海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海でお茶を買うなら天山茶城の「天一茗茶」

2013-07-31 | 写真日記

 

私に色々なお茶を教えてくれた店のオッチャンは、天山茶城の林光旭老板。かれこれ、このオッチャンとの付き合いは10年になる。私の好みを知っているので、黙って座れば私の好きなお茶が勝手に出てくる。そして、これを飲んでみなさいと勧められたのが、薄緑の紙に包まれたプーアル茶の形をした白茶。

白茶は何度も飲んだ事があるが、このプーアルのような形をした白茶は、まったく経験のない初めての味で、とても爽やか。値段を聞くと、いつも買っているプーアル茶の倍以上なのだが、これは病み付きになりそう。味は、緑茶と白茶と生プーアールをミックスしたような感じかな。

 

 

茶葉の色は、生プーアール茶と似ているが、薄い緑が混ざっていて何だか迷彩服のような雰囲気。値段はちょっと高いが即購入。ん、値段?それは、理由があって言えません。

新しくなったGRの最短撮影距離が少し長くなってしまったので、時々戸惑う。

新しいRICOH GRで撮影。

 

 

 

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あまりの暑さに店は暇

2013-07-30 | 遠い記憶 現代のレンズ

 

自分のお茶が無くなったので、久しぶりに天山茶城へ。一階も二階の店も客の姿なし。暇でも店を閉じる訳にはいかないので、みんな何をしているかというと、中国将棋かトランプゲームかお茶を飲みながら世間話。

二階のトイレの近くの店では、オヤジばかり6人集まってお茶を飲みながらPCモニターとにらめっこ。何を見ているかというと、株価のグラフ。こんな光景は、お茶屋だけでなくカメラ屋なども含め個人商店では当たり前の事。この国では、何はともあれお金がすべてなのだ。

こんな時に重宝するのが、固定焦点レンズが付いた小型のデジカメRICOH GR。腰撓めノーファインダーでシャッターを押し、何事もなかったように立ち去る。

新しいRICOH GRで撮影。

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暑苦しい金魚

2013-07-28 | 新博物図鑑 オールドレンズ

 

相変わらず上海は毎日暑いのであまり外に出てない。こういう場合、涼しそうな金魚の画像が似合うのだが、涼しそうな金魚を撮った事がないので、暑苦しい金魚を再び掲載。

山口の周南市で起きた事件をニュースで読む限り少しずつ見えてきた。小さな村社会の閉塞性が結構陰湿なのは、子供の頃から私は知っている。また、ある研究者を取材するため四国のある村へ行った時の事もいまだに忘れない。引き戸のわずかな隙間から、片目だけがこちらに向かっている気持ち悪さは横溝正史の世界そのもの。そして、目が合った私はこちらから頭を下げるとピシャリと引き戸を閉じる。

田舎へUターンやIターンした人達の取材も4年ほどやったが、数年後断念した人達の方が断然多かった。生温い考えで実行して失敗した人達も当然多かったが、一番の問題は受け入れ側の村の人達との人間関係が問題なのだ。良いのは最初だけ。

地方の過疎化問題が叫ばれているが、産業や就労の問題より、村社会の中の先住民達の意識問題の方が根深くて大きい気がする。もし、日本の地方の村に住めと言われたら、私はその場でお断り。

 

CanonFD50mm f1.4

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上海は連日39度

2013-07-26 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

上海は、連日39度以上の暑さ。しかも湿度が高いので、外を歩くのが嫌になる。このブログのちょうど一年前の今日を見ると、プラタナスの葉の木漏れ日に浮かんだ壁画が写されていた。過去の写真を見ると、撮った時の状況などを意外と覚えているもので過去の記憶がよみがえる。

私は常に日本の友人に言っている事がある。それは、「お願いだから7月と8月には上海に来ないで」と。

その去年の7/25の画像が、これ。

Canon FD50mm f1.4

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小さな店 上海

2013-07-22 | 遠い記憶 現代のレンズ

 

上海で古い家を改装し小さな店がたくさん並んでいる小径が好きだ。新天地から近いこの付近は、洋服や小物の店が多く並んでいるが、客が入っているのをあまり見かけない。

 

中国の中小企業の平均寿命は、3年未満と言われている。この画像のような個人で経営している店はどうなのか知らないが、もしかしたらもっと短いかもしれない。この新天地近くの小さな店は、あっと言う間に店の名前が変わったり工事をしていたりで目まぐるしく風景が変わる。話はそれるが、中国に乗り込んで来たヤフーや楽天やヤマダ電気は3年持たなかったが、昨年上海に出来た高島屋は3年続けられるのだろうか?過去に遡ると前世紀にあった上海駅前のジャスコやヤオハンもそうだったように、この国での商売はとても難しいと思った方がよい。

 

 

こういう小さな店は、以前の借り主が又貸ししている場合も多いので、同じ広さでも大家が違うと家賃はまったく違う。また、借りる側が上海人か田舎から来ている人かどうかでも対応はまったく違うところが嫌らしい。日本人が店を経営する場合、奥さんか旦那のどちらかが上海人だと店はうまく行く場合が多いのは確か。

 

 

 

私の知っている店は、オーナーの趣味でやっている店もあり、利益が出なくてもトントンでよいという人もいるが、信頼出来るスタッフに任せないととんでもない事になる。つまり金の出入りや商品の管理をしっかりやらないと、痛い目に合うのだ。

夜逃げするのは、以前は韓国や台湾の企業が多かったが、最近は日系も増えているらしい。製造業などやめたくても簡単にやめさせないような仕組みが出来ていて、途中で止める場合は莫大な金がかかる事を最近知った経営者も多いようだ。なので、弁護士事務所は今けっこう忙しいと聞いている。以前は、日系企業進出セミナーが盛況で大波のように企業が押し寄せた時期があったが、今は瀬戸内の凪状態。

新しいRICOH GRで撮影。

 

 

 

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