柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

1人住まいの遺骨の行方

2008年10月20日 | お墓・納骨・永代供養
今、立ち上げているホームページに
「納骨・永代供養代行サポート」を準備しています。

家族のない方が、この先増えてきます。
もちろん、親族が誰もいない訳ではないけど
親しい付き合いをしていない人は、多いものです。
自分の死後、葬儀や納骨を誰に託すべきか?
迷っている人がいます。

その方達の為に、遺骨を預かり納骨や永代供養をしてあげたら・・・

実は、葬儀社にいた時から、ずっと考えてたことなんです。
でも、葬儀の現場ではそこまでサポートする余裕はありませんでした。

どこでも、葬儀のためのスタッフは休む暇もないくらいの人数で
仕事をしています。気になりながらも手が出ませんでした。

以前に、散骨を依頼された女性がいました。
県営住宅に1人で住んで、持病が悪化しているというのです。

散骨希望は、その方のお母さんの遺骨でした。
お金がなく、墓も買えない。
家族は私だけ。
自分にもしものことがあったら、どうしよう。
せめて、母の遺骨だけでも自分の手で何とかしておきたい
との事。
「散骨が一番安いでしょう。私だけじゃ後の供養も出来ないし」

親しくしている民生委員の方に付き添ってもらい
その方は、無事に散骨を終えました。

現在その方が、お元気なのかはわかりませんが
病の体で、一人歩きもままならない方が
ずっと部屋に置いていたお母さんの遺骨を散骨して
ホッとされたそうです。

それで、納骨、永代供養の代行をしようと思ったのですが
調べてみたら、やっているところが多少ありました。
霊園とか、お坊さんがされています。
なるほど!

でも、私は普通の人に、そのお仕事をしていただくつもりです。
子育てを終えた主婦の方やリタイアした男性などにお願いしたいです。
普通の家庭のように送りたいと思うので。

ついでに調べたら、お墓参り代行は多くの会社がやってました。
墓石屋さんが多いみたいですね。

日本人は、お墓参りを大事にしています。
遠くて行けない、足が弱って行けない、仕事が忙しくて行けない
色々な理由があるでしょうが、気にされているんですよね。

確かに、お彼岸やお盆にお墓参りすると
すがすがしい気分になるものです。
役目を果たした・・・そんな気持ちになりますね。


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