本5日より、10月の新作のフライングリリースラッシュです
そんな中でいっちゃんみたかったのがこの「アオラレ」
日本でも煽り運転で人が死んだりと最近ニュースでもこの煽り運転の問題が数多起こってて
刑法も改正されたりしてますが
日本だけの問題ではないようでアメリカっていうか世界的にも煽り運転は問題になってるようで
映画の題材にはもってこいのワンシチュエーションですが
車の走行だけで母プロットとして広げようがないなぁ
ってことでクライマックスではクルマを降りて普通に住宅で行われます
煽り運転といってもいいのか、トラックに追われる映画として1971年にスピルバーグは「激突!」と言う煽り運転の恐怖を描いた作品をモノしてらっしゃり
誰でも運転する人はひょんなことで煽りを受けたりした経験は多少はあるでしょうが
今までさほど問題にならなかったには
あおる方もそれなりに節度をって言うのもおかしいが、頭から血が引けばすぐに収まってきていたんですが
ここんとこ煽りが問題視されてるのは、世界的に貧富というか人間同士の格差が広がり
その格差から逃れられないもどかしさが、こんなことで鬱々たる思いを解消しているのでしょうね
でもってこんなに表面化してきてるんでしょう
人がぎすぎすしすぎでしょう
そのギスギスが運転だけでなく、歩行中や通勤の満員電車の中で喧嘩が日常茶飯事になっていっちゃうのかなぁ
それはイヤだなぁ
この煽りはフィクションの映画の世界では実に面白いシノップスになるのがねぇ
だから映画としては実にスリリングで思ってたより面白かった
ってのも煽る方が、なんとガタイのいいラッセル・クロウであり、彼に追いかけられるのがひ弱な女性って言うのもこれまたパターンとしての
面白い要素でもあるんですよね
ラッセル・クロウのサイコパスぶりをオープニングでしっかりとみせといて
ラッセル・クロウのサイコパスぶりをオープニングでしっかりとみせといて
結構派手なイカれ方に追いかけられる普通の人、まさにどう逃げ切るのか、だって予測が全くつかないとこがこの映画の肝でもあったようですね
人間性を失い、生活の全てを失って失うものが何もないサイコパスが一番怖いよね
それに反して失うものの多いお母さん、あまりにも周りの人間たちを殺されて
息子を守ると言うか息子が最後の砦
女は弱し、しかし母は強しっていう作品でもあった
それにしても警察の方は無力だよねぇ
ただ、怒りの対象が自己の境遇と不運からくるものなのに
ただ、怒りの対象が自己の境遇と不運からくるものなのに
ちゃんとターゲットの精神的な追い詰め方が、このラッセル・クロウが理に叶いすぎてたなという感じは否めませんが
そこは突っ込んじゃあかんのやろなぁ
仮にちゃんと謝ってもこういう人は絶対に許さないよね
わかりやすいプロットと、短い尺の中で伏線もしっかりと張っていて、ちゃんと伏線も回収していく作りになってるのはラッセル・クロウの映画だからか
わかりやすいプロットと、短い尺の中で伏線もしっかりと張っていて、ちゃんと伏線も回収していく作りになってるのはラッセル・クロウの映画だからか
2020年製作、アメリカ映画
デリック・ボルテ監督作品
出演:ラッセル・クロウ、ジミ・シンプソン、カレン・ピストリウス、ガブリエル・ベイトマン、アン・レイトン、マイケル・パパジョン、ルーシー・ファウスト、オースティン・P・マッケンジー、シルビア・グレース・クリム、グレゴリー・ホーブソン