四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

💛夏バテに緑豆はいかが!

2023年07月12日 20時40分22秒 | 薬膳
 ☆緑豆の煮ものです。甘く煮ましたのでアンコを食べてるみたいです。

☆薬膳
 こんばんは!!
暑くなってきましたね。さすがにバテそうです笑 梅雨時の湿気もたまらなく嫌いでしたが今は温度が上がって暑さが加わりました。中医的には六邪のうちの「湿邪」に「暑邪」が重なって最も不快な季節と言えるでしょう。身体も耐えかねるようになるのも仕方がないと今更ながらに思います。汗をかきすぎると体力の消耗というより「気」を消耗してしまい、怠さや眠気に悩まされるものです。私などは夏の朝風呂は大好きなのですがここ数年はサッと体表の冷えを取る程度にしています。風呂上りに汗をかきすぎると返って気の消耗が激しくて「気虚」状態に陥るのです。朝から疲れてはたまりません(;^_^A 中医を学ぶようになってやっとそのことが理解できたというところです。昨夏ころからは要領よく過ごせるようになってます。今年も結構、元気です。要領ですね(;^_^A

 さて、こんな湿邪と暑邪のダブルパンチに悩まされるときに何をご紹介しようかなと考えてました。先日、薬膳の先生がお持ちになっていた緑豆の煮もの(緑色のアンコ)を作ってみようと思い立ちました。日本ではあまり馴染みがないと思うのですが中国では夏バテ対策によく食べられるそうです。小豆のあんこに似ています。添付の写メです。冷たい飲み物で身体を冷やすのも良いですが身体の熱を取り利尿しながら脾胃も守るというのはいかがでしょう。

30分くらい水に浸しておいて水を取り替え、クタクタと炊き上げました。私は面倒なので圧力鍋でシュシュッとしましたのであっという間にできあがりました。甘味は生薬の甘草と少しのお砂糖です。アンコを食べている感じです♪

 緑豆の効能を書いておきましょう。
〇性味・・・涼性で甘い
〇帰経・・・心・胃
〇効能・・・清熱解毒 利水消暑 止渇(喉の渇きを抑え)

利尿しながら身体の熱を下げ、解毒も!!喉の渇きも抑えてくれる!!
ただ胃腸が弱くて冷え性で下痢気味な人には向かないそうです。

💛梅雨時で不調な人を見つけました!

2023年06月28日 20時30分57秒 | 薬膳


☆薬膳
 こんばんは!!
昨日から30度超えでさすがに暑いと感じ始めました。衣も真夏仕様に変えると一段と過ごしやすくなりました。リネンのブラウスに綿のゆるガウチョ、これが最高です♪

先日、2週間ぶりに見えた生徒さんを見て、あれ、浮腫んでるんじゃないかな?と一目でわかりました。お聞きするのも悪いので黙っていたのですが座るなり、不調を話し始めました。浮腫むし、怠いし・・・ということです。大概はこの季節の湿気のせいだと思いますよということで早速、レクチャーでした。彼女はまだ新しい生徒さんなのでお話できてないことが多く、薬膳のこともあまり伝えてなかったので今だとばかりに私のいつもの口調が炸裂してしまいました(;^_^A 浮腫んでるので体重は増えて、食べてもないのに太るなんて憂鬱だとか・・・女だからわかる、わかるということで・・・(;^_^A
彼女はお勤めをしているし、子供は独立したし、夫と二人分だからする気もしないから、食事は適当ですとおっしゃいました。

そこでまずは薬膳茶を飲んで頂くことにしました。利水、健脾でハトムギにナツメ!そして滋陰潤肺の枸杞子、温中で乾姜をブレンドしました。ヨモギ茶はどう?と聞きましたら、それ、苦手で大嫌いです!!というので入れませんでしたがやはりもっと温めたいなと思う人です。いつも暑がりで薄着が多いなとは思っているのですが意外に冷やしているのかもと思います。お風呂にはゆっくりと入ってもらって汗をかくことも勧めました!運動もしているふうではありません。どこかぽっちゃりですし・・・(;^_^A

