日活の71年製作の作品ですか
“夜の最前線"シリーズの第三弾っても、調べたら69年に和田浩二さん主演ですか2本作られて
日活の屋台骨が傾いてから三作目が他社発注の日活配給ではなく
なんと
こちらは屋台骨ではなくて

本屋自体が壊れてしまった大映さんと
公開を一本ずつにと
お互いの製作本数減らしや、直営館売却で凌ごうって政策から
お互い一本ずつ二社番線に載せていった時に作られた作品
未パッケージ作品ということからでしょうか、CSの衛星劇場での8月の幻の“蔵出し映画館”でOAされた
ある意味貴重な作品とも言える
こんな機会じゃないとミニシアターでもかかりそうもない作品
だって主演は岡崎二朗と郷鍈治の二枚看板ですからねぇ
日活でもBムービー作品でしょう
なのにワンシーン、ワンセリフで藤竜也、梶芽衣子、南廣を出演させてるんですよね
この時代一本10万円からぜってぇアップしてる梶芽衣子さんのラストシーンで締めてるしねぇ沢たまきさんには歌二曲歌わせてるし
ヒロインは日活の女優さんではなくて東映から桑原幸子さんをレンタルして来てるし
ほんとお金大丈夫だったんでしょうか
って見てて心配になってしまうような作品だし
内容的には夜の盛り場では2人の若者女の肉体をうりものにした
一応おっぱいは見せるものの中途半端なエロチックアクション作品
東映のスケバンをオマージュしたのか
ロマンポルノに移行する以前の相川圭子さんを劇中で丸坊主頭にさせたりと
もうやりたい放題
でもちっとも面白くないのはなぜだろう
演技的にまだ円熟してなかったんでしょうね郷鍈治さんの演技が実に硬い
日活がロマンポルノに移行して東映にその活路を見出してからの郷鍈治の演技には吹っ切れたとこが色気になっているんですが
この時代の郷鍈治は実に何を演っても硬いんですよね
若水ヤエ子、大泉滉、由利徹にしても東映作品に見られるような柔らかさが感じられないのはなんでだろう
桑原幸子さんにしても脱ぎっぷりからして中途半端なんだよね
これじゃ桑原幸子をキャスティングした意味がないんだよね
まぁ当時の風族映画としては女の特出しストリップ、偽装売春組織の実態、裸にされた女へのサディスティックなリンチなどの演出は随所に入れているんだけど
これまた自社での表現規制をかけているから
全部面白くないんだよね
ゲスト出演させてる藤竜也、梶芽衣子、沢たまきの完全な無駄遣い作品
ゲスト出演させてる藤竜也、梶芽衣子、沢たまきの完全な無駄遣い作品
血液型の関係からシリーズ前二作品もできれば見てみたいなぁ
1971年製作、日本映画、日活作品、ダイニチ映配配給作品
井田探監督作品
出演:岡崎二朗、郷鍈治、桑原幸子、深江章喜、牧まさみ、中庸子、森みどり、原田千枝子、葵三代、相川圭子、高橋明、若水ヤエ子、大泉滉、由利徹、藤竜也、梶芽衣子、南廣、沢たまき

井田探監督作品
出演:岡崎二朗、郷鍈治、桑原幸子、深江章喜、牧まさみ、中庸子、森みどり、原田千枝子、葵三代、相川圭子、高橋明、若水ヤエ子、大泉滉、由利徹、藤竜也、梶芽衣子、南廣、沢たまき
