井上選手の試合が気になるのはもちろんですが、武居選手VS比嘉選手にも超注目。
しかし最近、この手の試合が空手練習日である火曜日に行われる確率が、まあまあ高いのは困りもの。
放送見れるまで、なんとか情報シャットアウトせねば。。。
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さて本題、6月議会で行った一般質問のご報告の続きですよ。
水曜日には9月議会も本格的にスタートですし、報告も進めていかねばですね。
それでは早速始めます。
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本年4月、市が公表した「西宮市定員管理計画 VOL.1」は採用や研修、人事配置の必要性等を大きく取り上げています。
一方で、課長級への昇任拒否や、係長級への降任希望が多発していることについては触れていません。
市全体としての経営方針を理解、咀嚼し、現場に落とし込む実働部隊の長として、課長級の果たすべき役割・責任は重要です。
にも関わらず、課長職を忌避する職員が目に見える形で多く発生している現状には、大きな問題があります。
さて、こうした状況が発生している背景には
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●課長に昇任してもしなくても大きく給与が変わらない
●課長の役割や職責が定義されておらず、責任と権限が不明確
●課長職と係長職では職務上、大きな差が存在する
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等の問題があると、私は考えます。
また同様に、課長級以上の職員に多くの早期退職が発生していることも問題です。
そこで2点、質問します。
【質問①】
課長級への昇任拒否や、係長級への降任希望が多発する現状についての、市の見解は?
その原因をどう受け止め、どのような対策を講じていく考えか?
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【答弁①】
課長級職員が降任を希望する理由として、
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●資質・能力不足
●職責を果たすことが困難
●精神的な負担が大きく疲弊している
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との声を聞いているほか、以前実施した「職員の働き方に係るアンケート」において、課長級以上の職について、課長自身が実際に感じている内容と、係長が課長級以上の職に抱いているイメージともに、「議会や危機事案発生時対応など責任が重くなり、精神的な負担が大きい」との回答が最も多く寄せられておりました。
また、同アンケートにおいて、管理職でない職員に対して昇任を望まない理由を質問したところ、
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●管理職に必要な能力が自分に不足している
●仕事と家庭生活との両立が困難
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などの回答が多く、さらに、昇任について「一定の条件が整えば昇任を望む」と回答した職員に対して、「一定の条件」の内容を質問したところ、「管理職の給与が業務量や業務負担に見合うように改善されること」との回答が最も多く寄せられました。
アンケート結果から、課長級以上の管理職の業務について、マイナスのイメージが大きいことが見て取れることから、これまで以上に管理職の育成支援に取り組む必要があると考えております。
具体的には、業務効率化等による管理職のワーク・ライフ・バランスの実現のほか、管理職の職員に対しては、上司や人事担当による精神的な面でのケアの実施、議会対応や危機事案発生時における対応について、役職定年を迎えた主幹を積極的に活用することなどを検討してまいります。
また、係長級の職員に対しては、議会への説明の際に同席させたり、課の運営に積極的に関与させたりするなど、実務上の職場での研修を通じて、将来を見据えた必要な経験を積むことで、課長への昇任の際の不安解消につながるような対策を検討してまいります。
これらに加え、議員ご指摘の処遇面での課題についても取り組む必要があると考えております。
なお、給料表については、令和5年度に職務職責に応じたメリハリのある給料表を導入しましたが、引き続き、今後示される人事院勧告の内容や、国・近隣他都市との動向に注視し、職員のモチベーションの維持・向上に資する人事給与制度の構築についても取り組んでまいります。
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【意見要望①】
西宮市に限らず、全国的に課長級以上への昇任を忌避する傾向が強くなっていると耳にします。
その理由は多岐にわたると思われますが、答弁にあった内容はいずれも非常に重要な内容と考えます。
答弁に則った対策を進めて頂くよう要望します。
なお私は複数あげられた要素の中でも、重要なものの一つが処遇面で差をつけることだと考えています。
答弁にあったとおり、「職員のモチベーションの維持・向上に資する人事給与制度の構築についても取り組んで」頂きたい。また、
その前提として、局長・部長・課長・係長といった、それぞれの役職の役割を明確に定義すると共に、各階級に応じた人事考課を実施することは欠かせません。
課題を整理し、取組を進めていくよう、強く要望します。
また議員の立場からは、「係長級の職員に対して」「議会への説明の際に同席させ」「るなど、実務上の職場での研修を通じて」「課長への昇任の際の不安解消につながるような対策を検討して」いくという答弁は重要だと思います。
私共、会派としても積極的に協力しますので、その点、申し上げておきます。
【質問②】
退職職員へのアンケートやヒアリングを実施して原因を明らかにすると共に、早期退職を避けるための具体的対策を講じるべきと考えるが、どうか?
