海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

ミノルタMD Zoom 35-70mm f3.5Ⅲ型とGFX50SII

2024-11-28 | GFX+オールドレンズ

MD Zoom 35-70mmf 3.5Ⅲ型とGFX50SII

 

MD Zoom35-70mm f3.5Ⅲ型の35mm側 f22 ピント♾️の場合だが最短撮影距離ではケラレが増す(GFXの44x33フォーマットで)

 

 

MD Zoom35-70mm f3.5Ⅲ型の焦点距離約42mmくらい ピント♾️の場合 (GFXの44x33フォーマットで)

 

 

GFX50SII+MD Zoom35-70mm f3.5Ⅲ型 f3.5開放 65x24フォーマット町田駅で

 

 

GFX50SII+MD Zoom35-70mm f3.5Ⅲ型 f4  1X1

 

 

MD Zoom35-70mm f3.5Ⅲ型70mm マクロで最短撮影距離1:4  f8で撮影

 

 

MD Zoom35-70mm f3.5Ⅲ型70mm マクロで最短撮影距離1:4  f3.5で撮影

 

来月の成都行きはロケハンと打ち合わせようなものなので、なるべく機材を減らしたくフットワークの良い旅にしたい。という事で、以前から気になっていたMD Zoom35-70mm f3.5Ⅲ型をネットで5700円で購入。届いたレンズはレンズもクリアーで軽く小さいのでGFXに付けても取り回し良くバランスがとても良い。数日間このMD Zoom35-70mm f3.5Ⅲ型をテストしたが、1x1フォーマットで開放のf3.5から使えるほどとても良い描写に驚く。ただ、GFXの44x33フォーマットでワイド側の35mmでは相当のケラレが発生するが、ズームリングを42mmほどにすると、44x33フォーマットでケラレも発生せず良い描写をしてくれる。私のGFXの使い方は、65x24と1x1(33x33mm)がメインフォーマットなので全く問題なし。それと、このMD Zoom35-70mm f3.5Ⅲ型には70mm側のみマクロ機能があり、開放からシャープな描写にちょっとびっくり。このレンズは、1983年に販売が始まり7群8枚で球面レンズのみで設計されているのが凄い。

このMD Zoom35-70mm f3.5Ⅲ型の良いところは、小型軽量でフィルター径は55mm。開放絞りでも結構シャープな描写をしてくれる。それと、焦点距離70mmでのみ使えるマクロモードの描写が素晴らしい。ただ、マクロモードを使わない場合は、最短撮影距離が80cmと少し長いが、35mmフルサイズセンサー24x36で使うのであれば、気軽に使える便利なズームレンズといえる。35mm側では樽型のディストーションが気になるが、PSで補正可能は範囲なので問題なし。大事な事は、35mmカメラ用のオールドレンズをGFXで使う場合のワイド系は相当無理して使っているので、絞りを絞るかある程度無視しなければならない事は知っておいた方がイイね。まぁ、素直に純正のGF35-70mm f4.5-5.6を使えば何も制約がないのだけれど、私にとってはf値が少し暗いのとシャープ過ぎる。

過去私はミノルタのカメラを使った事がないのと、1970年代後半にスタジオマンだった頃にミノルタのカメラで撮影しているプロカメラマンを見た事がなかった。そんな事もあり、Rokkorレンズの描写を知らなかったのだ。ミノルタの一眼レフ用ロッコールレンズの描写を知ったのは、ミラーレスカメラに変えてからの事。その後、ミノルタのレンズ描写に惚れて、24mmからズームの75-150mmまで様々のロッコールをテストした後に、ライカの次に好きな描写のレンズになってしまった。

☆今回の成都行きは、このMD Zoom35-70mm f3.5Ⅲ型とMD Zoom 75-150mm f4、他に50mmの明るいレンズと28mmのみで行こうと思っている。

☆町田駅近くで懐かしい匂いがしてきたので、その方向へ行くと麻辣湯専門店の七宝が。この店は、ライチタイムを過ぎても長蛇の列で、全員が若い女性のみ。私達ジジイ二人も並んで入ったが、店内も客は女性のみ。味は日本風にアレンジしてあるので、本場の味とは言えないけどね。来月この麻辣湯の本場の成都へ行くので、ちょっと楽しみ。

 

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超小型LEDをズミクロンR50mmf2で

2024-11-14 | GFX+オールドレンズ

ズミクロン50mm f2 フィルターなし

 

 

ズミクロン50mm f2+ブラックミスト0.5

 

 

Ulanzi超小型LED色温度調整あり+グリット 

 

室内専用の補助光として、超小型LEDが常に一個だけバックに入れてある。これは、補助光専用でメインライトとして使う事はない。つまり、室内ではその時の室内照明をメインとして、足りない部分を若干補うためのLED。でも、シャドウ部を補う時も光源を直当てはせず、光の芯はその時々で少し外すのがコツ。

