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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

すくってごらん

2021-10-19 23:03:03 | 邦画
こちらの作品も、日本映画を積極的に見て行こうって企画で視聴した作品
歌舞伎界の尾上松也初主演映画だそうで、ももクロの一番人気百田夏菜子も同じく初主演映画
個人的にはももクロファンではないんですが、私テレ朝っ子でして
深夜はもうテレ朝に固定してる状態でしたので、ももクロの冠番組も流し見してましたので
ももクロはファンではないけど全員知ってますが
個人的には佐々木彩夏さんがいっちゃん好みです
って脇道にそれましたが
これって漫画原作の映画化作品だったんですね
 
で金魚の町、奈良県橿原市今井町を舞台にした、あるいみ町おこし的な作品かとも見れるんですが
いわゆる漫画原作に忠実に現地ロケしてるだけですので、町興しに作られた作品ではないような・・・でも確実に町興しもになってるよね
現地ロケしてるし、で
あのサイケデリックな茶店も実際に実店舗みたいだし
っていうか現地ロケの安直作品と違って、結構お金使って作られてる作品ですよねぇ
 
っていうかいわゆる映画って言うものがエンターテインメントとして持ってる要素を
この作品一本に全てブチ込んだ作品でしたがな
もうあたまからミュージカルだったし
主人公の内面心理の吐露もモノローグとして字幕と音声で表示してて
そのモノローグ自体も字幕読んでると、普通に発音してるようでリリック的には韻をふんでて、どこかラップのようにも錯覚なんでしょうが聞こえたりしちゃう
 
でもこの主人公その内面の心理が鬱屈したときに知らずに音声に出てしまっていて
上役への文句だったりで東京の銀行エリートだったんですが、奈良の田舎に左遷させられて
ついた町が金魚の町だったってわけ
 
そこで見かけた不思議な影のあるヒロインが百田夏菜子
その風貌に惹かれてしまうんですね
ヒロイン的にはいい配役だとは思いますが、先にも書いたように彼女にはなんの思い入れもない私は
喫茶店のお姉ちゃんで東京からUターンしてきて、地元で腐ってるようでそうでもな石田ニコルのバター臭いお顔に気持ちが持っていかれてましたけど
 
先にも書いたように映画の様式としての面白いエッセンスを全てぶち込んでくれてますから
って原作の漫画もそうだったかもしれませんが
ロマンス要素、主人公が謎めいたヒロインに惹かれており、ヒロインには思いを寄せる男がいて
主人公には喫茶店の姉ちゃんが惹かれていて
って完全にメロドラマのプロットでしょう
それにミュージカルだし、楽曲は全てこの映画のオリジナルだし
 
最後にはあるいみヒロインを中にしてライバル同士の対決
それも金魚の町にふさわしい金魚すくい対決って言うクライマックスのおまけまで用意されてて
さらに主人公の恋は叶わないわけで・・・
これが映画ですよって言った見本みたいな作りですよね
 
そうなんですよ、こんななんでもありな作品って昭和のプログラムピクチャーが
まさに令和に蘇ったかのような作品でして
いやなんだか見てるだけでこっちが懐かしくて愉しくなる作品でしたね
 
2020年製作、日本映画、「すくってごらん」製作委員会作品
真壁幸紀監督作品
出演:尾上松也、百田夏菜子、柿澤勇人、石田ニコル、矢崎広、大窪人衛、清水みさと、辻本みず希、北山雅康、鴨鈴女
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アンモナイトの目覚め

2021-10-19 17:50:32 | 洋画
個人的にはこのような作品は私には合わないだろうけど、シアーシャ・ローナンが出演してるし
でちょっと自分には合わない作品だろうなってセットの一本に組み入れてレンタルしてきた作品ですが
映画の情報全く入れない人ですからねぇ
まさかシアーシャ・ローナンのみおっぱいっていうかちっぱいとお尻の割れ目まで画面で見られるとは思ってもいませんでした
眼福眼福至福の映画でしたがな
いやちょびっと邦題の“目覚め”って言うとこが
見てるうちに、もしやって思うものの、外国女優ですから裸も辞さないっていうのはほのかな期待ですが
まさか本当に脱いであれだけ激しい濡れ場を演じられるとは思ってもいませんでした
 
