二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

スポーツ障害、投球障害肩・肘の予防のために~星稜高校野球部トレーナー活動~

2017年02月17日 | 高校野球

さてさて、いつの間にか2月も中盤に差し掛かっています。

鍼灸マッサージ業界の役員を仰せつかっている関係で、最近なかなかトレーナー活動に行けていません。 おまけに鍼灸学術団体の中部や全国の委員などにも指名を受け、どうなることやら。

が、全て全力でやっちゃいます

確かに最後は私の商売である治療院繁盛に繋がるのかもしれませんが、それぞれの活動には、それぞれの使命や目標があり、それはとりもなおさず、国民、県民、選手、地域、日本、世界 のためでもありますので、私の中の意欲の泉、情熱の泉、創造の泉、は湧き続けるのです

 

さて、先日(2月11日)久しぶりに星稜高校野球部トレーナー活動に行ってきました。

私の現場でのトレーナー活動の主体は、選手の動きを観て、監督やコーチなどスタッフと選手に関してコミュニケーションを図り、必要があれば現場で施術するという形でした。

昨年は第98回全国高校野球選手権大会に石川県代表として星稜高校が出場させていただきました。が、残念ながら本来の力を発揮することなく負けてしまいました。

悔しかったです。

何よりも選手をベストな状態で試合に出してあげられなかったのが一番悔しかったです。肘や腰や背中など障害を持ったまま、制限をかけられて試合に臨まなければならなかったのは、トレーナーの責任が一番だなと痛感しました。

話はスポーツから逸れますが、私が治療として主に行っている鍼灸治療(東洋医学)の本分は「未病治」、いあわゆる予防医学です。
病気になる前に、カラダの前兆を察知し、養生法を指導することでそれを未然に防ぎ、それでもだめなら鍼灸治療漢方薬:現行では、私たちは処方できませんが)で治療して、その発生を防ぐことです。病気の治療も行いますけれども。

現代社会の中でも毎年膨れ上がる社会保障費(医療費)を抑制していくのは、やはり「予防」「養生」であるのだと思います。その意味で、私たち鍼灸師の介護や医療など社会福祉にかかわる責任、使命は重要なのだと感じております。 そんなことも活動に対するモチベーションをあげています

話は野球に戻します

現在は、様々なスポーツを小学生の時代から選べるようになってきました。私たちの時代は、男子のスポーツ=野球であったように覚えておりますので、一つの小学校区にAチーム、Bチームがあるところもあり、少年野球人口は多かったように記憶しております。

現在、少年野球人口は減少してきているようです。そんな中、その子どもたちが、ずっと野球を好きで続ける、そして、野球で何かを感じ、野球を通じて青春を謳歌できる、そんな環境づくりが大事なのかなと思います。

その一つに成長期を見据えたカラダづくりがあるのだと思います。

野球を楽しくプレーする、野球の技術が上手くなる、そこには成長段階に応じたカラダづくりと痛みを発症しないカラダの理解が必要なのでしょう。

それでは、私の環境の中で「今」できることは何かと考えると・・・すぐ答えは出るのですが、現在、トレーナー活動を行っている星稜高校野球部での障害予防を行うということです。

そのようなことで、監督やスタッフにも理解いただきまして、遅くなりましたが、ここまでトレーナーとして怠ってきた障害予防の身体チェックを今年から行っていくことで、先日、第1回目のチェックをさせていただきました。(できなかった選手は治療院に来てもらいチェックしてます)

対象は投球数が多くなる投手捕手です。約20名ばかり。

身体チェック項目に関しては、講習会へ行かせていただいたり、文献を読ませていただいたり、いろんなものを参考にさせていただきました。

投球障害肩予防の観点から原テスト11項目など、肩、肘、股関節、体幹に関する項目を設定しました。

今後、継続して行っていき夏の甲子園予選、甲子園大会には投球障害者やスポーツ障害者は0を目指してやっていきます。が、まず初回でやっていて気づ対ことは、身体機能や動きに対して、ポジションでの特性があるということや、痛みを発症していなくても、今後、練習をしていくうえで気をつける点など私が気づかされた点が多いことでした。

そして、身体チェックの後は選手にいろいろ感想を聞いていくのですが、自分のどこがどういう動きをしているのか、どこを改善すればいいのかという点を認識できたようです。また、それにともない、「ではどうしたらいいのか」という質問もあり、身体チェックはただ計測するだけでなく、身体意識や内部感覚を認識、養う上で重要なことだと感じました。

これらチェック項目(検査方法)に対して、術者である私のカラダに対する認識や方法などもまだ未熟なところもあるだろうし、今後、さらに必要となってくる項目も出てくるだろうと思いますが、さらに内容の精度をたかめて、成果を出していけるようにしたいと思います。

現在は、これらの結果を集積、分析しまして、監督やスタッフに提供するとともに、選手に還元するべく集計作業を行っています。これが私の一番苦手な作業なのですが、成果につなげていけるように、次の段階へ進めていきたいと考えております。

野球をいつまでも好きでやっていただくために

野球を楽しくプレーし、上手くなってもらうために

野球に全力で打ち込んでいけるために

今後も医学的見地やトレーナー活動で野球選手を中心にサポートしていきたいと思います。

各地や各団体で行われている投球障害予防の取り組みを今後も参照にしながら、より良い環境づくりに精進していきたいと思います。

 

当院では、どうしても野球選手の施術が多くなりますが、他のスポーツ選手、スポーツ愛好家の皆様も施術にご来院されておりますので、スポーツ障害等でお困りの方は是非、ご相談くださいませ。

必要であれば、協力してスポーツトレーナー活動を行っている医療機関等へもご紹介させていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

 

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第98回全国高校野球選手権大会(2016夏の甲子園大会)トレーナー活動回想録3

