柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

あなたのキーパーソンは誰ですか?   私がエンディングノートを作った理由

2020年10月17日 | エンディングノート
エンディングノートをなかなか書けない人のために
一緒に書くのをお手伝いすることがあります。

書き進めるうちに、
自分の今後を頼る事ができる人を決めることが
いかに大事なのかがわかってきます。

将来、認知症と診断されなくても
物忘れや、判断力が低下するのはごく自然なことです。
また体が思うように動けなくなる時がきます。
その時に自分の希望が活かされるためには
家族間であっても、自分の代わりに動いてくれる人を決めておく必要があります。


入院する時に保証人になってくれる人は誰?
病気の治療を医師と相談してくれる人は誰?
自宅で寝込んだ時に世話をしてくれる人は誰?
介護が必要になったら介護申請や、介護の選択を任せられる人は誰?
動けなくなったり、判断力が低下してきたときにお金の管理を任せられる人は誰?
終末期を迎えた時に、自分の延命措置の希望を医師に伝えてくれる人は誰?
亡くなったときに葬儀に手配や支払いをしてくれる人は誰?
納骨や法事をしてくれる人は誰?
死後の諸手続きや財産の後始末をしてくれる人は誰?

家族が大勢いても
これらを託せる人は限られます。
どんなに信頼している子供でも遠方に住んでいたり
近隣にいても仕事や家事に忙しく、たまにしか会えないのなら
親の認知や、困りごとを察知したり、管理するのは難しいでしょう。
現実的に考えて頼れる人を決める必要があります。

エンディングノートの内容をつき詰めていくと
迷いながらも頼りたい人が見えてきます。

高齢になれば配偶者に頼ることも難しくなり
昔のように長男に託すのが当り前とも言えない時代です。

家族間の相性もあり
親としてこの子に頼りたいと思っていても、
他の子供の主張が強ければ押し切られることもありますね。

単に介護、病気、葬儀の希望だけを書くなら簡単ですが
実は託せるキーパーソンを決めておくと
子供達も親の考えや気持ちが分かり
後々のトラブルを防げることにもなります。
そして、託す気持ちをその本人に伝え了解を得ることまではしておきましょう。


もし家族がいない、いても頼れない方は
法制度の後見人を考えてみるのが賢明です。

その気付きを見つけるためにもエンディングノートは書いた方がいいのです。


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