地域でも、ご存知の方はあまり多くないのですが。
実は、高木公園はマンホールトイレ的な機能を持っています。
(ちなみにマンホールトイレのイメージは↓こちら↓。
神戸市:災害時のトイレ機能の確保 )
高木公園に設置されているトイレは、上のリンク先で言うと、
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(1) 貯留型
特殊マンホールの貯留弁を閉め、注水用ますから仮設水洗トイレ用下水道管に一定量の水を注水・貯留し、ある程度汚物が堆積したのち、貯留弁を開け、一気に流します。
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にあたります。
なので、「一定量の水を注水・貯留し」ないと、汚物は流せません。
ま、当たり前ですよね。
ところが実は、高木公園に設置されたトイレには長きに亘って
「一定量の水を注水・貯留」する手段がありませんでした。
公園が作られた当時から、このことは問題になっていたそうです。
当初、市は井戸を掘って水源を確保すると言っていたらしいのですが、
資金不足から、その話はムニャムニャになってしまったそうで。
・・・なんじゃ、そりゃ。。。
私このこと、知らなかったのですよ。
というわけで、ご意見頂いたことを受け、市側に確認してみると、
「高木小学校のプールから持ってきたらいい」とか
「近くに用水路が走ってるから、そこから持ってきては???」
てな感じの答えをもらいました。
でも提示された話には、どう考えても無理があります。
というわけで一年くらい前から、改めて市側と交渉を始めました。
依頼した内容は、
《「せっかく設置された災害時用トイレが大規模災害発生時に
使用できないようでは意味がない。
手段は何でもいいけど、『これなら災害時でも使える!』と
思える『「一定量の水を注水・貯留」するための手段』を
提示して欲しい。》
というもの。
という経過を経て、この度、井戸を掘ってもらえることになりました。
大規模災害なんて発生しないに越したことはありません。
が万一、大規模災害が発生した場合
「あるけども使えないトイレ」なんて冗談にもなりません。
なので、そういう意味ではよかったな、と。
ちなみに工事は年度内には完了する予定だそうです。
ただね、この話、どう考えても出だしから間違ってると思うのですよ。
「トイレは設置したけど、お金がないから
水源までは用意できませんでした。
なので、災害時用トイレは存在してるけど
実際に大規模災害が発生した場合は使えません。」
なんて誰が考えても、おかしすぎます。
目的はトイレを設置することではなくて、
非常時に、トイレのことで困らないですむようにすることでしょ、と。
とは言え、ちゃんと使えるようになるのはよいことです。
なので注文はここら辺でやめときます。
というわけで今日はこれまで。
それでは失礼いたします。