2017年01月05日 | 高校野球

皆様、新年あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いいたします

さて、年を越してしまいましたが、第98回全国高校野球選手権大会(2016夏の甲子園大会)トレーナー活動回想録 ~練習・サポート編~に引き続き、~試合編~を書いておきたいと思います。

星稜高校は、組み合わせ抽選の結果、大会第4日目の第3試合で和歌山県代表 市立和歌山高校と決まりました。市立和歌山は、2016年は春夏と連続出場をしており、夏の和歌山県大会では、準々決勝では智辯和歌山高校、決勝では箕島高校を倒しての甲子園出場を果たしてました。投手力や守備力は互角で、打撃力は星稜がうえかなと試合前は感じていました。

 

8月10日は、早朝に宿舎を出発し、軽くカラダを動かして甲子園入りです。

練習では皆、朝ですが、明るく、いい動きをしていました

    今日もいい天気

ちなみに、この日の星稜市立和歌山以外の試合は・・・

 第1試合  関東第一(東東京)  広島新庄(広島)

 第2試合  京都翔英(京都)   樟  南(鹿児島)

 第4試合  花咲徳栄(埼玉)   大曲工業(秋田)

の3試合で、なかなかの好カードでした。

選手たちは、軽く汗を流し甲子園入り。

   

やはり阪神高速高架下に来ると気持ちが高まる~~

 

 

 第98回全国高校野球選手権大会 1回戦  平成28年8月10日(水)  
             
                    (大会第4日目 第3試合)

   星 稜(石川)   市立和歌山(和歌山)   観客数;38000人

    ( 試合開始 13:50   試合終了 15:30 )

 

                       一  二  三  四   五  六  七  八  九   合 計
   市和歌  1 3 0 0 0 0 1 3 0  8
 

  星 稜   1 1 0 0 0 0 0 0 0  2

 

試合が始まれば、どちらかが勝ち、どちらかが負けます。当たり前ですが、この負けを繰り返さないために、さらに次のステップのために何がどうなっていたのかを振り返っておくことも必要なのだと思います。

その振り返りはトレーナー活動の糧にもなります。チーム状況がどうだったか、甲子園大会にベストで試合に臨むためにはどうしなければならなかったか。いろいろ反省点も多い今夏の活動でした。

さて、試合は、星稜はピッチャー寺西君、和歌山は赤羽君で始まりました。

1回から試合が動きました。というより寺西君のリズムや調子があまり良くなく四球でランナーをため、1点を献上しましたが何とか1点で抑えました。しかし、2回に入っても復調する兆しがなくランナーをため1年生投手の竹谷君にスイッチしますが、相手のバントを絡めたタイムリーなどで3点を献上してしまいます。

しかし、序盤、和歌山の赤羽君も相手守備陣も私の目からみると浮足立っていたかなと思います。
星稜は1回裏すかさず、この日、両チーム合わせて唯一の長打となる畑中君のスリーベースヒットとキャプテン虎谷君のタイムリーで同点に追いつきます。

そして2回裏、星稜はヒットと相手エラーが重なり、1点を奪い、なお1アウト満塁という大チャンスを迎えました。初回の守備からの星稜の流れは悪かったですが、ここでビッグイニングにしておくことは、試合を大きく左右します。ここでチャンスに強い森田君。ここ最近、打撃の調子は落としてきていましたが、期待される場面でした・・・が、併殺打。
ここから、この試合、1試合5併殺という大会記録をつくってしまうのでした
本来チーム星稜なら、相手のチームからいただいたエラーやミス(失策;星稜1個、和歌山3個)は確実に加点していくのですが、今日は何か動きが硬く、勢いがありませんでした。

2番手を受け継いだ星稜の竹谷君はよく8回途中までリズムを作ってくれました。星稜はこの試合11安打を放ったものの、大事なところで併殺をくらい得点には結びつきませんでした。
逆に和歌山は短いヒットと送りバントを絡めて終盤追加点をあげていきました。

そして、竹谷君がつかまりだしたところで、3番手の2年生投手 小倉君にスイッチしましたが、ピリッとせず、さらにライトもヒット(ゴロ)をトンネルするなど、ここまで来ると、2014年来、逆転の星稜と言われてきたチームも気力が空回りしていきます。

8回、9回の星稜の攻撃も簡単に終わり、星稜の2016年夏の甲子園の戦いは終了、ゲームセットとなりました。

先ほども書きましたが安打数は星稜が11安打、和歌山が12安打と差はありません。犠打は星稜が0で、和歌山が5と、ここに試合の流れにもよりますが戦術の違いが出ているのでしょう。

また、相手ピッチャーの赤羽君は完投し投球数104球、星稜ピッチャー陣は、最終回、2年生エース清水君が出てMax 146kmのストレートを投げ込み相手打線を抑えますが、4人で140球を投げました。
おそらくボール球が多いのだと思いますが、ここにも波に乗り切れなかった要因があるのかなと感じました。

私はベンチ近くの内野席で観戦していましたが、振り返れば多くの星稜高校応援団の皆様が、最後まで諦めない、最後まで分からないんだという強い気持ちで応援していただいておりました。本当に、いつも甲子園に帯同するたびに感動、感激させていただいております。

星稜コンバットマーチが流れる機会は少なかったですが、あの曲が聞こえるたびに星稜高校野球部OBとしては鳥肌が立ちます。

本当に応援団の皆様、星稜高校を応援していただいた地元ファンの皆様に感謝です。

この敗戦は、おそらく次に繋がっていくだろうと思います。私もチームをベストなコンディショニングにもっていけなかった悔いもありますので、新チームではそうならないように対策を講じていくことが、私の役目だと肝に銘じて、甲子園球場をあとにしました・・・

