さあ、いよいよゴールが見えてきた一般質問のご報告。
そろそろ3月議会も始まることですし、早く終わらせねば!
それでは、さっそく始めます。
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もう一点、付随して市営住宅に付設された駐車場使用料金の妥当性について質疑します。
市は、市営住宅に付設されている駐車場の賃借料を「半径500メートル圏内の駐車場料金の平均値の0.7倍」と規定しています。
ところが実際には、現実の駐車料金の中には、この規定と大きく異なるものがあります。
例えば池田町駐車場の場合、この基準に基づくと月々の駐車場料金は10,404円とするべきですが、実際には15,000円と約1.5倍も高く設定されています。
また逆に高須町1丁目駐車場では規定に基づくなら12,600円に設定するべきところを、大幅に安い10,000円に設定しています。
他にも「規定に則った場合、こうなるはず!」という月額駐車料金と、実際の駐車料金が大きく乖離している事例が複数存在します。
「市自身が定めた規定が存在する以上、当然、従うべき!」という観点から、この現状には大きな問題があります。
加えて私は、そもそも「半径500メートル圏内の駐車場料金の平均値の0.7倍」という市営住宅に付設された駐車場の料金設定の妥当性にも疑問を持っています。
市営住宅には「住宅困窮者に対して低廉な価格で良好な住環境を提供する」という役割があります。
その重要性は言うまでもないものであり、賃料が低く抑えられているのは当然だと考えます。
しかしながら、こうした考えを駐車場にまで当てはめて「半径500メートル圏内の駐車場料金の平均値の0.7倍」という規定を定めることに妥当性があるのか?という点について、まず疑問に感じます。
また市営住宅住民同士の公平性・平等性という面からも問題があります。
付設駐車場が満車のため、近隣で駐車場を借りている方もいらっしゃることでしょう。
また付設駐車場が存在しない市営住宅にお住まいの方が車を保有している場合も、近隣の駐車場を使用しているはずです。
そういった方は当然、その地域の相場通りの駐車料金を払っていることでしょう。
こうした現状を踏まえると、私は、市営住宅の駐車場料金は「半径500メートル圏内の駐車場料金の平均値」の0.7倍ではなく、平均値に揃えるべきだという考え方もあると思っています。
もちろん、そうした見直しを行う場合、なんらかの事情があり、車の保有がどうしても必要と考えられる方に対しては、一定の減免措置を講ずることも検討するべきでしょう。
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というわけで次回は具体的な質疑の内容など。
でわでわ失礼いたします。