のっけから私事で恐縮なのですが。
今年、我が息子は近所の公立幼稚園の抽選に漏れ、年中組から幼稚園に行くことは
できませんでした。
他にも同じ状況に陥っている方は、たくさんいらっしゃることでしょう。
幼稚園は、まだしもかもしれませんが。
働かざるを得ない事情を抱えた方々にとって、保育所の待機児童が
山ほど存在する本市の現状は、なんとも厳しいものでしょう。
市がHPでも謳い、現市長が、ことあるごとに言っている
「子育てするなら西宮」
ってのは、一体、どこらへんを指して言ってるんやろうかと。
そんな中、最近、むやみと出くわす現市長を推す街宣車からは、タイトルに書いた
「目指す西宮は、もう、目の前です!」
というフレーズが、連発されています。
・・・いや、ほんまに、そんなこと思ってるんですか???
本来の定員を大きく上回った状態での運営を余儀なくされ、
それでも待機児童があふれかえっている幼稚園や保育所が、
たくさん存在します。
プレハブ校舎で授業を受けている子供達、
耐震性に問題がある学校で学生生活を過ごしている児童・生徒が
たくさん存在します。
行政の責務として、障害を持った方をはじめとする、いわゆる生活弱者への支援に、
積極的に取り組まなければなりません。
市内各地で問題となっている、大規模集合住宅の建設をはじめとする乱開発も
大きな問題です。
大規模商業施設の大量進出をはじめとする、様々な要因によって
多くの個人商店は、厳しい状況に立たされています。
他にも、たくさんたくさん、問題は存在しています。
もちろん、すぐに解決できる問題もあれば、そうではない問題もあります。
西宮市だけでは解決できない問題も、あることでしょう。
けれども、少なくとも。
このまちには、解決しなければならない、取り組まなければならない課題が、
たくさんたくさん存在するということ。
これは疑いようのない事実です。
そんな中、こんなフレーズを連発する、その感覚が理解できません。
ほんまに、
「目指す西宮は、もう、目の前です!」
などと思っているのだとしたら、その感覚、ずれすぎでしょ。
私は絶対に、この感覚には同意できません。
(市長選挙についての私の姿勢・意見は、
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