2016年の試合を振り返りました。

星稜高校野球部選手の皆さん、保護者の皆さん、監督、部長などスタッフの皆さん、学校関係者の皆さん、お疲れ様でした。

来年もまた来ましょう

最後までお読みいただき、ありがとうございました。が、この~試合編~は最終ではなく、次に~番外編~を書いて回想録を終了したいと思います。

どうぞ最後までお付き合いくださいませ~

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

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第98回全国高校野球選手権大会(2016夏の甲子園大会)トレーナー活動回想録2

2016年12月31日 | 高校野球

第98回全国高校野球選手権大会(2016夏の甲子園大会)トレーナー活動回想録~開会式編~に引き続き、パート2としまして、~練習・サポート編~を書きたいと思います

今夏は試合を含め5日間のサポートとなりました。

朝早くに起床し、朝食をとり、準備をして練習にでかけ、昼食、夕食、ミーティングの間に施術があるというのが大体の日程です。

私は、練習会場まで選手と一緒にバスで移動し、少し練習準備やグランド整備等の手伝いをしながら必要であればトレーナー活動を行っていきます。テーピングが必要な選手は朝、早めに起きてもらい行うか、朝食から出発までに時間があれば、そこで行います。

   

練習から帰ってきてからが私の本業であり、ここにいる意味である身体サポートの仕事を行っていきます。バッテリーを中心に施術が必要な選手を順番に指名しながらこなしていきます。
就寝もそんな遅くするわけにもいきませんので(と言いながら消灯ギリギリまでかかってました)、夕食・ミーティングを挟んで前と後に効率よく施術を行っていきます。

私は、はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格を持っておりますので、特に鍼とあん摩マッサージ指圧を中心に施術を行うということになります。

あまり詳細には申し上げませんが、世の中には多くのスポーツトレーナーという民間の資格があります。日本には基本的に「スポーツトレーナー」という国家資格はありません。
あえて言えば(公財)日本体育協会が認定するアスレティックトレーナー(JASA-AT)がそれに当たるでしょう。さらに言えば、だからと言って身体に対して施術を行う行為は許されているかと言えば、許されていません。

トレーナーというと、いろいろなカテゴリーに分かれるかと思いますが、身体に触れてケアする「施術」を行うトレーナーであれば、私の所持する国家資格か、医師、理学療法士、柔道整復師などの国家資格を取得しないと本来は施術してはいけません。
この有資格の施術者の間でもやっていい施術と、やっていけない施術があります。このあたりが混同してしまっているのも考えものですが・・・
このあたりを書いていくと、これだけで永遠文章が続いていくので、ここで終了しますが、「治れば何でもいい」という声もよく聞かれますが(そうなのですが)、スポーツ障害を発症しての施術者や治療院選びには、やはり日本国の一定のルールを守っている所を選んでいただきたいなと思います。

さて、練習についていくと選手の動きがよくわかります。わかってもなかなか対処できない場合もあるので、まだまだ私もトレーナーとしての精進が必要なのですが、選手の動きを見るのと、見ないのとではやはり身体へのアプローチや言葉がけも変わってきます。

    

調子のよい選手、調子の悪い選手、その日の動きの悪い選手、特に施術が必要ないなと思う選手など、いろんなタイプが出てきます。そんな状態を見ながら練習終りなどに声をかけて、施術の順番を決めていくのです

今大会での星稜に関しては練習ではかなり皆、動きが良かったように思います。

ただ万全の態勢かと言うと万全ではありませんでした。これはトレーナーとしての私の責任も大いにあるのですが、すべての選手がベストの状態で、自分のパフォーマンスを甲子園球場で出せる状態であったわけではないことが私としての最大の悔いであり、反省点でもありました。

何とかここへ向けて、怪我のないカラダづくり、早期発見する予防体制を整えていかなければならないと強く感じた大会でもありました。

選手への細かいアプローチ方法については、ここでは詳細に書くことはできませんが、先ほど書いたように鍼とあん摩マッサージ指圧施術を中心にストレッチや運動法を組み合わせながら施術をしていきます。

マッサージ方法や鍼治療に関しても、いろんな方法がありますので、今後、さらに痛みを軽減し、よりベストな状態で試合に臨めるような施術方法や組み立てを構築していく必要があります。

また、トレーナーは基本、目薬であっても薬を渡してはいけません。そんな中で、選手によっては眠れない、鼻が詰まるなどの筋骨格系の不調以外の愁訴を訴える選手もいるわけです。
病院に罹ることが必要な場合もありますが、そこまででない、そんな症状に対しては鍼灸治療がよく効果を及ぼします。心身のリラックス(副交感神経優位)にも効果を発揮できるのも良いところです。

   頭に鍼ささってま~す 誰でしょ~

また、トレーナーは朝起きてから眠りにつくまで、ほぼ動きっぱなしであり、自分の体調管理も大切になってきます。選手やチームスタッフに迷惑をかけては本末転倒ですから・・・

とりとめなく書いてきましたが、選手の身体サポートを通して、やはり活躍してくれれば嬉しいし、逆に活躍できなければ「昨日のこの鍼が効かなかったかな」、「もう少しあそこを施術しておけばよかったかな」と、自分の責任の重さを感じ自己嫌悪に陥ることも多々あります。

そう、選手が活躍できなかった、試合に出れなかったのは、トレーナーの責任でもあるのだと思いながらいつも活動、勉強、研修しています。

星稜高校野球部のベンチ入りメンバーには、厳しい状況の中でも、いつもの力を発揮して、いい試合を展開して欲しいし、その積み重ねが勝利へとつながると思い施術を行っています。
体調は悪くはありません。あとはあの甲子園の雰囲気をどう自分のものにしてしまうか、なのかなと感じながら最終日のサポートを終了させていただきました。

そうそう、甲子園では練習場が割り当てられるわけですが、もう少しここを練習しておきたいという時に、やはり各地に散らばって活躍している星稜高校野球部OBや関係者の繋がりというのが強く感じられます。またそこで頑張っている選手たちも手伝いにきてくれたりし、現役選手たちにも大いに刺激になることもあるのです。

