東映のドル箱シスタームービー「警視庁物語」全22作品(何故か2作品は未収録ですので劇場公開は24本公開された)を集めたDVD−2Boxが発売されているんですが
私は東映チャンネルで全24作品を毎月一本OAされてるのを録画しています
A型と言う血液型のせいでこういうのって一本でも欠けるのがダメでして
Box版の購入は断念してますので、緊張して録画しておりますが
一応そんな人用に東映チャンネルさんは月遅れで毎月新作と2本OAしてくれているのがありがたい
1960年製作の映画ですから、時代は昭和35年ですか
って事でなんとオープニングでは保健所の職員の神業とも言える野犬狩りのシーンから始まり
野犬狩り職員が何か食いついてる野犬を捕獲した時に赤ん坊の死体を藪の中に見つける

この作品死体発見人間こだわりの展開を見せてくれてるのも楽しみの一つ
今回は時代を反映しての野犬狩りでしたねぇ
死体発見と同時に捜査一家のいつもの面々が事件現場に
前作「警視庁物語 深夜便130列車」だけだったんですかねぇ捜査一課長は松村達雄さんから、再び松本克平さんに戻っていましたが
松村さんは劇中重要な産婦人科医として出演されてました
そして須藤健さんも捜一刑事に返り咲いてまぢたねぇ
今回も中山昭二さんが若手中心刑事でした
まずは野犬から警察犬という展開が面白いこのワンちゃんの対比も意図したい演出だったんでしょうか
現場にあったおむつになってた酒屋の手拭いが警察犬の匂いから遺留品としてみとめられ
手拭いの線と、死体にあった赤い痣から産婦人科医へと聞き込みに刑事は散っていき
地道な被害者の身元をあらっていく・・・
やがてその二つの捜査が一つになって被害者とその母親が判明するものの
母親は行方不明であり
ある年配の男との関係を断とうとしていたことや今井健二扮する男との仲が判明していき
今井健二が任意で捜査本部に連れて行かれ事情聴取
その間に母親の轢断死体が発見され
俄然今井に容疑は深まり
女と子供の血液型がわかり、父親が誰かって言うことで
化学捜査班主任が捜査本部で直接今井の血液型検査がはじまる
当時はこんな感じだったんですかね、今じゃ絶対こんな杜撰な場所で検索せんでしょう
この映画このはシリーズではイレギュラーなプロットになってて
血液型検査中に母親から遺書が捜査本部に届き
無理心中として子を死なせたが死に切れず、翌日列車に飛び込んもむ内容がしたためられていた
今井は父親と判明するものの子に対しての実の無さを強調した作品でしたねぇ
雨中張り込みしてる山麟さんと花澤両氏日本職質かける制服警官の件は
観客へのサービスカットですよね
1960年製作、日本映画、東映作品
長谷川公之原案・脚本作品、飯塚増一監督作
出演:堀雄二 、松本克平 、神田隆 、花沢徳衛 、中山昭二 、山本麟一、須藤健 、佐原広二、片山滉 、南川直 、松村達雄、沢村貞子 、利根はる恵 、星美智子、山東昭子、こまどり姉妹、三戸部スエ 、今井俊二 、東野英治郎
