柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

駅前の人命救助

2008年12月10日 | 世の中
駅前で、人だかりがしています。
見ると、女性が倒れています。
70歳くらいでしょうか?

本屋の店先です。
白衣を着た人が、心臓マッサージをしていました。
側には、看護士さんも1人ついています。

なんとなく状況が想像つきました。
この2人は、多分、近くにある病院の医師と看護士さんです。

知らせを受けて、駆けつけたのでしょう。
女性の側にひざまずいて
必死の形相でマッサージを続けています。

女性は、何の反応もありません。
知っている人かしら?
顔を見ますが、はっきり解りません。

そして、消防車が到着して
カバンを持った隊員がきました。

救急車じゃないんだ?
消防車なんだ。
集まった人達が、同じような会話をしています。

たちまち女性の周りには6名ほどの
救助をする人が、動き回ります。

マッサージは辞められることなく続けられますが
意識は戻りません。

すぐに担架に乗せられるのかと思ったら
違うようです。
地面に寝たまま、処置がされてます。

ひょっとして、救急車が出動して
来れないのかも知れません。

いつの間にか
女性の上着の前が開けられ
胸がはだけています。

毛布で隊員が目隠しをしましたが
ほんの一部の目隠しにしかなりません。

この女性がとても気になりましたが
これ以上、立ち止まって見つめるのは
申し訳ない気がしてきました。

私はその場を去りましたが
この方は、その後どうされたでしょうか?
家族には連絡が取れたのでしょうか?

あの先生方が、速くから処置をしてくれたのは
とても幸運だったと思います。
その幸運が実を結んでくれたらいいのに・・・