晩ご飯はどうします?と言いましたら、適当に買って帰ります!というのでう~~んと唸るようなお返事です。そしたら今日はトウモロコシを買おうよという提案をしました。たぶん穀類は食べてないのではと思うのです。たぶんビールか何かとお惣菜だなと感じました。ダイエット兼ねて冷たい生野菜(それもきっとカット野菜)もたべるんだろうなと・・・いやそうに違いないと!!ごはん抜きでお惣菜をつまむのではいけません。私は内心でご飯を食べてもらおうと思いました。

トウモロコシごはんを炊かない?と言いますと、え~~、トウモロコシですか?そのまま食べます!というので、いいからいいから、言う通りにしてみて!!ということで説得して炊くことになりました。
ご飯を仕掛ける。トウモロコシは実をほぐしておく。炊飯器に仕掛けて、トウモロコシ、ダシ昆布と塩少しを入れます。トウモロコシの芯や南蛮ひげも投入してね!!とお勧め!!トウモロコシは利水に向いています。

正確には補中健胃。つまり補中とは三焦のうちの中焦、すなわち脾胃あたりを護り、胃袋も健やかにしてくれるのです。他、利尿、利湿ですから梅雨時の湿が溜まった胃袋から湿を取り除くには良いはずです。ごはんを食べること、これは身体が怠く感じる気虚状態であれば補気できますからシャンとするのではと思います。
小難しい薬膳などは不要です。オシャレでなくて良いと思っています。薬膳カフェなら目を引くようないかにも身体に良さそうなメニューを考えなくてはなりませんが家庭内では簡単で良いと思っています。

他、玄米アズキごはんもお勧めです。こちらは熱心な生徒さんから教わったのですが・・・ネットを調べても出てきますよ。おそらく発酵玄米を作るのだと思うのですが、私たちは面倒くさいの一晩、玄米3合と小豆1合を一晩、浸しておいて炊き上げます。それだけです(;^_^A
アズキの利水効果も良いです!!!

💛長夏の薬膳

2023年06月10日 20時30分04秒 | 薬膳


☆薬膳
 こんばんは!!
今日は梅雨時の過ごし方、特に薬膳的な視点から書いておきたいと思います。いつも書いているかもしれませんが・・・(;^_^A 日本で季節の変化を四季でとらえますが中医学では梅雨時は特別に「長夏」として加え五季ととらえます。季節ごとに襲ってくる邪気を春は風邪、夏は暑邪、秋は燥邪、冬は寒邪と言います。そしてこの梅雨時は長夏、邪は「湿邪」です。外気の湿度は高く、気分までどんよりとしますが身体は湿邪に侵されやすいと言えます。つまり身体も余分な水分が溜まって重だるくなる時期です。浮腫んだり、皮膚も荒れたりしがちです。これは湿邪の仕業です。
 臓腑では五行の土があたりますので脾の問題が起きやすい時期となります。脾に湿邪といいますと脾は湿を嫌いますから消化不良や過剰な水分のせいで脾は運化不良を起こします。脾に溜まる湿のことを「痰湿」「痰飲」というように言われます。
 よってこの時期の治療法は「健脾」「利湿」です。

では健脾の食材、利水の作用のある食材は基本ですが、やはり梅雨時というのは体のバランスをとるのも難しい時期です。梅雨冷えという人いるでしょうし、かと言って暑さもある日がありますから体温を下げたい人もいらっしゃいます。ですが基本、この時期にあまり冷たい飲み物や生野菜は禁忌かもしれません。
また体調を崩したりすると補気しなくてはならないこともあるでしょう。難しいですね。一応、並べてみますと・・・

〇健脾・・・ジャガイモ、キャベツ、トウモロコシ(利水もします)、インゲン
      すずき、いわし

〇利水・・・ハトムギ、小豆、トウモロコシ、黒豆、そら豆、

〇梅雨冷え(温めて湿の気を追いはらう)・・・ねぎ、しょうが、パクチー、
ミョウガ、
〇熱を取りたいときは・・・豆腐、キュウリ、緑豆、セロリなど

今の時期としては新じゃがが美味しいですね。また産直やスーパーにトウモロコシが出始めました。これ、上手に使いたいです。トウモロコシの南蛮ひげ、これも有効なのでネットにいれてスープには取りたい部分です。トウモロコシごはんも美味しいですので楽しみです。
また気を巡らす作用として私はよく皆様にお勧めしているのは青皮という青いミカンの皮ですが今は陳皮が良いと思います。燥湿化痰の作用は陳皮でしょう!!
参考にどうぞ!!