 

そんな時、「やっぱスポーツってええな~」と思うのです

練習お手伝い、ありがとうございま~す

何か本当に書きたいことを羅列してきました。

長くなりましたが、~練習・サポート編~を終了します。次回は、~試合編~となります。ご興味のある方は見てやってください

 

監督、選手は記者さんからのインタビューも受けないといけないからたいへん。

 


最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

 

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

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第98回全国高校野球選手権大会(2016夏の甲子園大会)トレーナー活動回想録

2016年12月31日 | 高校野球

さて、第98回全国高校野球選手権石川県大会~決勝~に引き続き、2016年夏の甲子園大会のトレーナー活動回想録を書いておきたいと思います

 

7月27日(火)、石川県大会で優勝を決めた星稜高校野球部の選手やスタッフは先に甲子園へ向け出発していました。私は優勝から細々とトレーナー活動の準備を行い、8月6日(土)のお昼過ぎまで診療を行い、大阪へ向け資機材とともに車で向かいました。

星稜高校野球部トレーナー帯同の場合は、患者さんから同意を得られている・・・かどうか分かりませんが、休診させていただいての帯同となります。ご迷惑をおかけしております
当院ご来院の患者さんには、この時期、いつもご理解いただいて、心より感謝しております。が、本当は従業員を育てて、休診しない体制を整えていくのが理想なのだと思います。そうしていけるように精進します

さて、今年から石川県代表の宿舎が伊丹空港のそばから、大阪中心部の淀屋橋に変更となりました。

  地下には温泉もありますのでgoo

宿舎へは19時30分ごろ到着。久しぶりに大阪市内や都市高速を走りました。名古屋などもそうなのですが、車が多くて車線がたくさんあると緊張度が増すのは私だけでしょうか

宿舎到着後、監督、部長、スタッフの皆さんと会食し、翌日は開会式で朝も早いとのことで早目に就寝ということになりました。私は宿舎のトレーナールームとなる部屋で荷物をばらし大まかな準備を行い、明日からのトレーナー活動に備えました

トレーナールームです

翌7日(日)より選手とともに生活するトレーナー活動が始まります。今回もいろんな反省点や気づきをいただくことができました。

さて、朝、5時に起床し6時半に甲子園へ向けて出発しました。

7日は、開会式でした。星稜高校は大会第4日目の第3試合(相手は、和歌山県代表 市和歌山高校)ですので、開会式後は記念撮影を行い、昼食後、練習場へ向かうという日程でした。

近年では、第95回、第96回、第98回と星稜高校野球部に帯同させていただきましたが、試合はもちろんなのですが、この開会式前の球場周辺の雰囲気から球場内のザワザワ感、開会式が始まり選手が入場してくるシーンは、いつも鳥肌が立ち、奮えます。

毎年、毎年、同じ形で行われるわけですが、開会のファンファーレが鳴り 栄冠は君に輝く の演奏が始まると、もう私の中にある熱い何かがざわめき、動きまくります

第98回高校野球開会式

 今大会の参加校は3874校。そのうちの49代表がこの晴れの舞台で試合を行う権利を勝ち取りました。惜しくも出場を逃した高校の方が多いのは当然ですが、だからこそ、この場で感動のドラマが生まれるのだと思います。

私が現役のころはレギュラーではなかったですし、また、甲子園一歩手前で涙を飲んだことが多く出場できませんでしたから、毎回毎回、この大会に帯同すると感動してしまいます。

開会式は無事終了し(選手もさることながら、いつも演奏隊の皆さんが熱中症で倒れないか心配になります)、心引き締めてトレーナー活動に臨むのでした

ちなみに、今大会は開会式を一日遅らせて8月7日~21日の間で開催されました。
皆さまもご存じ、リオデジャネイロオリンピックの開会式が8月6日に行われるための対応ということでした。

【NHKリオ】開会式

リオオリンピック・パラリンピックでは連日、日本人がメダルラッシュの活躍、さらに、メジャーリーガーのイチロー選手の大リーグ通算3000本安打達成という偉業もちょうど重なり、本当にいろんな刺激がバンバン感じられる第98回全国高校野球選手権大会だったと思います。

トレーナー活動時は常に高校野球映像かオリンピック映像をテレビで流していました

トレーナー活動回想録~開会式編~ 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次は、~練習・サポート編~を書かせていただきますので、また見てやってください

最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

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第98回全国高校野球選手権石川県大会~決勝~ 星稜 vs 日本航空石川

2016年12月30日 | 高校野球

年末になりましたが・・・今更ながら今夏の星稜の戦いを少し振り返ります

ずっと今年中に更新しようとしていたのですが、ズルズルと~ ということで年末になってしまいました

 

7月に行われた、第98回全国高校野球選手権石川県大会決勝戦を、そんなに詳細ではありませんが振り返りたいと思います。

 

 第98回全国高校野球選手権石川県大会 ~決 勝~

    平成28年7月27日(火)  開始;13時  終了;15時17分  石川県立野球場 

    ~決 勝~

       星 稜  日本航空石川

          一  二   三   四  五  六  七  八  九   合 計    H    E  
        航 空 0 0 0 0 2 2 0 1 0  5  12 1 

   星 稜 0 0 0 1 0 0 4 2 X  7  9  1

          優 勝:星稜高校  2年ぶり18回目の夏の甲子園出場

                     ※大会通算本塁打数 30本(大会タイ記録)
                     ※星稜チーム大会本塁打数 9本(新記録)

 

試合は、星稜が1点先制するも、中盤、相手打線に先発の1年生竹谷君がつかまり2点を献上し逆転を許し、2年生の小倉君にスイッチするも6回に2点を献上し追加点。次に3年生の前井君にスイッチ。前井君のテンポよい投球で相手の攻撃の流れを断ち切りました。ここで終盤の試合の流れを星稜に引き寄せたのではないかなと感じました。3年生の仕事をきっちりやってのけてくれました。
6回終了時点で4-1と、追いつけない点数ではありませんが、雰囲気が「不味いな~」という状況でした。

