海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

カメラの販売価格差 中国と日本

2019-04-25 | 写真日記

天猫

 

価格com

 

 最近カメラの販売価格を見ていると、同じ商品が日本より中国の方が圧倒的に安い、というより安すぎるのだ。 以前は同じカメラを比較した場合は、圧倒的に日本の方が安かった時代が長かったので、日本からカメラを買って来て欲しいとよく言われたものだ。

画像のトップは、中国の天猫のサイトを切り取ったのだが、GFX50Rの最安値は29190元。これを、今日のレートで換算すると29190元x16.6=484554円になる。価格comの最安値との価格差は、64139円も中国の販売価格が安い。年明けの為替レートは一元が16.1円だったので元に換算すると469959円で、日本との価格差は78734円と更に価格差が大きかった。これは、GFXに限った事ではなく、他の機種も同じように中国の方が安い。以前は、同じカメラを買う場合は香港経由の平行輸入品が最安値だったのだが、その構図も崩れてしまい現在は正規輸入品の方が価格が安いので平行輸入が成り立たなくなってしまっている。

上海の星光カメラ城に行った事がある人は知っていると思うが、客より店員の方が多い。そして、販売値段が表示されてないので、機種名を告げ販売値段を直接店員に聞かないと売値がわからない。これは、相当面倒。ここ5年ほど星光カメラ城で機材を買った事がないが、以前は(おそらく今も)販売値段が4つあった。一番高い値段は、正規輸入と領収書ありで、次が正規輸入品の領収書無し。そして、平行輸入品の領収書ありが続き、最安は平行輸入品の領収書無しが最安。ただし、平行輸入品にはメーカー正規の保証書は付かないので販売店の保証がつく。ここ数年、直接カメラ屋で機材を購入する人達は、田舎から上海に来たオヤジ達や上海在住のオヤジがメインの客で、若い人達は直接ネットで商品を購入する人がほとんどなのだ。

だったら、上海に旅行に来たついでにカメラを買おうと思った日本人もいるだろうが、それも良いかもしれない。ただ、メーカーによっては、カメラに付いている保証書は販売国のみで適用される事もあるのでご注意を。それと、私は以前、Canonのプロサービスに入会していたのだが、それには日本で購入した新品の機材に限ってのみプロサービスが適用と言われた事があるので、それも注意した方がよい。それと、上海のカメラ屋では中国語しか通用しないので高額な買い物は信頼出来る上海人と一緒に行った方がイイね。

本日の昼便で、羽田へ。



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新茶の季節

2019-04-24 | 写真日記

 

一昨日は天山茶城へお茶を仕入れに、いつもの茶屋へ行くとそこの息子がギターを抱えて練習を。もうすでに今年の新茶が出ているので、春摘の龍井茶を試飲したがとてもすがすがしい香りに心が和む。私が関わっていた潮州の茶産地は、毎年4月15日から5月15日までが茶摘みと製造期間なので、今が一年で最も忙しい時期。毎日変わる山頂の天気と格闘しながら、この期間は不眠で働く事も多い。今回は、いつものお茶とジャスミン茶を仕入れて早々に戻ったが、すでに上海は蒸し暑い。こんな時は、冷やした龍井茶が体と心をスッキリとしてくれる。

X100Fを構えると相手が身構えないのが良い。

 
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日本を外から見て

2019-04-22 | 写真日記

薄暗い裏路地

 

昨日、中山公園で独り酒。その後、自宅の新華路まで歩いた時に横道に外れたのが、上の画像の路地。この道の右側には前世紀そのままの上海があり、思わず立ち止まってしまった。私は日常的に時間短縮主義で路を歩かない。目的地に向かって進む時、知らない路や勘を優先して歩くので路に迷う事もあるが、常に新しい発見がある。そして、それは私の生き方も同じ。

朝起きるとデスクトップのMacを2台立ち上げ、まずウィルスソフトのバージョンを完璧にアップデートする。そして、Crome(改良版)を立ち上げる。この手順を踏まないと、ネット接続が不安定になるのだ。そして、日本のニュースとAFPとREUTERSとCNNを見る。余談だが、写真の質が一番高いのはAFPでビリは日本。日本のニュースをこちら側から見ていて思うのだが、日本はすべての事に守りありきで、革新改革の遅い国に見えてくる。何事にも慎重なのは悪い事ではないが、世界の時代の流れに乗れてない思う事が多すぎるのと、どうでもよいニュースがトップニュースだったりする事が多い。まぁ、それだけ日本は守りがメインの平和な国とも言えるのだが・・・。

