中国の葬儀の後の邪気払い
前世紀に上海の路地を撮影していた時、路面にチョークで円を描き何かが燃えた跡を何度も見た事があったが、その意味が分かったのは今世紀に入ってからだ。これは、葬儀の後に当日使った喪章や紙銭を燃やし片足で跨ぎ邪気を払うという意味がある。日本では、塩で清めるという方法があるが、それと同じだと思って良い。
世の中が急速に発展したり複雑になると、当然それに追従出来ない人も増えてくるのが現実。そんな時に、何かよりどころになるようなものがあれば、少しは救われる人が増えるかもしれないが・・・。
「親死ぬ、子死ぬ、孫死ぬ」が理想なのだろうが・・・。