     

5回からは相手投手が佐渡君からエースの打田君にスイッチ。打田君も序盤いいピッチングでしたが、投手交代で何かリズムが変わったかなと試合が終わって感じたのでした。

7回裏には四球や相手エラー、そして連打で4点を奪い逆転。ここ最近、逆転の星稜と呼ばれる粘りを発揮しゲームをひっくり返しました。

ここで注目しておきたいのは星稜の下位打線や代打陣の勝負強さです。大事な場面で代打を命じられ、その打率は10割近いという越中君の活躍、意外性の男の活躍が大きな力となった大会でもありました。この試合でも大事な終盤に2打点を挙げる活躍でした。

意外性なんて言えないですよね~。

本当に、もう少し早めの逆転をお願いしたいところでした。心臓に悪い悪い。

8回からは2年生エースの清水君がマウンドにあがりますが、1点を献上し同点。その裏、星稜は連打で1アウト1・3塁と勝ち越しのチャンスをつかみました。ここで打席の清水君が敬遠されて満塁策がとられます。

 

後々の監督対談で、航空石川の中村監督はスクイズで勝ち越しはされたくなかったと、バントをきっちり決めてくる清水君を敬遠したとか・・・その後、一人倒れ2アウトで9番の2年生キャッチャー川岸君が打席に立ちます。

ここでも注目は、川岸君の今大会の打力は9番ではないということです。主軸を打ってもいいほどチャンスに強く、ホームランを打てる長打力もあるという状況の中で、今大会ナンバーワン本格派投手である打田君との、勝負しかないこの場面は、野球ファンとしては見ごたえがあったと思います。
星稜関係者としてはヒヤヒヤでしたが~。

力と力のこの勝負、見事に軍配があがったのは川岸君でした。外角のストレートを右中間に打ち返す2点タイムリーを放ちゲームを決めました。 シビレました~

最後は、清水君がきっちり打ち取り優勝を勝ち取りました。

逆転で勝ちをつかみ取る諦めない粘り強さは大いに評価されますが、甲子園勝利に向け課題も多くみつかった試合結果でもありました。

四死球や細かい守備の乱れなどがないと仮定したなら、星稜の勝ちは微妙だったと思います。それだけ航空石川のチームとしての精度も高かったですし、きっちりした野球をされていましたので、いいチームだという強い印象が残りました。

2016の夏の石川県大会も熱く、ドキドキ、ハラハラ、ワクワクな展開してくれました。

チーム星稜高校野球部 選手の皆さん、ありがとう

そして、監督、部長、副部長、コーチのスタッフの皆さん、お疲れさまでした

保護者の皆さまのご苦労さまでした

 

来年もあの聖地へ行きましょう 行きたい

私も多くの反省点を踏まえて、トレーナー活動を頑張っていきたいと思います

最後までお読みいただき、ありがとうございます

 星稜高校野球場へ帰っての、優勝後ミーテイング

 

    二葉鍼灸療院 田中良和

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2016 プロ野球ドラフト会議

2016年10月21日 | 高校野球

寒暖の差が激しい10月ですね

皆様、体調はいかがでしょうか

温かい日と肌寒い日が入り乱れるこの頃ですが、2016年10月20日は熱い戦いが繰り広げられていました

そう、私も幼きころから青春時代あこがれた「プロ野球ドラフト会議」でした

今年は、石川県内ゆかりの選手も何名か”プロ志願届”を出しており、県内においても注目されていました

まずは、後輩であり、高校時代は甲子園出場こそないものの、大学へ行き、キャプテンを任され、東都大学野球リーグではベストナインをとった、森山恵佑くんがドラフトにかかったことが本当に嬉しい

大谷投手の活躍とともに、多くの良き選手が育ってきている北海道日本ハムファイターズドラフト4位で指名されました

私は個人的に、大谷投手(選手)しかりダルビッシュ投手しかり、多くの若い選手がプロに入ってから、技術、体力あらゆるものが大きく上手く育っていっているチームの一つが北海道日本ハムファイターズだと思っています。

森山くんは高校卒業後、さらに厳しい練習もあったと思うし、大学へ行って精神的にも、社会的にも大きく成長するためのハードルはあったと思います。それをクリヤーしてきたから、今の結果があるのかと思います

ここが始まりですので、厳しいプロという社会において、おおいに活躍することを願うとともに、”森山””MORIYAMA”の名を北海道に、そして全国に、そして世界に轟かせてほしいと思います

ご両親も本当にうれしいことと思います。おめでとうございます

北海道の皆様、来年から彼は北海道日本ハムファイターズのため頑張ると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします

トライアウトあり、ドラフト会議あり、悲喜こもごもの世界はどこの世界も同じです。

ぜひ、このプロの世界で花を咲かせてほしいなと思います

彼の”一撃必殺”みてみた~い

石川県内ゆかりの選手としては・・・

  森山恵佑 選手 (星稜高校  専修大学)    北海道日本ハムファイターズ(4位)

  京田陽太 選手 (青森山田高校  日本大学) 中日ドラゴンズ(2位)

  山崎颯一郎 選手(敦賀気比高校)          オリックスバッファローズ(6位)

  安江嘉純 選手 (石川ミリオンスターズ)      千葉ロッテマリーンズ(育成1位) 

  大村 孟 選手 (石川ミリオンスターズ)      東京ヤクルトスワローズ(育成1位)

  坂本一将 選手 (石川ミリオンスターズ)      オリックスバッファローズ(育成4位)

 