💛血糖値に桑の実!

2023年05月24日 21時04分07秒 | 薬膳
 ☆クジャクサボテン、今年も咲いてます♪

 ➡  ☆弟が小梅を届けてきました。弟は自分でカリカリ梅を漬けて食べてるのを知ってます(;^_^A 母はそれは嫌いでふっくらが好きなのですがもうできませんから、今年から母の分は私が漬けることに(笑)。もう少ししたら普通の大きな梅がなるから届けてくれるそうです。母の指示が出てるみたいですのでしかたがありません。これから梅仕事、楽しいですね。とてもいい香りです。写メのは青梅だったので少し追熟させました。

☆薬膳
 こんばんは!!
今日はカラッとした良いお天気でした。窓を開けていると心地よい風が入ってきます。農家さんたちは麦刈りのようで刈り取った田んぼにはカラスの親子が雛を連れて教育している様子です。口移しで餌を与えたりする姿は可愛いものです。雉もケーン、ケーンと啼いて朝から賑やかです。こんな記述をするとどんな田舎なのかと思いますよね(笑)。それくらいのどかな一日でした。

 さて、本日は桑の葉、桑の実のご紹介です。桑葉、そして桑の実は「桑椹子(そうじんし)」という名の生薬として中医では扱われます。薬膳でも取り扱い可能な生薬ですので私も昨年からいろいろとお試しをやってみました。
 基本的な効能はいずれも体の水分が足りない人向けで「補陰薬」です。陰というのは陽に対して使う言葉ですが中医では気、血、水の血水を言います。つまり血や水を補う生薬ということになります。
 実はこの桑葉や桑の実こそが血糖値が上がるのを抑制してくれる特効薬なのです。他にも効能はあって、補血、目のかすみ、口喝、便秘に効くようです。

 時期的にこれから桑の実が産直に出始めます。もう出てるかも!!ジャムにしても美味しいですね。私の友人は毎年、大量にジャムを作っていておすそ分けを下さいます♪ 彼女は実のところ、糖尿病予備群なのですがたまたま好んで食べていたらしく、身体が欲していたのかなあ・・なんてびっくりしてました。
 
 実は私の実母は昨年の春ころから糖尿が出始めてとうとうインシュリンを打ち始めたのです。しかたないなと思っていたのですがせっかく薬膳をしているのだから、試してみるのも一手かなと思い、恐る恐る飲んでもらいました。「桑椹子」というお名前で売られている薬膳茶です。早速、お勉強してブレンドしました。
 調べましたら、桑葉も桑の実も寒涼性ですので冷えを嫌う母には向かないなと思いました。でも身体を温める生薬を組めば問題はないので次のものをブレンドしました。

 〇桑の実(桑椹子)寒涼性   〇陳皮 温性
 〇ナツメ  温性       〇ヨモギ 温性
他、補血に竜眼、潤肺の枸杞子もいれたのでパワーアップかと思います。

飲み始めて一か月過ぎたころから、血糖値は朝は100ちょっと超えで夜は200もあったのですが夜が120前後に落ちてきました。それが3か月くらい続いたら担当医の先生はもうインシュリンは止めましょうと言ってくださいました。あれから1年近く経ちましたが、無事です。
 
飲み方は食前に飲むのが効果的らしいです。血糖値が気になる方は今の時期、桑の実もたくさん出ますし、桑の葉も出回りますのでお試しください。
ただ下痢症の人や物凄く寒がりさんはどうかなと思います。せめて冷え性の方はほうじ茶をブレンドするだけでも簡単に温まるかとは思います。ちなみに、ほうじ茶は温性で緑茶は寒涼性です。

