海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

前世紀末の上海の子供達そして

2024-04-01 | 消逝的老街1996-2000 panorama

民珠街 1996年 Noblex135U 29mm

 

1996年  Noblex135U 29mm

 

雨水町街付近 1996年 Noblex135U 29mm

 

方斜路付近 1996年 Noblex135U 29mm

 

南王医馬街 1996年 Noblex135U 29mm

 

1996年 Noblex135U 29mm

 

松雪街付近 1996年 Widelux F8 26mm

 

長生街 1996年  Widelux F8 26mm

 

1996年 Noblex135U 29mm

 

1998年 Noblex135U 29mm

 

1996年 Noblex135U 29mm

 

1996年 Noblex135U 29mm

 

1996年 Noblex135U 29mm

 

四牌楼路 2000年 TX-1 90mm

 

豫園福祐路 1999年 TX-1 45mm

 

松雪街 1999年 TX-1 45mm

 

豫園付近の小学校前 1996年 Noblex135U 29mm

 

 豫園前 1999年 TX-1 45mm

 

カメラ機材屋の息子で当時は高校生  2016年  α7II+MC Rokkor 50mm f1.4

 

過去の画像から

前世紀の画像から子供の写真をピックアップ。パノラマの画像は前世紀末に上海の一番古い街を撮影した写真だが、今世紀に入り上海は街も人民も生活スタイルも三段跳びで大激変した。豊かになると人の顔も変わるのは世界共通だが、最後の画像の彼は極端な例かも知れないので比較にはならないけどね。でも、もうすでにみんな立派な社会人になっているハズ。会ってもう一度写真を撮ってみたい。

前世紀末の上海では各家庭に有線電話も普及してない時代。公衆電話はあったが、コインが入らず壊れていた電話がほとんどなので、当時はエアチケットのリコンファームをする必要があり毎回ホテルから航空会社に電話していた。1999年に私は上海で携帯のsim(中国移動)を道端の小さな店で契約し、世界標準のGSM携帯も上海で購入して、今もその番号を使っている。当時の上海での携帯電話なんて役人かヤクザしか持ってないと言われた時代で、一般の上海人にとっても携帯電話は高価な買い物だったのだ。そして、今世紀に入り日本ブランドの3G+GSM対応の折り畳み携帯電話が大人気になり高額で転売されていた時期もあった。その後、スマホが徐々に普及しほぼ全国民がスマホユーザーになり、今ではスマホがないと生きて行けない時代になった。これは、中国で現金やクレジットカードが使えない店がほとんどなので、中国に入国後スマホ決済が使えないと外国人はとても困る。昨年の夏に約20年ぶりに会った友人が、トランジットで日本から上海へ行く前に色々とアドバイスしたが、スマホ決済アプリの事を言葉で伝えるのは結構大変。先週の事だが、YouTubeに転がっていたタレントの伊藤かりんの"かりんチャンネル"で、トランジットを利用してノービザで上海行くという動画を発見。この動画センスがとても良く、今の上海旅行の全てのツボを押さえていてとても分かりやすい。今回この動画で私が初めて知ったのは、訪中外国人がAlipay以外にWeChatPayも使えるようになった事。かりんチャンネル→コレ。この回の彼女の旅は上海ディズニーランドが一番の目的だったようだ。中国にノービザで行きたい人にお勧めだよ。

☆中国の店で現金の取り扱い拒否はダメだと、お上から通告があったようだが、これに従う店がどのくらいあるのかな。

☆地下鉄の中では、ほとんどの人がスマホを片手に乗っているが、若い人は圧倒的にiPhoneユーザーが多い。そして、年齢層が高くなるにつれてAndroidスマホが増え、そのほとんどが中国ブランドのスマホだ。日本ブランドのAndroidスマホの中には、5G対応機種でも現地のsimでデータ通信が使えない機種がある。昨年まで使えたのに、今年に入ってから突然データ通信が使えなくなってしまったのは、私の日本ブランドスマホ。という事で、メインのiPhoneと古いiPhoneも復活させ2台持ち歩いている。やっぱりiPhoneは、世界スタンダードだな。

