海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

孟岩先生の絵をアトリエで

2014-10-28 | 写真日記

デカイ

 

1999年からの付き合いで、私がもっとも上海で信頼している女性TVプロデューサーの自宅で画家達と共に夕食をいただく。メニューは、完全無農薬の野菜と自家製水餃子+自家製ラー油、そして旬の上海蟹。これら料理はすべて彼女の旦那が作るのが上海流。

夕食後、孟岩先生と奥さんの阿宋さん(夫婦ともに画家)のアトリエに行き超デカイ絵を前に打ち合わせ。

 

7年かけてやっと完成

 

彼のアトリエは倉庫街の中にあり天井は約7m。私の上海での知り合いの画家は、工場跡か倉庫の中にアトリエを構えている人達がほとんどなので、場所も上海の中心から少し外れた場所にある。

上海に来て大きな絵を見るのは慣れているのだが、これほど大きな絵は初めてなので唖然。過去から現在までのメッセージがこの大きな絵の中に込められているので見るのに時間がかかる。

来月の後半に彼の画集を作るのだが、この超デカイ絵をどうやって撮影するかが問題。

☆本日の朝一番の便で、東京へ。

 

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ミニ写真展を11月に十月で

2014-10-26 | 写真日記

 

11月1日から11月15日まで、新宿ゴールデン街「十月」で控えめにミニ写真展。ハガキは作りましたが、誰にも送付しておりませんし案内はこのブログでのみ。初日のみ十月で呑んだくれてます。

☆チャージ1000円 ビール600円 その他

 

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上海の小学校二年生のノート

2014-10-24 | 写真日記

漢字の書き取りノート 

 

このノートは上海の友人の息子のノートで、彼は小学校二年生。漢字の書き取りノートなのだが、読みとしてピンインでも書かれている。このピンインは、1958年に生まれたもので発音記号と思って良い。

中国の国土は広く少数民族も入れると56の民族が住んでいる。と言う事は、言語も56種類あって不思議ではない。ピンインがなかった頃は、100kmも離れた隣村は、すでに違う言語を話していたとも聞いている(特に南方)ので、おそらく数百の言語があったのかも知れない。上海でさえ上海語があり普通語とはまったく違う言語なので、普通に中国語を学んだ外国人にはさっぱり理解出来ないし、他都市から来た中国人でもまったく理解出来ない。

 

 

彼の筆箱 

 

彼の筆箱(今は何と言うのかな)を見ると鉛筆は2H、その下には消しゴムが多数となぜかサイコロが。試験の時に答えに迷ったらサイコロで決めるのか、もしかしたらすでにバクチをやっているのか理由は不明。上のニコニコシールは、お勉強が良く出来た時に先生からもらえるらしい。

この筆箱を見た時、自分が小学生の頃にどんな物を使っていたのか、今では記憶をたどってもまったく思い出せない。確か、象が踏んでも壊れない筆箱が流行った時代。

 

 

 

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上海星光撮影器材城2014/10/21

2014-10-22 | 写真日記

店舗撤退

 

久しぶりに上海星光撮影器材城へ行くと、2件の店が撤退していた。左の店はシャッターが降りたままで、壁全面にフジのカメラの壁紙が貼られている店は確か先月営業していたはず。この日は、一階から五階までエスカレーターで上がったのだが、その間客の数は簡単に数えられるほどドヒマ。このカメラ城内には5件ほど良く知っている店があるのだが、その中で利益が出ている店は私が知る限り1件のみ。

一方、カメラのアクセサリーを作る工場はというと、末端の下請け工場もドヒマなようで、今月から一部のパーツが2割値上げ。今後、同じような物を作っている会社は体力勝負に突入し、体力の無い会社は脱落していく淘汰の時代かも。

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平和な日本の常識は、海外で通用しない事が多い。

2014-10-19 | 写真日記

最近自分撮り棒をよく見かける(豫園で)

 

日本の写真関係の知り合いが上海に来ると、私は初日に必ず言う事がある。それは、「軍施設や権力側と人民の争い事にカメラを向けるな」と言う事。ところが、それを言うと反発する奴が過去2人いた。ひとりは、大手新聞社の写真部の東京本社勤務で、もう一人は来年の春に日本の新聞社に入社する予定の現在自称カメラマン。二人とも仕事ではなく観光として上海に来たので、ビザは当然の事ながら観光ビザかビザ無しの短期滞在。

資本主義の国では問題無い事も、体制の違う国へ行けば大問題になる事が結構多いのを知ってか知らずか、ある意味自由と権利が保証されている日本から来る若手の日本人カメラマンの中には、それが理解出来ないお子様ランチなカメラマンが結構多い。観光ビザで入国し撮禁の場で問題を起こした場合、もしその場で拘束されてカメラ没収で済めば良いが、最悪軟禁状態で数日拘束されるのがオチで、場合によってはもっと最悪な事もある。

カメラマンという人種は裸眼で見ている時よりも、ファインダーを覗いた瞬間からその世界に入り込み、怖いもの知らずになってしまうのは経験上私もよくわかるのだが、そこで一歩冷静になるのが本物のプロ。これを守れない奴は、紛争地域では死が待っている。

今はカメラもデジタルになりスマホも含め、プロもアマも含めると地球人総カメラマン時代になり、今後は体制の違う国で色々な画像での問題が増えそうな気がするな。

 

☆文章と画像はまったく関係無し。

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