何日か前に見たガイ・リッチーの「キャッシュトラック」の前に撮ってた作品
日本での公開は今年だけども
2019年製作のイギリス映画
原題も邦題も「the Gentlemen」ですが、実はギャングのお話
って事である意味パラドックスだったタイトルなんでしょうね
ギャングのボスであるマシュー・マコノヒーが実にカッコいいけど
仕方なく借りを返すために裏仕事を的確にこなす不良少年を更生させるためにボクシングジムを開いてるコリン・ファレルがいっちゃんカッコよかったかなぁ
っていうかオープニングからもう
これはギャングアクション映画なのかいって思わせるような会話劇で話が進んでいくために
前半はちょい下品な下ネタもあきてくるとちょっと寝オチしそうになる作品ですが
オチずに我慢してると後半の展開っていうか
会話劇部分でこんがらがった謎というか展開が黒雲が曇っていたのがスーッて真っ青な青空になるように晴れていく爽快感が実に素敵な映画です
前半の会話劇がいつのまに全員が相手の裏というか、マウントを取ろうとして
齷齪していたのがまるでバカみたいにその欲望野望が死と共に剥がされていく爽快感がたまりませんが
このアクションでのネタばらしシーンでいっちゃんカッコ良かったのはギャングのボスを演じてるマコノヒーの妻ロザリンドを演じてるミシェル・ドッカリーですよね
まさかの二連拳銃デリンジャーがここで役立つとは思わんかった
中国マフィアの親分のリバースシーンはちょっと過剰気味でしたが
チャイナマフィアの若手がマフィアを牛耳ろうッテいう野望もいい意味でアリですが
完璧に潰されて氷漬けにされてしまうとは・・・
マコノヒーのいわゆる大麻の農園が襲撃され
その関係から農園が売り出されると言う噂が、暗黒街に流れて先のチャイニーズとか、ロシアンマフィアが暗躍し、さらにユダヤ人のお金持ちに三流ゴシップ紙の社長とか
銭に群がる連中が欲望と野望に右往左往しつつ自分がマウント取ろうとするのを
へっぽこ?探偵とマコノヒーの右腕が一つ一つつぶしていくわけですが
農園を襲ったチンピラたちの責任を取って、彼らの代わりに手助けするコリン・ファレルの何気ない物腰でありつつもその誠実な態度が実にいい
木下工務店がそのグループ事業の一環として映画製作や配給に力入れてますが
木下グループの作品であるkinofilms作品にはハズレがないようですね
映画部門の人の目は確かですねぇ
2019年製作、イギリス映画
ガイ・リッチー脚本・監督作品
出演:マシュー・マコノヒー、チャーリー・ハナム、ミシェル・ドッカリー、ジェレミー・ストロング、コリン・ファレル、ヘンリー・ゴールディング、ヒュー・グラント、ジェイソン・ウォン、クリス・エバンジェルー、エリオット・サムナー
