海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海の猫

2016-11-23 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

前世紀は上海でペットを飼う家は稀だったが、今世紀に入ってから徐々に増え今ではペットだらけ。一時期トイプードルが流行った時は偽物のトイプードルが出回り、トイプードルとして子犬を買ったら、その後にプードルと判明した話が聞こえてきたりした。こちらでは借家でも犬猫を飼う時に日本のようなルールは無いので自由。

 

猫背同士の仲

 

 

私の最初の助手は今ではペットの病院を経営し、後の二人の助手は猫を飼っている。いずれも女性だが、独身女がペットを飼い出すと婚期が遅れるというジンクスは当っているようだ。

一時期上海万博の前に野良猫が上海の街から消えた時期があったが、その後は元に戻り野良猫の餌やりオバサンやオジサンの姿をよく見る。私の今の助手は猫の里親ボランティアをやっているのだが、その情報はすべてスマホアプリのWechatで情報交換していて、本当に猫を飼う資格があるのかどうかもチェックしているので、猫にとっても幸せだ。それと、上海は犬猫を食う習慣はないので、野良猫も広州よりは住みやすい街だ。

☆大陸に来たら狂犬病に注意しましょう。都市部の飼い犬はチップを埋め込まれていて飼うには管理が厳しいのだが、中には狂犬病の予防注射を受けてない犬もいるので犬には触らない方が無難。特に大陸の田舎は注意しないと死ぬよ。

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二人っ子と避妊の話

2016-11-22 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

一人っ子政策が廃止されて約一年が経過している。で、二人目をと頑張った人達がどのくらいいるかと言うと、私の上海の友人の中には二組だけ。一組は片方が少数民族なので政策に関係なく昔から問題ない。大陸の地方の事まではわからないが、都市部では二人目を産んでもコストがかかり過ぎて育てられないのが現状。上海などの都市部では日本より幼稚園などの経費は高く朝夕の子供の送り迎えは必須なので、とても二人目までは無理というのが本音。また、結婚しない出来ない男女も増えているので、一人っ子政策が解除されても高齢化対策は焼け石に水かも知れない。

 

結婚前写真

 

昔よく見かけた壁画 

 

コンドーム無料配布

居民委員会(日本の町内会)はひと月一度住民にコンドームを無料配布しているのだが、誰もそれを持って行こうとしないのでずっと置きっぱなし状態。今はどうなっているのか知らないが、昔はバーなどの呑屋にもコンドームを置けとお上から指示があった。でも、そんな物を店側がカウンターに並べる訳にはいかないので、廃棄処分していたようだ。

以下、私の作り話

酒を呑む(客)→なんだかムラムラ(客の男)→隣のネーチャンもムラムラ(客の女)→もしよろしければ、どうぞコレをお使いください(店のネーチャン)→見ると中華製(客)→要らねーよ(客)→そうですよねぇ(店のネーチャン)→近くのコンビニを教える(店のネーチャン)→相模か岡本を買う(客の男と女)→一発(客の男と女)→やっぱり高くても日本製が一番だよね(客の男と女)→無料のコンドーム廃棄(店のネーチャン)=資源の無駄。だいたい呑屋に避妊具を置けという発想がもうすでに動物的過ぎるが、これもある意味サービスの一貫なのかも知れないね。

☆大陸のホテルの多くはバスルームに避妊具を置いてある宿が多いし、大学でもコンドームを無料配布している。目的は望まぬ妊娠と感染症予防だが、国産は穴があいていたり破れやすいので誰も信用してない。コンビニに行けば必ずレジの横に日本製が置いてあるのが常識になっている。

 

 

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たまに乗る渡し船

2016-11-21 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

 

外灘から浦東へ行くには地下トンネルを通るか橋を渡るか地下鉄が一般的だが、意外と便利なのが浦東と浦西を結ぶフェリーだ。現在の片道値段は知らないが、もっとも安く河を渡る手段はフェリー。このフェリーが良いのは、河から両岸を撮影出来るので撮影の為に一日に5往復した事もある。特に夕方は光が美しく浦東のビル群を順光で撮る事が出来るのだ。観光客のほとんどは乗らないだろうが、一度試してみるとよい。値段は確か数元のはず。

 

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地方の機材メーカーへ向かう

2016-11-19 | 写真日記

地方の機材メーカーで機材の改良点と今後の展開を話合う。機材の可動部やコネクタなどは一番壊れやすい部分なのだが、そこの部分をケチると商品は売れないし万年二流ブランドから脱却出来ない。数年に渡って言ってきたのだが、最近やっと理解し始めた会社もある。中国の機材メーカーはプロの撮影現場を知らないし、機材がどういう使い方をされているのかも知らないメーカーが多すぎる。コスト意識が高いのは良いが、要の部分がダメだと永遠に二流や三流で終わる。それと、撮影機材アクセサリーの製造会社は、ハルピンなどのマイナス20度より下回る寒冷地の事を知らない。比較的暖かい地域にメーカーがあるので仕方がないのだが、そこまで頭が回らないのも一つの理由。

 

陽澄湖サービスエリア内の飯屋

 

不味くて高い

 

高速道路のサービズエリアにある飯屋は不味くて値段が高く、昭和の日本のサービスエリアを思い出す。客はトレーを持って好きな料理を取って最後にレジで精算なのだが、料理の見える所に一品の値段が書いてない。客は料理にしか目が行ってないので、ついつい多めに料理を選んでしまう。

 

夜は個室で飯

 

夜は個室で乾杯が始まる。この飯屋の雰囲気は言葉で説明できないほどゴテゴテ装飾だが、高級店であることは間違いない。この手の個室の中にはトイレがあるのが普通なので、わざわざ個室から出てトイレに行かなくても良いのだ。料理のオーダーは40歳代のマネージャークラスが受けるのだが、その後男の支配人が高級煙草の中華を持って皆に配り挨拶に来る。

ここでは仕事の話を一切せず、最近の大陸の物価高と日本の物価の比較の話。大陸の飯の質と値段の高さを、日本の食材も含め外食の安さと比較しての話だが、日本が安すぎるのか大陸が高すぎるのかという話になった。前世紀から大陸を知っている日本人はわかるだろうが、日中逆転現象は様々な分野で起きている。

そして、話題はアメリカの次期大統領トランプの話へ。

 

 

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夜上海 プラタナスの葉

2016-11-18 | 写真日記

 植え込みに落ちたプラタナスの葉がLEDライトの光を受け浮かび上がっていた。


X-T2やX-Pro2に採用されている2400万画素の新しいセンサーは解像感が相当上がった。上の画像はISO2500なのだが、最近はISOをオートに設定していて感度を気にせず気楽にシャッターを押す事が出来る。昔のフィルム時代の事を思うと、今のデジカメは猿でも写真を写す事が出来ると誰かが言っていたが、それはある意味正しいね。だとしたら、スナップなんて猿に撮らせた方が面白い写真になるのかもね。猿にまけないように頑張ろう。

☆昨日は南京方面の会社にてLED関係の打ち合わせ、本日の昼に上海へ。

☆X-T2+XF35mm f1.4

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