「対馬からの手紙の続き」

対馬で働いち養蘭を楽しんどる。山や花で季節を知り、海を眺めち命の鼓動を感じ、そげな好き勝手な太公望な暮らしがしてぇ~。

師走

2011年12月08日 | 日記

12月とは思えない暖かさを感じていましたが、

今日は、

背中に冷気が隙入るように寒くなった対馬です。

Img_1367

転た寝から目覚めると、

久留米の田園風景か、

はたまた、

対馬の上槻の風景か、、

乗り物酔いと道中の不安が

意識レベルを朦朧とさせる。

振り返ると、

あっという間の12月、、。

2011年は

数十年ぶりの大寒波に始まり、、

凍害で蘭の大株枯が起き、

何も手が着かず、蘭を止めてしまおうかとも思った、、

そんな時、

唯一残った着蕾株の宋梅が咲き、

心洗われるような翆緑色とジックリと対話し、

本年の有り様を思い描く事が出来た、、

蘭友の誘いで、

遠退いていた

春蘭・寒蘭の山採りを再開し、

険しい山道を歩き、

大自然を見ながら弁当を食べ、

夢を語らい、

明日を生きる希望が涌いた、、

田舎に帰るついでに

エギングタックルで、

誰も攻めないようなポイントを目掛けてランガンすると、

数は少ないが

粋の良い肴として土産に持って行けるし、

日頃の喧騒を忘れさせてくれた、、

人に会って出る話しは

決まって猪談義、、

展示会に

スーツで出ようと発句するにはどんなものか?

それにはまず自分で実践!?、

身嗜みがキ チッとする事で、

気分的にも晴れやかに軽やかに感じる、、

前回撮影していた花画像は

パソコンの故障で消えてしまい、

印象も薄らいでいたが、

数年ぶりに開花株が展示され、

秋季に咲いた春蘭・荷々弁無点花を見られて安堵した、、

本年は寒蘭の早咲き年に見舞われたが、

そんな中でも中隈強し!

中隈賞を作らなければ…

との声が出るほどの

例年に無い競演を見られた、、

幾つかの不満は有るものの、

知恵や道理を知る上で

先輩の話を聞く事は大切であり、

習わしを引き継ぎながらも

蘭道を切磋琢磨していかなければならない、、

対馬名物の1つに

ロクベエと言う食べ物が有るが、

素となるセン団子は、

極寒の頃、

サツマイモを原料に

幾度となく

凍てつく水に曝しながらデンプン採りをし、

丸めて乾燥させた

石のように硬い団子であるが、

これがまた出てくる猪が芋畑を荒らし、

原料の芋不足で超品薄状態である、、

猪予防柵では

防ぎきれないところにきているのではないだろうか?

先人の知恵を借りる方法が残っているのでは…。

コメント
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