西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

用務員の仕事とは何で、どこまでやるべきなのか?そこを明らかにしたうえで、用務員のあり方自体を検討し直すべきです!

2019-07-29 08:38:45 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

久しぶりの♂♀揃い踏みとなったので記念撮影。
そろそろ土も入れ替えんと、あきませんな…
 ↓


さて本題、一般質問のご報告の続きです。
一回、飛ばしてしまいましたが、学校の校門警備等業務が高すぎるのでは???という話でしたね。
それでは早速どうぞ。

■■■■■

【質問②】
そもそも市教育委員会は、用務員が行っている業務の内容・実態を把握できていない。
この機会に、業務の内容を把握・精査し、今後のあり方を検討するべきと考えるがどうか?
また市費学校教育事務員についても同様の取組を行うべきと考えるが、どうか?
 ↓
【答弁②】
議員ご指摘のとおり、用務員の業務内容を標準化し、可視化する必要性については、教育委員会としても十分認識しているところです。
用務員の一般的な業務は、校長・教頭などからの指示や備品の修繕や本棚・靴箱の製作など計画的に行う業務、またプール開きや体育大会など学校行事の開催に合わせ準備作業を行うことのほか、緊急的な対応業務として、教室の扉や窓の破損などの突発的な修繕にも迅速に対応しております。

今後、退職者不補充により欠員となる学校には、人件費の抑制を意識した非正規職員の活用を考えておりますが、その場合、新たに配属された職員が、業務内容を速やかに把握するためにも、今回ご提案いただいているとおり、用務員の標準的な業務内容を可視化し、職責を明確化しておくことが必要であると考えております。
学校教育事務員につきましては、現在退職者不補充としており、当分の間は学校事務の負担軽減の観点から非正規職員を配置しておりますが、将来的には事務室が担う業務以外にも、学校全体の業務支援を行う職に置き換えていくことについて、検討しているところであります。

【質問③】
大きい二点目で上げた学校園等常駐警備業務の内容を精査し(←校門警備業務の契約金額は3億円!でも、これって高すぎやしませんか???)、用務員が負担可能な業務については用務員が担うよう、改めるべきと考えるがどうか。
 ↓
【答弁③】
先ほど申し上げた用務員の業務内容の標準化や可視化による職責の明確化を行う中で、現在、警備員が行っている業務の一部を用務員が担うことが出来るかどうか、またそれにより、委託業務のコスト削減につながるか否かなどを総合的に検討してまいります。

【まとめて要望】
用務員の業務について色々と説明がありました。
しかしながら私は、球切れした電球の交換を校長・教頭が依頼しても、用務員が「それは自分の仕事ではない!」と拒否する事例さえあると聞いています。
また漏水防止のための水道メーターの確認頻度も減らされたまま、なかなか元通りの回数に戻りません。
これも、一部の用務員が嫌がっていることが大きな要因だと聞いています。
 

【ご参照】
水道メーターの確認ぐらい、用務員か学校教育事務員がやったらええんちゃいますの?そんなこともできないなら(以下略)@2017年11月のブログ

-----
●用務員の役割とは何なのか?
●遂行すべき仕事はなんなのか?
●何をもって、用務員は評価されるのか?
-----
そうした点さえ明らかにされていないのが現状なのです。
だからこそ市としても「用務員の業務内容を標準化し、可視化する必要性については、市としても十分認識しているところであります」と答弁せざるを得なかったのでしょう。
こうした点も整理できないまま、西宮浜小中一貫校の用務員配置について「1名の加配措置を行い、これまで同様2名の用務員を配置したいと考えております」と答弁する姿勢は、理解に苦しむものです。

私は本来、西宮浜小中一貫校が設立される、このタイミングにこそ「用務員の業務内容を標準化し、可視化する」べきであり、その内容を基に、配置について検討するべきだと考えています。
一方で「当該加配措置については、今後、用務員が担う業務量に変更が生じた場合には、その業務内容に応じて適宜見直しを図ってまいりたいと考えております」との答弁もあったことから、今回は、これ以上の追及は避け、今後の推移を強い関心と興味を持って、見守っていくということを申し上げておきます。