そうなんですこの映画今日的には市民権を得てる百合映画だったんですね
で、お相手はあの「タイタニック」のケイト・ウインスレットですからねぇ
豊満なお体を惜しげもなく
って「タイタニック」の前にヘアヌード出演の映画もありましたから
彼女のヌードには驚かなかったけども
シアーシャって映画で濡れ場演じてるのってこれが初めてじゃないかな
 
時は19世紀のイギリス、南西部の海沿いの町ライム・レジス
主人公は、そこの海岸でアンモナイトの化石を拾って暮らすケイト・ウィンスレット演じるメアリー・アニングという人物
彼女が見つけた化石の一つが大英博物館に買われたものの、当時の英国は階級社会でかつ女性の地位の低い時代
ですから大英博物館が彼女からアンモナイトを購入するだけで
世界的大発見ではあるものの英国では考古学者として脚光を浴びることはなかったから
この港町で細々とアンモナイトを土産として売る貧困生活を送ってる人生に疲れた女性
実はここまで書いてきたのは歴史的人物であるからですが
 
このメアリー・アニングという人物像を借りて、後は監督のフランシス・リーが勝手にフィクションの作品を作り上げた作品と言っていいんだろうね
何せそんなこんなで彼女の功績は大英博物館に現存するアンモナイトの展示物しか残ってなく
ほとんど誰も知らないからフィクションとして自由に発想できた作品だったようですね
 
そんな彼女のとこに裕福な化石収集家が妻とあらわれ、シアーシャ・ローナン演じる鬱病の妻のシャーロットを快復するまで港町で預かってくれとお金と共に置いて行く
最初はこのシャーロットに苛立ち、冷たく突き放すメアリーだったが、次第にメアリーは自分とはあまりにかけ離れたシャーロットの奔放な生き方に惹かれていき・・・
百合の世界観に二人して堕ちて行くのである
一応その前段階としてメアリーには同じ街のお金持ちの女性と恋仲であったものの
今は別れてるって言うような描写もあったりするんですね
結局メアリーはれっきとしたLGBTのジェンダーだったようですねっていうか
これも実像がはっきりしてないから自由に発想してのレズ物語に仕上げたようですが
 
シャーロットは夫がいるものの冷たく扱われていたこともあって
メアリーと心を通わせて行くうちに百合が芽生えたようで
二人は燃えて行くんですがって大谷クンもビックリな二刀流ですよね
夫から帰宅せよって言うことで別れるものの
都会に戻っても彼女との愛が忘れられなくて、なんとメアリーの母親の死をきっかけに都会に呼び寄せるものの
金にあかせたシャーロットの振る舞いに、メアリーの矜恃が許せなくて
離れる決意をするものの
 
都会に来たついでに自分の発見したものを見に大英博物館を訪れ
アンモナイトを前にして、彼女を追いかけてきたシャーロットと対峙するとこで映画は終わる
いわゆるその後は観客に丸投げなんですね
実に私には大好物な終わり方でした
 
二時間ほとんどメアリーの日常を淡々と描きつつ
百合となって帰宅前日の二人の激しい濡れ場をクライマックスにした脚本と、寒々とした港町の景観とのコントラストは映画としては実に完成度の高い作品でしたねぇ
 
切り口の違う記事はコチラ
 
2020年製作、イギリス映画
フランシス・リー脚本・監督作品
出演:ケイト・ウィンスレット、シアーシャ・ローナン、フィオナ・ショウ、ジェマ・ジョーンズ、アレック・セカレアヌ
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新宿3Dネコ 其の四

2021-10-19 15:40:39 | 日記

あったらしいニャンコの画像が・・・

なんと宙返り

さらにこんな回転
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