衆議院の解散が決まり、業界的には完全に選挙モードのような。
とは言うものの国政選挙は無所属議員な私にとって、直接的には、あまり関係ありません。
もちろん、結果はいろんな意味で仕事に関係してきますが。
とは言うものの今回の解散については、解散理由もピンときませんし、争点も正直なところ、よく分からんなあと。
ただ野党側の体制が整っていないであろう、この体制での選挙は与党にとって相当有利なんやろうなあと思いますし、それを前提においているからこその話なんやろうなあとも思いますが。
ま、選挙ばかりは蓋を開けてみるまで分からないですけどね。
さて本題、今日は西宮市が保有する施設の維持・修繕について。
これ、先日の消防団詰所の改修にも関連する話です。
これまでにもブログ等で再三、触れてきた内容ではありますが。
西宮市は、学校施設・市営住宅を中心に、たくさんの公共施設を保有しています。
市は「公共施設白書」において、こうした施設の修繕・建替え等のために毎年、少なくとも49億円、多ければ95億円もの費用が今後50年間、毎年発生すると想定しています。
で、これに関連して、きちんと施設の維持・修繕を行っていくためのツールとして用意されているものの一つが「中長期修繕計画」です。
ところが、この中長期修繕計画、なかなかに問題が多い代物でして。
色々と問題はあるのですが、一番の問題点は、この計画が対象としている公共施設の少なさです。
当該計画が対象としている公共施設は
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①下記施設を除く公共施設
●上下水道関連施設
●中央病院関連施設
●処理場施設等のプラント関連施設(←ごみ焼却場等ですね)
●自転車駐輪場
●道路、下水道、橋梁等のインフラ関連施設
●学校、幼稚園等
●市営住宅
●本庁舎周辺施設
②500㎡以上の施設
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となっています。
が、これ、かなり、???な内容だと思うのですよ。
とりわけ「おいおい・・・」なのは、①が「下記施設を除く」となっていることです。
ここらへん全部省いてしまうと、対象となる施設は公民館・市民館・保育所・体育館等に限定されてきます。
これに加えて、「500㎡以上の施設」という条件まで加えられているのですから、大部分の施設は対象外ということになってしまうわけで。
どう考えても、これでは不十分です。
前市長時代には、いくら主張しても反映されることのなかった「公共施設の補修に関わる基金条例」が成立するなど、市長交代後、この問題に対する市の姿勢は従来に比べて格段に前向きになっています(↓以下、基金条例に関する参考記事↓)。
しぶや祐介の活動日記@2014.9.11
一方で、せっかくの方向転換を現実の施策に結び付けていくためには計画への落とし込みなど具体的な対応策が必要ですが、ここらへんは、まだまだな面が多いのです。
こういう点は引き続き、しっかりとツッコんでいかねばですよね。
議会の重要な役割の一つは、市政に対する監視機能を果たすことだと思っています。
だから私は、そういう方向性での堅実な活動をこそ続けていきたいと思っています。
「安心して暮らせる安全なまち」を実現するためにも、この問題には継続的に取り組んでまいります。
というわけで、今日のブログは、この辺で。
それでは失礼いたします。