本日の午前中は「病院問題特別委員会」を傍聴してきました。
ごく個人的意見ではありますが。
昨日の「フレンテ問題特別委員会」で議論されるべきテーマも、
もちろん、きわめて重要なものです。
が、しかし、この「病院問題特別委員会」で議論されるべきテーマに
比べれば、その重要度はかすんでくると思っています。
現段階での議論として考えるのであれば。
「フレンテ問題特別委員会」で議論されるテーマは、突き詰めると、
○市は現在、都市管理株式会社に毎年度始めに約10億円を貸し、
年度末に返してもらう(=短期融資)形で資金繰りを行っている。
○ところが総務省からの通達で、こうした不透明な形での
資金繰りを行うことができなくなった
○そこで市は、これまでの短期融資を長期融資に切り替えようとしている
○これを行うにあたって、想定される様々な課題を整理しようとしている
ということになるのかな~、と。
もちろん、付随・派生する話は、他にも山ほどありますが。
少なくとも現時点で、こちらの話は10億円くらいの話に
留まっています。
もちろん、これだけで十分大きすぎる話ですが。
(この話についても、いずれ、詳しくブログに書くつもりでいます。
乞う・ご期待。)
ところが、本日の西宮市立中央病院の話は、桁が一つ違います。
なぜなら、市側の考える有力な案として提出された
「中央病院の移転&建替え」という案を実施しようとすると、
どうやら150億円もの費用が、かかりそうだと言うのですから!!!
ちなみに、西宮市の一般会計の規模は、概ね年間1500億円程度。
ということは、その約一割に該当する巨額の資金が、
病院の移転&建替えのためには必要だと言うことになります。
う~む。。。
このブログで、何度も書いてきていますが。
そもそも、西宮市立中央病院は年度によって若干異なりますが、
実質的には毎年10~20億円程度の赤字をたたき出し続けています。
(↑市からの繰入金も含めて計算しています。↑)
「地方都市で他に総合病院がなく、どれほど赤字をたたき出そうが、
行政が医療機能として病院を持たねばならない!」
という状況にあるなら、いざ知らず。
ぱっと周りを見渡しても、
県立西宮中央病院・兵庫医大附属病院・明和病院などなど、
多くの総合病院を持つ本市において、
これだけの赤字をたたき出し続けながら、
単独で公立病院を持つ必要があるのか???
という点について、個人的にはきわめて強く疑問に思っています。
「市として、絶対に果たすべき医療機能がある!」
と言うなら、それこそ、私立病院に補助金を払って、
市が考える「絶対に果たすべき機能」を果たしてもらえばいいわけで。
で、今後、この病院をどうしていくのか?というのが、
「病院問題特別委員会」で議論されるべきテーマなのですが、
これについては、今のところ、「存続方法の検討」となっています。
口頭説明では、
「今後の検討の過程で廃止という結論が出る可能性も
ゼロではありません」
という趣旨の話もありましたが、資料に明確に記されているのは、
○現在地・現建物で継続
○建替え(現地)
○建替え(移転)
という三案だけしかありません。
でも、これって、色々な意味で問題ありまくりだと思うんですよね。
と、このまま続けたいところですが、ちょっと、この話、長くなりそうなので、
今日は一旦、ここまでで留めさせていただきます。
それでは失礼いたします。