「対馬からの手紙の続き」

対馬で働いち養蘭を楽しんどる。山や花で季節を知り、海を眺めち命の鼓動を感じ、そげな好き勝手な太公望な暮らしがしてぇ~。

拝啓、お元気でしょうか。

2006年12月16日 | 日記


灯台って天気が悪いときなどは早めに点灯するのですね。

近頃、昔の事が無性に思い返されます。

私の実家は自分がまだ小さい頃、

サラリーマンと農業、、つまり兼業農家というやつで、

夜遅くまで帰ってくることがなく、

妹と二人、両親が帰ってくるのをジ~ッと

待ち続けてたときのことを何故か思い出すのです。

何も無い田舎でしたし店も早く閉まるし、

買い物をするお金も持たされてなかったので買うことも出来ず、

ただ待つだけの日々でした。

それを恨んでいるという事ではなく

逆に我慢強い性格にしてもらった事に感謝しています。

ただ、今では田舎から離れた町に住み、

仕事の都合上、急な休みを取りにくく、

何か有っても飛んで帰れないな~、、と、

毎年、年令を重ねていく両親を見ると

申し訳なく思うこと頻りです。

こういう俺って親不孝なんだろうな・・。

そんな事を考えながら毎日触れ合う方々に対して

祖母と思い、両親と思いながら

自分の持てる力を最大限に発揮させ、

誠心誠意をもって最高のサービスを

提供しているつもりです。

それが良いか悪いかは分かりません。

そう思う事でしか恩返しが出来ないように思う のです。

そう思いながら仕事をするしかないと思うのです。

ただ、帰宅したら身も心もヘトヘトで半分死人のよう・・。

自分自身、毎年、歳を取っていきますし、

いつまで続けられるか分からないな~。

精神力も弱まってくるしな~。

心の中の灯台が末長く自分を導いてくれる事を願うばかりです。

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