上海動物園で
5月5日は清々しい天候だったので、ズマリット50mm f1.5のテストを兼ねて上海動物園で一日過ごした。この日、動物を撮りに動物園に行った訳ではないが、このレンズの暴れるボケを理解するために様々な物を撮った。一つ分かったことは、背景をとても選ぶレンズなので、何でもオールマイティに使えるレンズでは無い。これは、カメラから被写体までの撮影距離と被写体から後ろの対象物までの距離にもよるので、一言で説明するのは難しい。という事で、やっぱりボケの素直なレンズも同時に携行しなければならない事を痛感。ズマリットのバックのボケは、うまくハマれば気品ある淑女だが、そうでなければガラッパチなオヤジ女という感じかな。これは、クセノン50mm f1.5も同じと思ってよい。
この日、ズマリットはフジのX-T1で使ったので、フルサイズ換算75mm f1.5のレンズになるのだが、この組み合わせすごく相性が良い。古いレンズはクセがあるので、まずはそれらの性格を把握しないと使いこなせない。なのでどうしてもレンズが増えてしまう。(ちょっと言い訳)
動物園へは、行きは地下鉄で帰りは新華路まで歩いたので、少しダイエットした気になる。首から下げたカメラのレンズを見て、帰宅中5人の中国人から呼び止められた。どうしても気になったのだろう一人は後から追いかけて来て、何のレンズを使っているのか見せてくれと言った。こちらのみなさんカメラ好きが多いようです。
Fuji X-T1 Summarit50mm f1.5 開放で撮影