学校教育事務員については「将来的には、事務室が担う業務以外にも、学校全体の業務支援を行う職に置き換えていくことについて、検討している」とのご答弁でした。

用務員についても同じですが、そもそも、それぞれの職種のあり方や、答弁の言葉を借りると「置き換えていくこと」を「検討」するのであれば、
-----
●今、どのような仕事があるのか?
●そのボリュームはどれくらいか?
-----
等の現状把握が欠かせません。
ところが市は、こうした本来、当たり前の現状把握やルール化を進めることに極めて後ろ向きです。
まずは答弁にあった通り、「業務内容の標準化や可視化による職責の明確化を行」って頂きたい。
その中で、こちらも答弁にありました通り、「警備員が行っている業務の一部を用務員が担うことが出来るかどうか」を検討して頂きたい。
用務員だけでなく学校教育事務員についても、その在り方や職務について、根本的な部分から検証するべきであると指摘して、次の質疑に移ります。
 
■■■■■

ちなみに質問後、西宮浜中学校の用務員業務について気になる話も聞いています。
それも含めて、この問題しっかり追いかけていかねば!ですね。
それでは今週も頑張ってまいります!


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
業者で対応 (松井)
2019-08-08 18:43:55
昔のような焼却作業がなくなった時点で用務員の仕事はない。学校はガラスが割れればガラス屋、水道修理は水道屋をよんでいます。
年収800万と仕事量がみあっていない。
用務員の仕事は業者で対応できる。
西宮浜小中になっても1人で十分対応できる。


返信する
コメント頂き、ありがとうございました。 (しぶや祐介)
2019-08-09 19:36:20
>松井 様

「年収800万と仕事量がみあっていない」とのご指摘、仰る通りと思います。
また他のご指摘についても、同じく思うめっが強くあります。
引き続き、現状の改善に努めてまいります。
コメント頂き、ありがとうございました。
返信する
用務員の仕事 (kuma)
2021-12-07 23:14:06
自分の地区より用務員の仕事が楽なように見えますね。
全体的に用務員の質が低いのでしょうか?給与と見合っていない感じがします。

朝と夕方ライフラインを点検・計測、1日の作業・外出、ごみ受け入れし退勤と簡単に書きましたが、こんな感じで仕事をしてきました。
一通りの作業は自分でやっちゃいますが。
どうしても出来ない(配管修理、高所作業)は業者へ依頼します。

水道のメーターも毎日計測して、漏水を早く見つけて修理依頼します。
無駄に税金を使わないよう心がけていますので。

用務員の業務内容を標準化は分かりますが、学校施設によっては多少のアレンジが必要だと思います。
例えば新しい校舎は損傷がほぼないですが、古い校舎はあちこち痛んで修理が増えます。
敷地の危険個所鉄棒などの腐食、ブロック塀など危険個所がないか、樹木の倒壊の有無、多岐に対応できるようにしてはいかがでしょうか。

震災の時業者が来なかったので、二次災害を防ぐために電気やガス・灯油配管等の停止作業しました。
正規職員(用務員)なので当たり前と思い今まで従事しています。

長く書きましたが用務員の仕事は、評価を何をもって評価しているのか、自分でも?と思っています。
返信する
コメント頂き、ありがとうございます。 (しぶや祐介)
2021-12-08 10:04:38
>kuma様

日々のお仕事、お疲れ様です。
用務員業務の標準化は、むしろ「最低限、これだけはしなければならない!」という意味合いの強いものとご理解ください。
文中にもある通り、電球の球替えさえしたがらない方も存在するというのが前提ですので。

学校ごとに用務員さんの仕事に対する姿勢が大きく異なるという話は聞いております。
kumaさんが仰るような姿勢で、全ての用務員さんが高い意欲と誠実な姿勢をもって、職務に精励して頂けることを期待しています。
コメント頂き、ありがとうございました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。