この超小型LEDはUlanziブランドの中国製で、色温度2700-7000Kまで調整可能で、もちろん光量も変えられる。手前の小さいLEDは、グリットなども付けられるが、これをプロカメラマンから見るとオモチャだという人も多いが、大事なのは室内光をメインとしながらLEDを補助光としてさりげなく使うかが大事なので私は常用。

画像は、滅多に使わないSummicron-R 50mm f2で超小型LEDを撮ったが、二枚目の画像はブラックミスト0.5を使用。このフィルターを夜用として使っている理由は、光源が滲んでくれるから。でも、もう少し弱めの方が良いかもね。

ヨーロッパの映画を見ていると、今ある光をメインに補助光としてのLEDの使い方がとても上手い。日本のNHKドラマのように、シャドウ部を持ち上げ過ぎた明る過ぎる動画を見ると、ちょっとガッカリする私。極端に影を嫌う日本の動画は、やっぱり日本画の影響なのかな。

☆12月1日に上海経由で成都へ。今回は上海往復をANAのマイレージで移動するが、やはり空いているようで簡単に取れた。LCCの地方からの上海便も戻ってきていて、調べてみると春秋航空では茨城が消えて福岡と高松もある。今は超格安なので144時間トランジットを使えばビザなしで行ける。

 

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残り柿をMD Rokkor 75-150mm f4で

2024-11-12 | GFX+オールドレンズ

森林公園で MD Rokkor 75-150mm f4

 

葉が落ち柿の実が五個残っているが、残り柿にはまだ時期が早いかもね。ここ最近天気が良すぎるので、森林公園での撮影は控えていた。この柿は、一ヶ月以上前からこの状態。寄りも引きも出来ない場所では、やっぱりズームレンズが最適。12月初旬に成都へ行く事になったが、望遠レンズは楽する為にこのズームにしようかなと思っている。まぁ、今回はロケハンのようなもの。

 

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EF40mm f2.8 STMとGFX50SIIで夜を

2024-11-10 | GFX+オールドレンズ

EF40mm f2.8

 

最近の二子玉川駅周辺はあまりにも小洒落た街になってしまったが、ここは昔の二子玉川駅周辺を知っている人には分かる場所。ここは、昼より夜の方が私好みの雰囲気を残している。

前回に二子玉川へ来た時は、Nokton40mm f1.4を持ち歩いたが、この日は夜用フィルターを使いEF40mm f2.8 STMを。

GFX用にCanonのEFレンズを使い始めたのは、コロナが明けてから。GFXのGF35-70mmを一本持っているが、このレンズのf値がやや暗いので、明るいAFレンズが欲しかった。普段は街の風景がメインなのでMFの古いレンズで十分だが、人を撮る時には自分の視力の衰えもあり明るいAFレンズは必須。という事で、昔使っていた古いEFレンズ数本を中古で再購入。ただ、EF40mm f2.8 STMは過去使った事がなかったが、このレンズはGFXの44x33センサーをカバーし、小型軽量でとても気に入っている。GFXで人を撮る時は1x1(33x33mm)と決めているので、50mmをメインにワイドをどうするかと考えると、35mmより40mmの方が使いやすい焦点距離で私は好き。そして、人を撮る時にこれ以上のワイドは必要ない。

☆FringerのGFX-EFマウントはとても良く出来ていて、GFX50SIIの顔認証や瞳AFはほとんど問題ないが、裏面照射型センサーを搭載している100系であればさらに精度は高いので買って損はしないマウントアダプターだ。

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MC Rokkor58mm f1.4とGFX50SIIで日本橋へ

2024-11-06 | GFX+オールドレンズ

 

日本銀行旧館 MC Rokkor 58mm f1.4  f4で撮影

 

三井本館 MC Rokkor 58mm f1.4  f4で撮影

 

三井記念美術館で「バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰」を。ガンダーラ美術は岡山のオリエント美術館の展示で数点の仏像を観た事があるが、今回は弥勒と一緒に展示しているので仏教の流れがよくわかる。

西遊記の三蔵法師のモデルになった玄奘が長安(今の西安)から仏教の聖地インドを目指し、途中でガンダーラに立ち寄り敦煌まで戻る地図を見たが、よく生きて戻ったと感心してしまう。今、もし車で行ったとしても大変な行程。

私は、それぞれの宗教の美術や建築に関心はあるが、宗教心はほどんどない人間。たまに外国人からお前の宗教は何だと聞かれる事があるが、そんな時は日本神道だと答える事にしている。これを言えば、相手も深追いして来ないからね。

画像は、撮影で二度行った事がある日銀旧館で、旧館の広場とその中は圧倒されるほど素晴らしい。そして、その向にあるのが三井本館の建物。もし上海に行く機会があれば、外灘にある浦東発展銀行と同じ外灘にある中国工商銀行(旧横浜正金銀行)の内部を見る事をお勧めする。撮影禁止だけど、両替で立ち寄れば問題ない。きっと圧倒されると思うよ。

☆MC Rokkor 58mm f1.4は、開けてヨシ絞ってヨシのとても好きな描写のレンズ。

 

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