海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

孤独のグルメを上海で

2014-09-30 | 写真日記

アー食いたい

 

上海で日本のドラマ「孤独のグルメ」を毎週ネットで見ているのだが、このドラマは海外に住んでいる自分にとっては視覚的に毒。

 

 中国語のタイトルは「孤独的美食家」

主演の松重豊の美味しそうに食べる姿も一役買っているのだろうが、私はこのドラマを見た日は必ず日本料理を食べに行く習慣が出来てしまった。といっても、上海では日本ほどメニューが充実している訳ではないし新鮮な素材が入って来ないのだが、それでも無性に日本料理を食べたくなるのだ。海外で日本料理屋が一番多い都市は、おそらく上海だろう。ただ、やっぱり素材や味なども含め日本と同レベルとは言い難いのだが、値段のレベルは日本とほとんど同じだと思ってよい。

本日の夜は、久しぶりに日本人と二人で和食屋へ行く予定。

 ☆そう言えば、一年前にも同じような事を書いた。コレ

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約10年前の瀋陽駅

2014-09-22 | 写真日記

約10年前の瀋陽駅

 

約10年ほど前に、満鉄100年の雑誌取材で中国の東北を廻り取材した時の画像を、同行したライターから最近頂いた。この瀋陽駅が何となく東京駅と似ているのは、東京駅を設計した辰野金吾の弟子だった太田毅がデザインしたからだそうだ。

私が立っているビルは休日だったため、本来は屋上に上がれないのだが、何とか粘って頼み込むと何とかなるのが中国の良いところ。旧満州だった都市の長春から入り瀋陽と大連と廻り大連の旧満鉄本社の中も撮影したのだが、当時のままの状態で現在も使用しているのには驚いた。

 

旧横浜正金銀行は、現在中国銀行に 

 

上の画像は初代のRICHO GRで撮影。こんな場合は、大きなフルサイズのカメラを構えると警戒される場合が多いので、コンパクトなGRはとても重宝する。

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中部空港は、成田に負けない?アホか

2014-09-16 | 写真日記

Flightradar24より 

一昨日、「中部空港は成田に負けない?」という記事がヤフーのトップニュース(記事元は朝日)に出ているのを見て、上海の自宅で大笑い。

これは、愛知県がマスコミに向けて言ったようだが、朝日の記者が本当の事を記事にしたのであれば、この愛知の役人は時間軸でしか物事を見てないし、重いスーツケースを自分で持って電車で移動した経験がない世間知らずとしか言いようがない。しかもこの話は、2027年のリニアが出来たらの話。

その記事によると、将来は東京駅からリニアを使い乗り換えも含めて中部空港まで約80分で行けるらしいが、面白いのは品川駅から成田空港までの時間約70分かかる事を比較をして言っている事。

現在の料金は東京駅から中部空港まで新幹線と私鉄を使って約12000円だが、リニアが出来たら新幹線より料金はもっと高いはず。ちなみに、現在は東京駅から成田空港まではJRで約3000円。でも今は、LCCのおかげで東京駅や銀座から1000円で成田空港まで行けるバスが2社もあり便数も多いし、所要時間は約一時間ちょっと。普通の感覚で考えれば、東京都内からわざわざ高い料金を払って中部空港へ行く必要があるのか?しかも13年後の話。

中部空港は集客数を伸ばしたい気持ちはわかるが、少子高齢化も含めて今の現実と未来の日本を俯瞰して見えてない。いっその事、中部空港は日本のLCCのハブ空港として売り込んだ方が将来性は相当高いと思う。つまり、中部空港へ行けば世界中何処の国へもLCCで行ける空港になれば、他の日本の国際空港と差別化出来るし、地元にも少しは金が落ちると思うよ。


 

 

 

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2005年の上海デジカメ事情

2014-09-15 | 遠い記憶 現代のレンズ

2006年の黄陂南路を初代GRで撮影

初代GRの発売は2005年で、813万画素1/1.8型のCCDだった。フィルム時代のGR1から使っていた私にとってはすんなりと移行でき、常時持ち歩く事が出来るコンパクトで高性能のカメラが販売された事はすごく嬉しかった。画像の良さは今見ても十分使えるレンズ性能には驚く。

