日本統一37

さて、前作「日本統一36 」で大方、亡き大宮の叔父貴が遺した姉弟達が今回のシャブ事件に関わっているのは明らかな様相を示してくれているんですが
それを何となく分かっていながらも姉弟を匿おうとする三上の叔父貴の行動が余計お話をこんがらかしていく展開で

氷室は叔父貴三上に殴られて入院、田村は彼らを追う中国マフィアのプロレスラーに落とされてこれまた入院と言う

俠和会遠動かしてる二人が1ヶ月動けないと言う情報が菊村に入り

丸神の本部長沖田を動かそうとするが全く動こうとしない沖田を排除しようと

海部の代貸遠動かして沖田から一億ださせて中国マフィアからシャブを購入しようと画策するが

 

中国マフィアはマフィアで姉弟を追っていたのは

その一億にあたるシャブを横取りされていたんであるものの

氷室たちはそこまでを見透かして迫力がいなかった
性格的にもどうにもスッキリしない姉ので行動

自ら大宮の命を奪った贖罪もあって三上は二人をフィリピン日本にがそうとするが
結局隠していた場所もわかるし、シャブヲ横取りしたのも姉一人ので行動であり、

警察に弟をチクったのも彼女の仕業で

結局泥水すすって生きて来たことから自分一人しか信じられず

中国マフィアはおとうとを掴まえて姉の居所を吐かせ

氷室たちもかくし場所を確定して向かうものの中国マフィアによって姉は射殺され

中国マフィアは氷室たちによって全滅させられる

 

征矢学も特訓を重ねた田村たちによって倒されてしまいます

ロシアの格闘術システマので特訓よりも銃で撃った方が早いのに重を持たない丸腰の相手には銃を使わない田村さんの俠気が素晴らしいものの

大宮の忘形見は悲しい結果に終わりますが弟だけでも生き残ったのは不幸中の幸いだったのか

ついでにみなみ姐さんから疑われていた川谷会長の不倫騒動は一応で解決しましたが・・・

そんなことより丸神が菊村が兄弟の海部を動かして沖田を嵌めたことが露見して
丸神会ではクーデターを菊村が失敗し、彼を破門することで内部分裂回避
菊村は裏に潜り、辰巳を支援するからと言い残して丸神を去っていく

菊村・辰巳の狂犬コンビが今後菊村にたがが外れてエスカレートしていくんでしょうね

そんな波乱の今後の予想を裏付けるように海部と北陸のでシマを分け合ってる北陸支部長の神村が本作のラストで何者かに襲撃され、生死が不明です・・・

 

来月日本映画専門チャンネルでの「日本統一」の新作OAは予定されていません

DVD新作リリースに残り10本と迫って来ちゃってますから暫しお休みになるのかと・・・
この機会にDVDリリースに合わせるように詰めていくのもアリでしょうかねぇ

 

2020年製作、日本Vシネマ、スターコーポレーション作品
辻裕之監督作品
出演：本宮泰風、山口祥行、小沢仁志、舘昌美、北代高士、中澤達也、本田広登、川崎健太、小手山雅、山崎直樹、飛鳥凛、八代みなせ、長原成樹、塚本耕司、征矢学、軍司眞人、吉沢眞人、中原和宏、重松隆志、武田幸三、結城貴史、高杉亘、古井榮一、小沢和義

ザラタン 大海の怪物

中国映画ですが、ジャケットの惹句には“「アバター」「猿の惑星」のVFXスタッフが放つ・・・”って書いてあるし

ジャケットの怪物画像も蜘蛛ですよね

”ZARATAN“って”海亀“とか“蟹”って言う意味ですよね

中国タイトルは漢字でもよくわかんないンだけど映像見ても英題では「MAD SPIDER SEA」って蜘蛛ですよね

本編でも、完全に蜘蛛のCGでした

 

しかし、なんだこの陰気な映画は

って言うのも主人公のジエは5年前は有能な海難救助隊委員でして

難破した貨物船から乗組員を救助するものの

船長がガンとして下船しないと言い張る

もう直ぐ船は沈没するから降りろと言うが船長は船と一緒に運命を共にすることを選ぶ

まぁ船長としては見習うべき船長の姿であるんですが・・・
ジェは船長を助けたいものの

救助隊長に船長を置いて退避する命令を受けるが、どうしても助けたくて

隊長と押し問答してるとこにマストが折れて来て隊長は海の藻屑に・・・

 

この救助にあたってる時にジェのは妻は難産で娘を産み落として彼女は命を落としてしまい

一度に二人の命を失ったことでPTSDになって救助隊を退き

抜け殻状態で一人娘とプー太郎暮ししてきたが

金に困って義父に頼り漁船に漁師として乗船するものの

 

彼の過去を知ってる漁船員たちは彼に敵意の目を向けており

漁船での人間関係の葛藤とかで暴力とか村八分的な排除を受けている漁船内での

人間ドラマに、さらに嵐だったりどこから難破して来たお姉ちゃんまで乗っかってくる

って彼女とんでもなんですがねぇ

そんなこんなで108分の尺の60分以上を使用してて

なかなかメインの怪物が出てこないんです

 

船内は暗いし、これまた人間関係もギスギスしてるし

いよいよ蜘蛛のお化けが登場してきて

って結局はあのお姉ちゃんと共に嵐に紛れて船内に侵入して漁船員を倒していくし

神出鬼没な怪物が船員をつぎつ倒していく

ようやっと船長共々海に落としてジェが怪物をやっつけるって言うメインのお話に

しかし、ここまでみってくるのにナゲェーよ

 

主人公が陰気な精神的弱者であるんですが、怪物との戦いによってPTSDを克服できたって言いたかったようですが

あまりに人間同士の諍い描写が長すぎて・・・
怪物出てくるまで2、3回オチそうになった映画でしたし

中国映画って結局はプロパガンダになるんですよね

 

2020年製作、中国映画（日本未公開作品）

ジョー・チェン共同脚本・監督作品

出演：サニー・ワン、アリス・クー、レクセン・チェン、リー・カンション