西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

いいえ、使えません!

2014-11-26 11:16:06 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

先日、ブログにアップした音楽会の撮影の話、色々とご意見を頂き、考えさせられることがありました。
つくづく、いろんな意見を頂くことが大切やな、と。
ちなみに現状は、教育委員会に依頼して
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●各小学校でのカメラ・ビデオ撮影の可否
●業者委託の有無
●その他、特別の対応があれば、その内容
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を確認してもらっています。
「カメラはNGやけどビデオはOK」「音楽会のビデオを個人懇談の期間に流している」等、学校によっても対応は、ずいぶん異なるようで。
しかし、この手の情報をガンガン入手できるとは恐るべし、SNS。

さて本題、今日はアウトな看板の話など。
まずは↓こちら↓をご覧ください。

普通に、この看板見たら「書かれている内容に健康保険が適用される!」と思う方、沢山いらっしゃのでは???と思うのです。
ところが実際には、そうではありません。

そもそも、この分野に関しては、健康保険制度は急性的な病気を対象としており、慢性的なものは対象外です。
例えば捻挫は健康保険制度の対象となりますが、肩こり・腰痛・膝痛は健康保険制度の対象にはなりません。
当然、ここに書かれているようなメニューは対象外です。
でも繰り返しになりますが、これだけ見ると「保険証使えるんや~」ということになると思うのですよ。

柔道整復師法では、こうした事例を想定して
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●施術所の名前

●住所・電話番号
●営業日時・時間
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等、一定の事例以外は看板・外壁等に掲載してはいけないとしていますが、実際には違法広告が蔓延しています。
その背景には、
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こうした過剰な広告を掲出することで、お客さんに対して、保険対象外の診療行為を保険対象の医療行為であると思わせる
●そうしてやってきたお客さんを対象に、本来は保険対象外の診療行為を医療行為であるかのように装って診療する
●保険者に対して、保険対象外の診療行為も含めた過大な医療費を請求する
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という不正行為が行われているのでは???と勘ぐってしまうのです。
実際「いつも通ってる接骨院で委任状に印鑑つかされた」的な話を耳にする機会もありますし。
もちろん、ごく一部の話だと思いますが。

こうした違法看板への指導権限は、中核市である西宮市は、ちゃんと保有しています。
高齢化に伴い、医療保険制度の財政状況や持続可能性が問題として取り上げられる機会が増える中、こうした指導も行うべきだと思うのです。
「患者として通っているつもりでいたら、知らぬ間に不正行為の片棒担がされていた!」なんてのは、どなたにとっても到底、好ましいことだとは思えませんし。

制度の大枠は国が決めることなので、我々にはどうしようもありませんが。
調べれば調べるほど、国民健康保険制度の運用面には改善するべき面が山積みです。
そこらへん、まとめて、じっくり研究中。
しっかりと整理した形で指摘・提言を行えるよう、引き続き、取り組んでまいります!

というわけで、今日のブログは、この辺で。
それでは失礼いたします。