2005年当時の上海は、フルサイズの一眼レフやAPSサイズの一眼デジタルカメラを市内で持ち歩くと、相手に警戒されたり撮影を拒否される場合が多く、当時の東方明珠電視塔(上海タワー)の展望台に持ち込めなかったし、浦東空港の税関でも持ち込みが厳しかった時代だった。当時のデジタル一眼レフは高価だったので、まだ一般の人には高嶺の花だった時代。

では、当時どうやって持ち込んだかと言うと、成田発上海行きの最終便(当時18:30発のユナイテッド)に乗ると、こちらの税関を通る時間帯は22時過ぎになる。その頃は税関員もやる気が無いので、ほとんどノーチェックになるのだ。そして、服装やバックも含め自分をカメラマンらしく見せない事が大事。特にバックは絶対に普通のスーツケースにして、いかにもカメラが入ってますよ風なトランクやカメラバックは絶対にダメ。それと、絶対に「FRAGILE」シールをベタベタとトランクに貼ってはダメ。一度だけテンバのバックを持ち込んだ時に荷物検査を受けたが、中から出て来たレンズは全部40年以上前の古い日本製レンズだったので、その時の係官のがっかりした表情は今でもよく覚えている。

その約9年後の現在、中国のプロも一般のカメラユーザーも日本人より高価なカメラやレンズを普通に持ち、世界中を旅する時代になった。では、後の10年後のカメラはどうなっているのか推測してみると、絶対に小型軽量に向かうのは間違いない。日本の一部のプロも気づき始めているのだが、AF性能が良ければミラーレスでも良いと思い始めている人がけっこう増えてきたのだ。大事なのは何を撮るかによって大きく左右されるが、スポーツ撮影以外のカメラマンは小型軽量のミラーレスに変更する人がかなり増えると思っている。私もたまにフルサイズの一眼レフとレンズを使うと、カメラってこんなに重くてデカかったっけと思ってしまう。

今後、プロのカメラマンは写真と同時に動画も要求される時代がすぐそこに来ているしすでに始まっている。しかも少人数でそれをこなさなければならないので、カメラ以外の周辺機器も含め機材の小型軽量は未来のカメラの必須条件だろうな。

☆初代GRで撮影。

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アクア浄水器で上海の水道水を飲用に。

2014-09-12 | 写真日記

昨日アクア浄水器を設置

 

上海で今までは水を買って料理や飲み水にしていたのだが、昨日から日本製のアクア浄水器をレンタルした。この浄水器の0.0001ミクロンの逆浸透方式は、ほとんどの不純物の取り除いてくれるので、海水や珈琲を真水に変える事も可能だそうだ。浄水器設置後、普通の水道水を計測器で測ると約160PPMあった数値が、浄水器を通すとわずか7PPMに変わっていた。すらばしい(上海風日本語) 担当者曰く、成田空港の水道水は約80PPMだったと言っていた。

試しにいつも飲んでいる烏龍茶を浄水器を通した水で入れてみると、びっくりするくらい味がまろやか。つまりほとんどの不純物を取り除いてくれているので、軟水に変わっているのだ。すらばしい。

それともう一つありがたかったのは、日本人担当者のきめ細やかサービス。これは日本では当たり前の事なのだが、こちらで日本流サービスを受けると、感動すら覚えるほど気持ちがよいので、これまたすらばしい。

昨日はたった1時間半の間に、すらばしいを三回経験したので、なんだか酒が飲みたくなり、これを書きながらひとり酒。

☆月々のレンタル料はメンテナンスも含め300元(約5000円)で、最初は1000元のデポジットが必要。上海アクアで検索するとヒットするよ。

☆一部訂正 このアクアの浄水器を使って軟水になると書いたのですが、「軟水になるのでは無く、限りなく軟水に近い状態になる」という言い方の方が正しいそうです。 

 

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