5年ほど前のコンビニの店頭
今年の上海は春節の花火や爆竹は自粛気味になるかもしれない。通常なら花火の出店が並ぶ時期なのだが、今年はなぜか見かけない。先週の日曜日に同じアパートに住む上海人が、春節は爆竹花火を自粛しましょうというチラシを持って来て、同意書にサインして欲しいと言ってきた。もちろん即サインしたが、PM2.5も含め大気汚染が相当酷いだけに当然の事である。
商売人や面子重視の人達は一晩で数十万円の爆竹や花火に火を付けるのだが、景気も悪くそれどころではない店も多い。私が知っている深センの工場のほとんどが、大減益らしく暗い春節を迎えるらしい。でも、この不景気は始まったばかりなので、夜明けまで持ちこたえられるかどうかが鍵。
何事も深く考えず傷口がかなり深く痛みが進行しないと何事も理解しない人が多いからね、この国は。今年は、パクリ一筋で何が何でも儲かれば良いという会社や、勝手にコストダウンし不良品の在庫の山に成り下がった会社や、頭を使ってない会社は淘汰の時代に突入する。
ただ、私にはチャンス到来。すでに昨日も2社からオファーがあり、機材開発のアドバイザー依頼が来た。私が言っている意味を理解されなかったり無視されたりしながら5年以上経過したが、言い続けてきた事をやっと理解してもらえたので、今年は少しずつスローペースで機材開発のアドバイスをするつもり。なぜなら、自分には優先順位があり一番大事なのは金儲けではなく作品撮影がメインだからだ。
何処に飛ぶか分からない打ち上げ花火
ほとんど火事状態 この数分後公安が来たが、止めろとは言わず火を足で消しながら渋々去って行った。
春節の花火や爆竹は中国の伝統なのだが、時代と共にこんな光景も徐々に減っていくだろうね。この爆竹や花火の音で邪気を払うというなら、煙の出ない大気を汚さない爆竹を発明すれば相当売れると思うが、私が生きている間は無理だろうな。でも、頭を使えば出来ない事はないと思うよ。日本の技術で火薬を使わず大気を汚染しない音だけの爆竹のような物を開発すれば、中国全土で売れまくる事間違いなし。
☆本日から再び地方の工場へ。こんなに忙しい春節前は珍しい。
☆画像はすべて約5年前に撮影したものなので、すべて遠い記憶。