☆若い人にAppleユーザーが多いのは、学校でもiPadを使って勉強していたり、上海中心部の小学生はApple Watchを使っている子が多いので、必然的にスマホはiPhoneになるのだと思う。それと、購入後のケアもしっかりしているからね。正しい選択だと思うよ。日本の徳島の学校のように、中国国内でも知られてない中国製タブレットなんて誰も使わないし見た事もない。

 

 

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銀座のIG Photo Galleryで写真展「老上海」を

2018-10-03 | 消逝的老街1996-2000 panorama

IG Photo Galleryにて開催

 

2018年10月16日から11月2日まで、銀座の写真専門ギャラリー「IG Photo Gallery」にて、「老上海」を開催します。上海では上海美術館も含め何度も個展を開催してきましたが、日本ではこのパノラマ上海の写真展は1997年に続き2度目の開催です。1997年の展示は印画紙にプリントした写真でしたが、今回はネガスキャンしたデータをインクジェットで出力した展示です。20世紀末に撮影した上海でもっとも古い旧城内は、現在ほぼ消滅しほとんど見る事が出来ません。世紀末の上海はまだ貧しく高層ビルもほとんど無く、庶民が自家用車を買うのが夢の夢だった時代。

ギャラリー内では、当時街で録音した物売りの声など、今では消滅してしまった路上環境音も流すので、視覚と聴覚を活かした展示になります。

☆詳しくは→ http://www.igpg.jp/kaihara.html

☆IG Photo gallery   東京都中央区銀座三丁目13番17号 辰中ビル3階 石田法律事務所内  

☆休廊日 日・月・木曜日 OPEN 12:00-20:00

☆トークセッション 10月20日(土) 18:00~19:00 海原修平×タカザワケンジ(写真評論家、IG Photo Galleryディレクター)

☆写真特別販売→  売上は私が18歳まで過ごした地元岡山へ「平成30年7月豪雨災害義援金」として全額寄付

 

 

 

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消逝的老街1996-2000 Panorama 87 番外5

2017-09-18 | 消逝的老街1996-2000 panorama

パートナーにあぶれた男

 

魯迅公園の朝は、中年ダンスの花盛りだったのは前世紀。でも、それは今世紀もどうやら続いているようだ。上の画像は、奇数の悲劇に落ちたオッサン。ペアで踊るダンズに相手がいない時ほど悲しいものはない。割れた音の出るスピーカーから曲が終わるまで、彼はずっとたたずんでいた。

TX-1 45mm f4

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消逝的老街1996-2000 Panorama 86 番外4

2017-09-16 | 消逝的老街1996-2000 panorama

前世紀の上海大世界

 

上海の大世界は今年に入ってやっとリニューアルオープンしたが、前世紀と比べるとお行儀が良くなりすぎて、ちっとも面白くない。という事で、前世紀に撮影した大世界の展示室を掲載。

大陸ではよくある蝋人形が展示してあるだけなのだが、ギネスクラスのデブや巨人オッサンをわざわざ蝋人形にして展示していたのが、私には大陸的で面白かったのだ。右の巨人オッサンの手には、モトローラの初期型携帯電話が。

この展示では、このカットしか私は撮ってなかったので、きっと他はつまらない展示だったのだろうな。

☆Noblex135U

 

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消逝的老街1996-2000 Panorama 85 番外3

2017-09-12 | 消逝的老街1996-2000 panorama

ゴミ収集場で 2000年撮影

2000年当時の上海は、ゴミの分別は無かった。なので、ゴミ箱の中は金になるゴミとそうでないゴミが混ざっていて、金になるゴミを集める人達は多かった。集められたゴミを撮っていると、日焼けしたオバハンは白い歯を見せて笑っていた。

TX-1 45mm f4

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