森山選手だけではなく、皆様、プロ野球の世界で名を馳せていただきたいなと思います

まず、 ここに立てた 、そこに重要な意味があるのだと思います。

誰にでも挑戦できる道ではないこの道を、不退転の決意で挑戦し野球ファンを魅了していく選手になっていってほしいと感じます

何かワクワクするようなニュースに、私もトップで活躍する選手の身体のメンテナンスができるように、そして、私もプロの世界で勝ち残っていけるように、さらなる精進とチャレンジ精神が必要だなと、そんな思いがわき上がってきています。

最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

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第98回全国高校野球選手権石川県大会~準決勝~ 星稜 vs 小松大谷

2016年08月04日 | 高校野球

第98回全国高校野球選手権石川県大会準決勝を振り返ります。この日も私はラジオde観戦

さて、小松大谷との試合は、一昨年、星稜が奇跡の大逆転、そして、昨年の小松大谷の9回裏の大逆転を通して因縁の対決とメディア等では持て囃されています。

この時期、行われる番組「アメトーク」の高校野球大好き芸人SPでも、今年はこの戦いが取り上げられました。確かに素晴らしい試合だと思います。そして、今年の番組では、星稜箕島の延長18回の死闘や元メジャーリーガーでOBの松井秀喜君が3年生の夏、あの物議をかもしだした、星稜明徳義塾の5連続敬遠シーンも放送されており、星稜野球部OBとしては嬉しい放送でした

 ちなみに・・・

  アメトーク 『高校野球大好き芸人SP』 動画1

  アメトーク 『高校野球大好き芸人SP』 動画2

が、あまり「因縁」「因縁」と騒ぐのもいかがなものかと思います。当の選手たちは特に意識もなく試合に臨んでいます。そのあたりは監督や部長、コーチの練習の取り組み方やミーティングでしっかり認識が出来ているのだなと思います。

そして、この試合が終わることで、この「因縁」という言葉も出なくなるのではないかと思います

 

 第98回全国高校野球選手権石川県大会 ~準決勝~  石川県立野球場  

 

 星 稜  小松大谷   平成28年7月25日(月)

 

                              合   H   E
 大 谷  0 0 0 0 2 0 0 0 2  4   8  1

 星 稜  0 0 0 2 2 3 0 1 x  8  11  0

 

この試合、序盤は両チームともランナーは出すが「あと1本」が出ないという、こう着状態の試合でした。

星稜先発は寺西君。前回先発の小松明峰高校戦よりはラジオを聴いていて、脱力を心がけているようでしたし、要所、要所はしっかり締めてのピッチングでした。5回途中まで投げましたが、まだ不安が残る投球だったかなと思います。何を改善していったらいいのか身体面でしっかり観ていきたいなと思います。

続いてリリーフしたのが、ランナーを置いてアンダースローの前井君でしたが、少し力が入ったのか(あくまでもラジオを聴いていてです)、主軸に連続タイムリーを浴び2点を献上しました。

続いてマウンドへ送られたのが左の小倉君でした。緩急をつけ相手に的を絞らせないピッチングで強力 小松大谷打線を抑えました。9回安打され1失点を失ったところで最後の締め(ラーメンではないですよ  )は清水君に託されました。

清水君、春の県大会以降、故障があり投球できませんでしたが、何とか投げることができました。この試合は打者3名に10球を投げ失点を1されたとは言え、最後はきっちり4番打者を打ち取り、その仕事を果たしました。まだ本調子ではありませんが、何か手ごたえをつかんだのではないかと感じております。

守備は安定し、失策なし。上出来です

攻撃では、前にも書きましたが序盤はランナーは出すが1本が出ない嫌な雰囲気でした。そんな中、4回9番の川岸君が、値千金、流れをつくる2ランホームランを放ちました。影の4番とでもいう活躍です。2試合連続のホームランとなります。

素晴らしいの一言 思わずラジオを聴きながらガッツポーズでした。現在の彼はキャッチャーとしても多くの投手のリードを任され、投手の良さを引き出しています。そこに持って来ての、打席でも何かをやってくれそうな雰囲気を醸し出しています他のチームからすれば、こんな打者が9番にいるのは嫌ではないかな~と感じます。

また、今年の打線は1番、2番はほぼ固定ですが、この2人の出塁率は高く、きっちり仕事をしてきます。本日も1番 森田君、5打数2安打で2ベースヒット1、2番の畑中君は、3打数3安打で打点1の犠打2という必殺仕事人ぶりです。

そこに持ってきて、3番出場の多い虎谷君はタイムリーヒットを打ち、4番の寺西君は2本の2ベースヒットを打つという破壊力で小松大谷投手陣を圧倒しました
「打線は水もの」と言いますが、好調を維持したままここまで来ております。あとは気負わず、いつも力で打席に立てれば決勝戦も全く問題ないと感じていました

試合終盤には、あと1点でコールドゲームまで差をつけましたが、そこは小松大谷も意地がありました。しっかり粘り、最終回には2点を献上してしまいました。
裏の攻撃であったことが最終回の少しでもある不安をなくしたこと、点差があったこと、打線が好調であること、投手が最小の失点で抑えていたこと、いろんなことが重なり、今年の最終回は、心をゆったりと落ちつけて聴くことができました。

さて、高校野球の聖地まであとひとつです。

普段通りの星稜野球を行えばきっと、いい展開の試合となるでしょう。しかし、決勝戦というのは、さらに何が起こるか分からない試合です。身を持って知ってる選手たちは、きっとそのあたりの気持ちを引き締め、そして、昂ぶらせ、決勝戦に臨むことと思います。

決勝戦は翌日。翌日はちょっと空模様が気になりますが、どちらにせよ、もう1試合で代表が決まります。また、あの場所で黄色いユニフォームが走り回るのを想像しながら、そして、トレーナー活動のイメージトレーニングをしながら、決勝の日を迎えるのでした

