個人的にはこのような作品は私には合わないだろうけど、シアーシャ・ローナンが出演してるし
でちょっと自分には合わない作品だろうなってセットの一本に組み入れてレンタルしてきた作品ですが
映画の情報全く入れない人ですからねぇ
まさかシアーシャ・ローナンのみおっぱいっていうかちっぱいとお尻の割れ目まで画面で見られるとは思ってもいませんでした
眼福眼福至福の映画でしたがな
いやちょびっと邦題の“目覚め”って言うとこが
見てるうちに、もしやって思うものの、外国女優ですから裸も辞さないっていうのはほのかな期待ですが
まさか本当に脱いであれだけ激しい濡れ場を演じられるとは思ってもいませんでした
そうなんですこの映画今日的には市民権を得てる百合映画だったんですね
で、お相手はあの「タイタニック」のケイト・ウインスレットですからねぇ
豊満なお体を惜しげもなく
って「タイタニック」の前にヘアヌード出演の映画もありましたから
彼女のヌードには驚かなかったけども
シアーシャって映画で濡れ場演じてるのってこれが初めてじゃないかな
時は19世紀のイギリス、南西部の海沿いの町ライム・レジス
主人公は、そこの海岸でアンモナイトの化石を拾って暮らすケイト・ウィンスレット演じるメアリー・アニングという人物
彼女が見つけた化石の一つが大英博物館に買われたものの、当時の英国は階級社会でかつ女性の地位の低い時代
ですから大英博物館が彼女からアンモナイトを購入するだけで
世界的大発見ではあるものの英国では考古学者として脚光を浴びることはなかったから
この港町で細々とアンモナイトを土産として売る貧困生活を送ってる人生に疲れた女性
実はここまで書いてきたのは歴史的人物であるからですが
このメアリー・アニングという人物像を借りて、後は監督のフランシス・リーが勝手にフィクションの作品を作り上げた作品と言っていいんだろうね
何せそんなこんなで彼女の功績は大英博物館に現存するアンモナイトの展示物しか残ってなく
ほとんど誰も知らないからフィクションとして自由に発想できた作品だったようですね
そんな彼女のとこに裕福な化石収集家が妻とあらわれ、シアーシャ・ローナン演じる鬱病の妻のシャーロットを快復するまで港町で預かってくれとお金と共に置いて行く
最初はこのシャーロットに苛立ち、冷たく突き放すメアリーだったが、次第にメアリーは自分とはあまりにかけ離れたシャーロットの奔放な生き方に惹かれていき・・・
百合の世界観に二人して堕ちて行くのである
一応その前段階としてメアリーには同じ街のお金持ちの女性と恋仲であったものの
今は別れてるって言うような描写もあったりするんですね
結局メアリーはれっきとしたLGBTのジェンダーだったようですねっていうか
これも実像がはっきりしてないから自由に発想してのレズ物語に仕上げたようですが
シャーロットは夫がいるものの冷たく扱われていたこともあって
メアリーと心を通わせて行くうちに百合が芽生えたようで
二人は燃えて行くんですがって大谷クンもビックリな二刀流ですよね
夫から帰宅せよって言うことで別れるものの
都会に戻っても彼女との愛が忘れられなくて、なんとメアリーの母親の死をきっかけに都会に呼び寄せるものの
金にあかせたシャーロットの振る舞いに、メアリーの矜恃が許せなくて
離れる決意をするものの
都会に来たついでに自分の発見したものを見に大英博物館を訪れ
アンモナイトを前にして、彼女を追いかけてきたシャーロットと対峙するとこで映画は終わる
いわゆるその後は観客に丸投げなんですね
実に私には大好物な終わり方でした
二時間ほとんどメアリーの日常を淡々と描きつつ
百合となって帰宅前日の二人の激しい濡れ場をクライマックスにした脚本と、寒々とした港町の景観とのコントラストは映画としては実に完成度の高い作品でしたねぇ
2020年製作、イギリス映画
フランシス・リー脚本・監督作品
出演:ケイト・ウィンスレット、シアーシャ・ローナン、フィオナ・ショウ、ジェマ・ジョーンズ、アレック・セカレアヌ