング、キャスパー・ヴァン・ディーン、ウィリアム・カット、リチャード・バージ、ウィリアム・マクナマラ、ジェニファー・ウェンガー
 
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クライシス

2021-08-05 17:37:56 | 洋画未公開
事実を元にした作品だそうで、現実“オピオイド”と言われる鎮痛剤の持ってる依存性中毒を告発してるアメリカ映画です
ゲイリー・オールドマン演じるタイロン・ブロワー博士は、デトロイトの私立大学で、製薬会社からの新薬テストを請け負うことで実験室への融資を受けていた。
ある日、大手製薬会社のフェンタニルという依存性のない鎮痛剤のマウス実験の結果が、強い依存性を示しマウス全てがそれによって10日以内に死ぬという結果を得たが、それを報告すると開発製薬会社は高額の研究室への融資をするから守秘義務契約書にサインしろと言って来る
エンドクレジットで知ったんですが、ゲイリー・オルドマンが製作を兼ねていたんですね
社会派アクション映画です

そっちのアクションを担当するのがアーミー・ハーマー演じるDEA潜入捜査官ジェイク・ケリー、カナダのオピオイド密輸組織に潜入し、組織のボスマザーを逮捕しようとミシェル・ロドリゲスチーム長の職員と組織壊滅しようとしているのだが、なかなか捜査が思うように捗らないが、なんとかボスとは繋がってる状態

エヴァンジェリン・リリー演じるシングルマザークレア・ライマンは、処方されたオピオイドの依存症になっておりまして、抜け出そうとしている中で、一人高息子がこのオピオイド絡みで殺害され、警察が事故処理しちゃっていて調べてくれないので独自に探偵を雇って息子の死の真相を探り出す。

ってことでこの三人が、全く違う立場でありながら、オピオイドに影響を受けておりつまりこれら三人はクライマックスに向かって同調していくストーリーなんだと思わせといて
ゲイリー・オルドマンだけはクロスしないんですね

一人一人のエピソードが入れ替わり入れ替わりとブツ切りで紡がれていくプロットですから、ある意味ストーリー的に繋がっていかないから実に散漫な作風なっている
なあという印象でした

一番怖かったのはタイロン・ブロワー博士の話で、大手製薬会社は大学などのラボに新薬のテストを頼んでいるけど、都合の悪い結果が出る金やコネを使い
自社に都合の悪い実験結果を隠蔽するという資本主義の根幹が人命軽視のもみ消し体質に腐心するためには
博士の過去まで洗い出し社会から抹殺していこうとするとこが生々しく面白いけど怖いし
事実を元にしてるんで実質殺し屋雇って抹殺なんていう単純なことでなく
人間として社会から抹殺しちゃうとこですよね

しかも博士は、それでもFDA(食品医薬品局)に告発する。だけどFDAの諮問会議でも金がバラまかれているのか何一つ発言させてもらえず、一歩的に承認で会議は終わるし、自分の告発を請け負ってくれたFDAの職員は異動させられると
企業倫理も何もない世界
結局は金と権力の世界なんだなあって思わせられる

アーミー・ハマーとエヴァンジェリン・リリーの話は後半絡んでくるんだけど、こちらの話はある意味いろんな映画でも見られるような展開
そしてそんな素人がどうして麻薬組織のボスに近づけるのかっていうくらい
有能な姿を現さない私立探偵って・・・
そしてDEAとの囮り取引でのDEAと麻薬組織との銃撃戦は映画的な娯楽要素として脚色されているんでしょうね
あまりにも簡単に麻薬ボスのマザーを射殺しちゃうエヴァンジェリン・リリーって普通のお母ちゃんですよね
それを助けて仲間内の揉め合いと偽装工作するアーミー・ハマー
ここいら完全にフィクションでしょうっていう感じで映画としての体裁を繕っていたような・・・

結局依存性のあるオピオイドは認可されて、現アメリカで処方されてる鎮痛剤のようですが
この薬品での死亡率がスーパーで示されていましたが・・・
 
2021年製作、アメリカ映画
ニコラス・ジャレッキー脚本・監督作品、ゲイリー・オールドマン製作・出演
出演:アーミー・ハマー、エヴァンジェリン・リリー、グレッグ・キニア、ミシェル・ロドリゲス、ルーク・エヴァンス、リリー=ローズ・デップ、キッド・カディ、
トニ・ガーン、サム・ワーシントン
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