積極的に日本映画を見ていこうと言う企画で視聴した映画
一応ヤクザ?、刑務所出てからのお話ですから元ヤクザで現在一本独鈷っていうか組にも属してないし
自ら保護司の先生からも真っ当に生きろって言われておるし
自分でも今日から堅気って思っているから元ヤクザって方が正しいのか
そんな人間がこの社会で生きていこうってする姿を愛情を持った目で見つめた作品
しかし、真っ当に生きようってしても実に行きづらい現代社会
本人の希望とは違う生き方を強いられていくわけで・・・
でも一本気な彼は周りの善人に支えられて不器用ながら生きていくと言う作品になってます。
でも一本気な彼は周りの善人に支えられて不器用ながら生きていくと言う作品になってます。
網走の刑務所がなくなった現在北海道での極北の刑務所って旭川なんですね現地でしっかりロケさせてもらってますね
刑務官がバス停まで見送ってくれるんですか
列車に乗って身元引受人の保護司の先生が待ってる上野に
保護司の先生に橋爪功さん、そしてその奥さんに何と梶芽衣子さん、
映画を見る前に情報入れませんから、私にとっては嬉しい配役でした
そして生活保護を受ける役所の吏員に北村有起哉さん
丁寧に生活保護がもらえるように便宜を図ってくれるものの
さほどもらえないものの、アパートにまで夜訪ねてきて
ちゃんと仕事ですからと面倒を見てくれる
しかし、彼は昔とった何とかやらで、間違ったことはしてないものの
スーパーで万引き犯として店長の六角精児さんに捕まるが
持ち物全てを晒して間違いと認めさせる
曲がったことはせん主義ですが
アパートの階下のが部屋が煩くて眠れない
部屋へ文句言いにいくとヤクザっぽいのが居て・・・
喧嘩なら外でやろうって誘うとこっちから喧嘩(ゴロメンツ)を切ったら相手はビビッて逃げちゃう
お金がないからお仕事探すものの、前科者をそう雇ってくれるとこもないし
人生の大半を務所務めですから免許が執行してる
一発勝負の実技試験を狙うが・・・
老人介護の仕事にようやっとたどり着くものの
精薄の介護人を同僚がいじめてるのを見て、黙ってられずにモップでいじめてるやつを叩きのめす
実は彼体にガタが来ていて、出所したばっかりでCT検査を受けているんですが
保健なしで費用どうしたんでしょうかそこいら気になりましたが・・・
そんな彼がTVドキュメンタリーの素材になると長澤まさみが仲野太賀をけしかけて密着取材を敢行するものの
TVマンとしての非情さが足りずに・・・
介護の仕事につけない時につい昔が懐かしく・・・
昔のヤクザを訪ねて九州に行くものの
このはヤクザの兄弟での電話で相手の出演者が声だけで誰だか分かっちゃいました
最近Vシネにはあんまり出演されてないなぁ
って本編には出演されてる白竜さん
そのバシタにはキムラ緑子さん
反者に生きづらさを語る
そうそう九州で命の選択してくれてたソープ嬢に桜木梨奈さんだった
「華魂」とかでヘアヌードで出演されてた女優さん
このお方も私のお気に入りのお方でしたから梶さん同様嬉し涙にチョチョギレましたがな
ってやっぱ体を壊してて彼は死ぬ
彼の死を聞いて駆けつける皆さん
そのが姿に被る「すばらしき世界」のタイトル
そうでしたほとんど気づきませんでしたが何と本編タイトルはエンドクレジットの前に出てきてたんですね
しかし、こういった前科者には行きづらいこの世界観を描いてるこの作品のタイトルはパラドックスだったんでしょうか
これって原作があったんですね佐木隆三さん
刑務所ではその犯罪者の刑務所での生活を克明に記した”身分帳“ってのも言うのがあるんですね
Vシネや東映の映画では全く出てこないものでしたので、初めて知りました
役所広司さん今まで反者を主人公の映画にも数々出演されてきてますが
こういった役を無難にこなされてて実に心に染み入る作品でした
126分の長尺でしたが最後まで主人公にエールを送りながら見てたらあっと言う間に終わったって感じでしたけど・・・
2021年製作、日本映画、「すばらしき世界」製作委員会作品
西川美和脚本・監督作品
出演:役所広司、仲野太賀、六角精児、北村有起哉、白竜、キムラ緑子、桜木梨奈、長澤まさみ、安田成美、梶芽衣子、橋爪功