私がこちらで日本のニュースをチェックする時はVPN接続で、スマートニュースとヤフーニュースと雑誌系メディアがメインで、新聞社系は大事件があった時のみ。新聞社系メディアの記事は一部有料記事があるが、金を払ってまで読むような記事は稀。また、牛丼などのチェーン店で20円値上がって大変だとか、飯のおかわり無料が無くなって客足が落ちたなんてニュースを見るが、それらで人が死ぬような事はない。仮に20円値上がりしたなら、本業以外でその分をどう取り返すかを考えて生きた方が、本人も頭を使うし経験値も上がる。この点は、日本人は中国人を見習うべきだろうね。日本に住んでいる人達は、先進国の中で日本の外食の値段の安さと安心安全度合いはトップクラスだという事を知らない人が多い。私は時々日本に帰国した時は、ほとんど外食なのだが、世界中の料理が安く食える先進国はないので日本は食天国だと思うよ。

デフレが長すぎてディフェンスが板に付いてしまった日本なので、その垢を落とすのは大変かもしれないが、そろそろ未来思考型タイプの若者がもう少し増えて来ても良いような気がするなぁ。ちなみに中国の製造業 (私が関わっている業種)の世代交代が始まっている。一昨日、とある会社の2代目に会って飯を食ったが、彼は海外経験者で30代の若者だが、私が数年かけて代理店や工場の老板 (社長)に話してきた事をすでに理解しているので、何事も話は早かった。今後、世代交代した中国の製造業を侮るとしっぺ返しを食らうよ、日本の製造業は。

☆上記の2代目は、ドイツに留学しながら空いている時は映像関係の会社でアルバイト。その会社で最初に言われてやらされたのが、掃除。その会社のボス曰く、掃除が出来ない奴は仕事を覚える資格無しと言われたそうだ。そうなんだよね、これが理解出来ない上海人の若者がとても多いんだよね。だいたい、「掃除は私がやる仕事ではない」と言う答えがほぼ100%返ってくるからね。

 来月は、彼とは違う2代目夫婦と会う予定。楽しみだ。

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上海の泰皇島路にある渡し船

2019-04-19 | 写真日記

 

 

 

 

浦東への渡し船

 

昨日の続き

泰皇島路にはフェリー乗り場があり、対岸の浦東を往復する事ができる。そして、ここから復興東路渡ロ行きの船も出ているので、浦東と浦西を船上から眺める事が出来るので今までと違った上海を楽しむ事が出来る。しかも片道2元(32円)という激安。前世紀に作品撮影で上海に通っていた時期は、確か往復1元だったと記憶している。

最近この遊歩道でカモメを捕獲する奴がいるらしいが、最近は電子警察(監視カメラ)が見張っているのですぐに身元が割れ逮捕されるそうだ。

GFX50R+Pancolar 50mm f2

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北外灘の再開発

2019-04-18 | 写真日記

 この塀の向こうが北外灘

 

北外灘の遊歩道

 

北外灘から浦東を

 

一昨日、日本向け荷物の梱包が早めに終わったので、時間調整の為に遠回りして北外灘の遊歩道を歩いてみた。北外灘は再開発の真っ只中だが、河沿いは随分と整備され遊歩道とサイクリングロードも整備されとても良い雰囲気。100m置きにカフェがあるが、水などは無料で提供してくれるオアシスだ。

ここが良いのは人が圧倒的に少ない事で、本当にここが上海なのかと疑うほど静か。私達は上海浄水場の手前から入ったのだが、一歩入ると恐ろしくきれいに整備されていた事。早朝はこの入口から入りマラソンや自転車で走る外国人も多いと聞いた。そういえば、大連路付近に外資系企業のビル多い事を思い出した。おそらく10年後、この北外灘付近は相当整備され住みやすい地域になると思う。

約一時間遠回りの散歩後、新規開拓した北外灘の日本料理屋へ。

GFX50R+Pancolar50mm f2

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