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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

クィーン&スリム

2021-08-14 23:00:35 | 洋画未公開
トランプ政権化でアメリカは二つの分断が顕在化しました
まずは富裕層と貧困層、そして根強くあるにはあったもののオバマ政権下でなりを潜めていた人種差別
特にトランプ政権下での人種差別が激しく顕在化して、ある意味国家権力でもある白人警察官の黒人に対する差別は
黒人の命なんて存在しないかの如くでして
警察官が黒人逮捕の際に射殺しただの、こんな極東の国にまで毎日のように伝わってくる
 
そんな黒人への警察官の言われなき迫害から始まる
現代アメリカの持ってる病巣を描いた作品だったんですね
マッチングアプリで知り合い、初デート終わりクィーンを家に送っていく途中で
白人警官に車を止められ、いろいろ難癖をつけられるスリム
見かねて弁護士であるクィーンが法律用語使って高飛車に出てくるから
警官に撃たれるクィーン
それに怒ったスリムは警官を倒して相手残り拳銃でつい警官を射殺してしまう
 
内容的に現代アメリカの抱えてる問題にメスを入れてきたような出だしですが
今じゃ警官の防弾直帰にボディカメラ、そしてパトカーには車載カメラとついてますから
この一部始終は録画されてて・・・
ある意味冷静に言えば一方的に警官が悪いんですが、黒人であると言う引け目からか
クィーンとスリムは逃亡の道を選びます
って事で2時間13分、このクィーンとスリムの逃亡劇を追った作品
あくまで映画における第三者的視線はこの逃亡する二人にもフォーカスされていきます
 
逃げる二人にさほど残り危機感があるようなないような
ガソリンが無くなったり、どこに逃げるとか、何せ今日初めて会った二人ですから
チグハグな会話で終始しての逃亡劇
知り合いだの身内だのとクィーンの人脈を頼って逃亡つづけていく
そんな中でお互いを知り合って
最終的には体を重ねてしまう二人だったりもするんですが
 
途中出会した保安官が放置プレイだったり
クルマ修理工場のティーンエージャーの息子がこの二人に感化されて
黒人として二人の開放でもに参加した挙句警官殿睨みあいの中で
黒人警官を射殺してしまったりとするんですが
アメリカの現代を活写しつつフィクションとして作っている作品なんですから
 
大抵は2人に味方するものの、最後にキューバに逃げるヒコーキ遠手配してくれる黒人には
賞金二人分の50万ドルに負けて警察に売られてしまうんですね
ここまでなんとか人人に助けられてきたものの
そうなんです取締る側の警官、それも黒人の警官に助けられるんですが
最後の最後でお金で転ぶ黒人もいると言う現代社会の側面をしっかりと描いている割には
どこかなんとなく物足りなさを感じ得ない作品でもありました。
こう言う作品は日本では公開されないんですね
 
2019年製作、アメリカ映画
ダニエル・カルーヤ出演・製作、
メリナ・マトソウカス監督作品
出演:ジョディー・ターナー・スミス、ボキーム・ウッドバイン、クロエ・セヴィニー、フリー、スターギル・シンプソン
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監禁逃亡 禁断の陵辱

2021-08-14 17:59:18 | Vシネマ
一応オルスタックから再リリースされたこの「監禁逃亡」シリーズの三作目
どうやら1、2作で主演されてた葉山レイコさんが主役から外れて
当時の人気女優さんがヒロインを務めていく作風に変わっていくターニングがこの作品だったようですが
この作品では私のよく知らない吉岡ちひろと言う女優さんでしたが

この作品では、ほとんど存在感が全く感じられなくて
 
助演の竹井みどりさんに完全に喰われていましたねぇ
って竹井さんは喰う積もってりは全くなかったんでしょうが
そこはここまでに積んでこられたキャリアの相違ですよね
多分武井さんは助演ノラ立場で演じられてても、キャラクターから発揮されるオーラというか演技経験から
濡れ場にしてもその経験豊富さから
あんま乳首が見えなくてもしっかりとしたエロさが伝わってきてて・・・

 
竹井みどりさん演じる精神科医沙織は、患者である男を使って、ある男への復讐を企てていた。
患者が夢で見るという少女をレイプする姿、その夢と同じ状況に、その男の愛娘と患者を放り込み、患者に愛娘を殺害させようというのだ。
そのためには患者と寝ることも厭わずに着々と患者を夢の通りの行動へ誘導していくのだが・・・
 
ちょっと見善人のお父さんの役だと思って見ていた寺田農さん
やはり好好爺の役はやらせてもらえないのね
全て時間をかけて悠長に計画立てた竹井みどりさんでしたが
愛人の娘役の吉岡ちひろがこれまた己の肉体を利用して竹井に作られた精神病の男を自分の肉体で立ち直らせてしまうしたたかさをも持ってる女
 
二人の女の肉体によって病にさせられ、病から立ち直されて
こんなに都合よくいくもんですかねぇ
っていうか版が旧版でデジタルリマスターしてないからか
ボヤッとした画像とくっきりとした画像とが共存してる作品でしたが
なんと池田敏春さんにしてはそんな映像と相まってか、実にキレの悪い作品でした

切り口の違う記事はコチラ
 
1994年製作、日本Vシネマ、JHV作品
池田敏春監督作品
出演:吉岡ちひろ、竹井みどり、細川充、大城英司、寺田農
 
1.「監禁逃亡
 
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