💛肝脾不和

2023年04月12日 21時46分30秒 | 薬膳
☆夏っぽく緑を入れてみました。

 ☆ローダンセマム、やっと咲きました

 ☆忘れなぐさ、可愛いので植えました。
☆薬膳
 こんばんは!!
以前、食材ノートを自分なりに作っていこうと決めてファイルを作っていたのですがすっかり忘れていました。そのファイルはあったのですが今、見たら地道でそれなりに悪くはないから続けたいなとは思いました。でも今はそれどころじゃないので少し先にゆっくりできるようになってからにしようと思います。

 今日は久しぶりに臓腑弁証に挑戦したいと思います。それも2つの臓腑の兼症です。読むのがめんどうくさい内容なのでスルーも良いかも!

〇症状 イライラ。ため息。抑うつ感があって怒りっぽい。
    胸部の脇が痛くて張る。腹部も張る。
    食欲減退。 泥状便。大便不調。腸鳴。
    舌苔は白 脈は弦脈

〇弁証 肝脾不和
  ※原因は二通りあって・・・
1つは内傷と言って七情の心の問題が臓腑に不調をきたした結果、肝気が鬱滞することで脾に影響して消化が上手く行かなくなるというタイプです。「肝気犯脾」・・・これは木剋土。それも制に近くなると強く肝が脾を制することで木乗土と言います。
もう一つは脾の消化が不調で失調すると肝血を補えなくなります。そのために肝気の高ぶりを抑え込めないという状態。これは脾が原因の「脾虚肝乗」です。
これは逆剋も土が木を逆に制します。

実際には肝と脾のどちらに原因というのではなくこれらが混在していることが多いらしいです。
命理でいう生剋制化の生は相生、制は相乗と中医では言います。だから木剋土はそのまま木剋土ですが・・・木制土は中医では木乗土と言います。

ま、肝と脾のどちらが先に悪さをするのかと言うだけの話で結果、どちらも失調するわけです。ちなみに命理で八字に土勢が強いからと言って脾が強いなどという発想は間違いです。大概は七情の失調をきたす以前から脾虚のことが多いです。同様に水勢が凄い人でも腎気は失します。大概は喜忌を看ればわかるのが命理です。

さて、話はソレてました。元に戻しますと・・・次にどう対処したらよいかと言うことです。
〇弁証施膳 疏肝・健脾・・・肝気を抑えるのが疏肝、脾気を整えるのが健脾。
 ※しかし症状しだいでどう使いわけるかというのは難しいのではと想像しています。命理でも木大過も木不足も同様の肝鬱を発症することはあります。そこは脾が絡んでいるせいだろうと思います。土との関連です。木弱で土強でしたら脾の失調から血不足が発生したとしたら、肝の陰血は足りません。肝陰虚となると肝火が上がりやすいでしょうから肝気は鬱滞です。

〇何を食べるという話です。
疏肝には・・・よく言われるのはカジキマグロとあります。食べたくないかも!
     生薬では青皮が良い。青いミカンの皮ですね。陳皮ではないです。

平肝の食材として・・・セロリ、トマト、金針菜、ピーマン、セリ、クレソン、アロエなど。
養肝の食材は補血を兼ねて・・レバー、シシャモ、あん肝、ウナギ
              イチゴ、桑の実

健脾には・・・米麹、枝豆、ひよこ豆、えごま、サツマイモ、ジャガイモ、キャベツ、ブロッコリー、ナツメ、リンゴ、レタス、レンコン、山芋、カリフラワー、オクラ、鶏肉、鶏卵、鯛、まだまだいっぱいあります。
 ☆脾は冷えと湿を嫌いますから生野菜はやめて消化吸収が良いように調理したほうが良いでしょうか!!野菜は冷性が多いですがキャベツは平性、リンゴも平性です。胃袋には良いと思います。