 ~追伸~ 
アメトークの高校野球大好き芸人の一人が、この試合を観戦していたとか、していなかったとか・・・

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

 

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第98回全国高校野球選手権石川県大会~準々決勝~ 星稜 vs 小松明峰

2016年08月03日 | 高校野球

第98回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会を明日に控え、すこしワクワクしておりますが、残りの石川県大会を振り返っておきたいと思います

この試合からラジオ放送が始まりましたので、観戦ができず さらに仕事で手が離せない私にとっては有難いことです しかし、直接観ていないので余計にハラハラするのもまたラジオなり~です。

 

 

 第98回全国高校野球選手権石川県大会 ~準々決勝~ 石川県立野球場  

 

 星 稜  小松明峰  平成28年7月23日(土) 


                        計   H   E
 星 稜  5 1 0 2 3 1  12  12  2

 明 峰  2 0 0 0 0 0   2   6  1 (6回コールドゲーム)

 

  

 

この日も打撃は好調。放った12安打中6本が長打でした。相手投手はコントロールが信条の投手でコースを丁寧に投げるタイプでした。しかし、この日はラジオを聴く限り、コントロールが定まらず投球が高めにいっているようでした。

このような状態を今の星稜打線が見逃すはずもなく、初回から圧倒しました。

伏兵と言ったら怒られるかもしれませんが、6番 若宮君が初回に3ランホームランを打ち流れをつくりました。その後、5回までに、1番 森田君の2ランホームラン、5回には、8番 越中君が代打で2ランホームランを打った後の打席、9番 川岸君が連続ソロホームランを放ちました。

そして、1試合4ホームランは石川県大会の新記録となりました

素晴らしい、驚異的に成長した打撃だと思います。

投手は、本日も継投。

先発の寺西君は制球が定まらず、四死球を連発。そして甘い球を打たれ2点を献上しました。もし初回に5点が入っていないと仮定すると、星稜としては、たいへんリズムの悪い試合になったのではないかと思います。

このエースの復調が必要です。私も調整面には尽力していきたいと思います。もう身体が悪いわけではないので、そのあたりの感覚の調整が必要になるかなと思います

彼は1回を持たずに降板しましたが、次に投げた1年生投手 竹谷君がきっちりゲームの流れをつくりました。3回と3分の1を投げ、相手に付け入る隙を与えませんでした。彼はまだまだ今大会で成長するだろうと感じさせてくれます。

ここは難しいところですが、使いすぎないようにしないといけません。いくら身体を鍛えても、投球という肘・肩の消耗作業を行っているわけですから。今のところ、継投で長いイニングを投げる投手はいませんので大丈夫ですけど

その後、1回ずつ、3年生の左投手 吉田君、同じく前井君がきっちり抑えゲームを閉めました。

エラーが2つあったことが少し気がかりですが、そのあたりの修正は監督などスタッフが行うので心配はしておりません。

準々決勝は完勝と言ってもいい試合だったと思います

さて、次は1日おいての準決勝です。

相手は、巷では話題の 小松大谷高校です。

今の星稜の勢いと、自分たちのやってきたこと、実力を出せば怖がる相手ではありません。しかし、小松大谷も力のある高校ですし、試合展開によっては嫌な雰囲気になる可能性もあるので気を引き締めてやってほしいなと思います。

 

7月24日(日)は、準決勝・決勝と連戦の前の休日です。

私も星稜高校野球部グランドへ出かけて、練習を見つつトレーナー活動を行いました。あと二つ選手の喜ぶ顔を見るために、悔いの残らないようなプレーを行えるように、私は仕事をきっちりさせていただきます

これがまた、若い選手からエキスを吸い取る いえいえ、そんなことはしませんが、スポーツトレーナー活動は自分自身の心身も若く蘇るような気がします まあ、生きがいですね

いざ甲子園

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

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第98回全国高校野球選手権石川県大会~3回戦~ 星稜 vs 七尾東雲

2016年07月25日 | 高校野球

第98回全国高校野球選手権石川県大会の2回戦に引き続き、3回戦も少し私なりに振り返っておきたいと思います

 

 ブログの神様が降臨しているうちに一気に更新したいと思います

 でないと、これから忙しくなる予感がしますので・・・

 

 第98回全国高校野球選手権石川県大会 ~3回戦~ 石川県立野球場  

 

 星 稜  七尾東雲(ななおしののめ)  平成28年7月21日(木) 

 
                          計  H  E
 七 尾  0 0 0 0 0 0 0  0  4  0

 星 稜  0 1 3 0 3 0 x  7  8  0 (7回コールドゲーム)

 

 この試合は、身体こそ大きくないが一冬を越して大きく成長してきた小倉君が先発でした。球速こそそれほどありませんが、緩急をつけてのピッチングとコントロールの良さと球のキレで勝負するピッチャーです。おそらく打者は球の出所が見にくいので打ちづらいのだろうと思います。
 彼がゲームの流れをつくり、7回と3分の2を投げました。最後の一人は同じく左投手で、巨人の角投手を思わせるようなフォームで投げるピッチャーです。同じ左でもタイプの違う投手ですね。スタッフはいろいろ苦労して投手陣づくりをしていると思います。彼は今のところ短いイニングを任せられることが多いですね。

 相手打線を7回で4安打に抑えたことは立派ですね。

 攻撃では、皆、調子がいいのですが、この試合では特にキャプテンの虎谷君の活躍が光りました。左中間ホームランを含め、二塁打、三塁打で3打数3安打3打点でした。キャプテンとして結果でチームを牽引する心強い存在になって来ました。

 一昨年、あの大逆転で甲子園へ出場した時も一年生で唯一、レギュラー出場していた彼がここに来て大きな存在になってきました。日替わりでヒーローが出る、そんなチームとしての状態はよろしいんじゃないかと私は思っています。皆、触発されますしね