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【答弁②】
現場の責任者として、課長級職員の果たすべき役割・責任はきわめて重要であり、課長級職員が早期退職等により退職してしまうことは、市としても大きな損失であると認識しております。
早期退職を希望する理由として、本人の健康上の理由や家族の介護など個人的な理由による場合もあると認識しておりますが、これまで、退職に至った理由の詳細な把握、分析ができておりませんでした。
議員ご指摘の、早期退職を避けるための具体的対策を検討するため、職員から退職の申出があった際に、退職理由を問うアンケートをあわせて実施し、詳細な退職理由の把握と分析を進めてまいります。
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【意見要望②】
答弁にあったとおり、「まずは退職理由の把握と分析を進め」て頂きたい。
その上で、市側の見直しによって解決できる問題があるなら、積極的に改善に取り組んで頂きたい。
なお昨今、介護・出産・育児等のやむを得ない理由で退職した職員のうち、復職を希望する人については再び正規職員として採用する制度を導入する自治体が増えていると聞きます。
こうした情報についてもアンテナを張り、必要であれば積極的に制度の導入を検討して頂きたい。
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埼玉 秩父市 育児や介護で退職した職員「再採用制度」導入|NHK 首都圏のニュース
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質問後、複数の課長さんが必要に応じて、係長と一緒に説明に来てくれるようになったのは嬉しい限り。
質問で取り上げたような話について、私が直接協力できることなんて殆どありませんが、少しでも慣れてもらうための材料になれるなら、こんなに嬉しいことはないですね。
引き続き、様々な角度から、多くの課題に取り組んでまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。
制度・職員とも、仕事の先にある市民を見ていないような気がします。
市民の市役所各課見学ツアーなんかを、市に企画して欲しい気もします。刺激になって、市に気合が入るかも。
私には個人の意識や思いは分かりかねますが、様々な課題・問題があることは事実だと思います。
市民の皆様により質の高いサービスを提供できる市役所、よりよい組織、より働きやすい職場を実現するべく努めてまいります。
コメント頂き、ありがとうございました。
市や市議会にも、県との窓口になったり連携を取ったりすることが仕事な方は少なからずいると思うのですが…。
知事があんな状況でも現場は関係なくそれなりに滞りなく回るものなのか、実際、いろいろ支障を来しているのか。
後者なら県政を停滞させたとして知事を辞めさせる口実になりますが、もし前者なら、それはそれでトップの存在価値って何なんだろうと思います。
とりあえず広報的な意味では、兵庫県のイメージを大きく下げたことは間違いないですね…
一昔前の号泣議員しかり、兵庫県民は何を見て投票してるんだと思われてそうなのが悲しいです。
西宮市も少し前、市長の言動ばかりが取り上げられたことがありましたが、あのときも現場は関係なく回ってたんでしょうか。
西宮で前市長の発言等が問題になった際には、一部窓口に意見が殺到したことを含め、現場に様々な意味で、大きな負荷がかかったという話をよく耳にしました。
少なくとも、そういう意味で、兵庫県においても現場に大きな影響が出ていることは確実だと思います。
そもそも行政運営の現場は、市民・県民の理解や納得を得ながら進めていかなければならないことが多いですし。
一方で、兵庫県知事に関する一連の話の流れには違和感を持ってもいます。
程度の大小は措くとしても、知事の一連の言動に問題がある部分があったということは事実なのだろうと思います。
しかしながら、現在の流れの背景には、
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●知事交代の結果として起こった改革や政策の路線変更、人事に対する反感・怨念
●県庁・議会内での勢力争いや体質に起因する問題
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等もあるように感じています。
なので報道されている内容は、あまりにも一方的・一面的に過ぎるように感じている部分もあります。
よって個人的には、この件を号泣県議の件と同じように受け止め、兵庫県民は何を見て投票しているんだ!と言われるなら、それは違うと言いたい気もします。
とは言え、ご指摘の通り、兵庫県のイメージを大幅に下げたことは紛れもない事実であり、その点、ただただ残念に思っています。
きちんとした回答になっていなければ、申し訳ありません。
貴重なご意見・ご質問を頂戴したことに感謝申し上げます。
コメント頂き、ありがとうございました。
確かに、現知事の行政に対する前知事派の反抗行動や、国政の動向の影響も要素としてあったのでは、という疑いも私は持っておりました。但し、現知事の保身やごまかしともとれる一連の対応は、政治のトップとしてはあってはならないと考えます。
これは、市政にもつながるものと思います。現知事も、結局は行政を通して県民(市民)を見ることを忘れていたのではないでしょうか?
私も、知事の一連の対応に問題があったことは事実だと思います。
より長い時間軸で見るなら、就任後早い時期から、様々なツールを利用して、自身の姿勢や取組を発信していくべきだったと強く感じてもいます。
そうすれば、おのずと県民・市民姿勢に立つ姿勢を持つことにつながったであろうと感じてもいます。
まとまりのない返信で恐縮です。
コメント頂き、ありがとうございました。