 四死球も6個、相手投手からいただきました。

 木倉君にもレフトスタンド場外に運ぶホームランが飛び出し、対戦相手にとっても、どのバッターからもホームランが生まれるような長打力は脅威なことと感じます。
 特大ホームランは、いいことですが彼には大ぶりにならにように、大きい当たりを意識しないようにこれから打席に立って欲しいなと思いました。

 投打が絡み、安心して観て・・・はいませんが、ゲームの展開を後から追っていくと、守備陣のエラーもなかったですし(両チーム)、締まった試合で安心できる試合でした。

 次は準々決勝です

 相手は、こちらまた小松勢である小松明峰高校です。コントロールの良い投手を中心としたいいチームで、打線も破壊力こそないものの侮れない相手です。前の試合も逆転で勝ちあがってきているので勢いに乗っております。

 今年の星稜高校、一つ一つ、甲子園への階段を上っていくたびに、いいチームに成長していっているような感じがします。北信越大会が終わってからの練習もいい練習が出来たのではないかと思います。私はバタバタしており、なかなか練習試合や練習を見に行けませんでしたが

 選手が一戦一戦、自分のパフォーマンスを万全に発揮できるように、きっちりと私もお仕事していきたいと思います

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

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第98回全国高校野球選手権石川県大会~2回戦~ 星稜 vs 小松商業

2016年07月25日 | 高校野球

 第98回全国高校野球選手権石川県大会、夏の甲子園へと続く道も、50チームが出場して7月14日に開幕されてから熱い戦いが繰り広げられました。そして残り2チームとなりました。

 当院がサポートさせてもらっている星稜高校は、その2チームの中に勝ち残り、明日、7月26日(火)に決勝戦を迎えます。

 残念ながら、私は平日の試合や連休の用事などで試合には「決勝戦」しか行けないという残念な予定でしたが、明日はしっかりと彼らの戦いをみたいと思います。

 さて、星稜高校は春の北信越地区高校野球大会の石川県大会を優勝しましたので、常に県立野球場の第1試合です。まずは、初戦(2回戦)を簡単に振り返りたいと思います。

 

 第98回全国高校野球選手権石川県大会 ~2回戦~  石川県立野球場  

 

 星 稜  小松商業   平成28年7月18日(月祝・海の日)

                              合   H   E
 星 稜  1 0 0 0 2 0 2 3 1  9  12  1

 小 商  1 0 0 0 0 0 0 1 1  3   9  2

 

 初戦というのはどこのチームも緊張するものです。試合を観戦していた皆様にお聞きすると、やはり動きが固かったということでした。まあ、想定済みの緊張ではあると思います。

 対戦相手の小松商業とは、公式戦でも対戦しておりますし、投手を中心にした好チームでしたので初戦の相手としては申し分ない相手だったと思います。力の差があり過ぎて大雑把なゲームになってしまうと、試合の感覚が鈍ってしまうこともありますしね。

 この試合、イニング数は短く、やや乱調さはあったもののケガから復帰した寺西君がある程度投げることができて良かったと思いました。その後は、安定の3年生のアンダースロー投手 前井君が試合の流れをつくり、横越君から、最後は1年生投手の竹谷君が試合をしめました。

 今大会も、前回の北信越大会同様、投手は継投、継投になってくると思いますので、監督の采配のキレがゲームを左右する場面が多いと感じます。投手陣に関しては監督のやりくりはたいへんだと思いますが、皆、それぞれ力を付けてきていますので頑張ってほしいと思います。

 打撃は北信越大会よりさらにスイングが鋭く力強くなったように感じられる、そんな状態で大会に入ることができたなと、見ていて思いました。これが1番から9番まで長打を狙えるスイングをしているところが今年の星稜打線の強さだと思いますね。監督、コーチはじめスタッフの指導とそれを着実に実らせて来ている選手の努力の賜物です。

 寺西君の場外ソロホームランは今大会の星稜打線を象徴する一発になるのだろうと感じました。そして、彼の復活の一打でもありました。その他の材料として、他チームにとってイヤらしいのは、1番の森田君、2番の畑中君の打線の導入部分だと思います。二人ともこの試合4打数2安打と好調であり、さらに2番の畑中君のバントのうまさは仕事人だと思います。本当に相手にとってイヤな二人だと思いますね。

 また、守備でも打撃でも、他の選手から比べれば地味に大切な場面で仕事をしている選手がいます。この日も2本の二塁打を打った、下位打線を打つ若宮君です。

 彼は春の北信越地区石川県大会、本大会ともに負傷にて試合に出場できなかった木倉君に代わって内野の守備を全試合任されました。もともと上手でしたが、そこでキッチリ活躍して内野の守備位置を確保し、本大会に向けてさらに進化しサードの守備位置に確固たる地位を築きました。
 ちょっと違った視点でみると、木倉君のケガによる負傷が実は夏に向けてのチーム力やチーム層の厚さの充実に一役買っていたのではないかと思うくらい、彼は大きく成長しているな~と私は感じたのでした。

 四死球も相手投手から10個をいただきました。このあたりも選球眼と打席での威圧感がなせる業なのだと思います。

 一戦一戦、成長していく彼らを見るのが今後も楽しみでもあります

 そして、次の3回戦は、最近、少しずつ力をつけている七尾東雲高校です。普段の力をキッチリ出していけば苦しむ相手ではありませんが、野球はほんの少しの気の緩みが負けに繋がります。

 私も少しで貢献できますように、チームのサポートを全力で行いたいと思います

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

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第134回北信越地区高校野球大会(春)~星稜野球部トレーナー活動報告~

2016年07月09日 | 高校野球

少し遅くなりましたが、第134回の北信越地区高校野球大会(春)の結果とともに、星稜高校野球部について行ったトレーナー活動報告をさせていただきます

昨日は、第98回全国高校野球選手権石川県大会の組み合わせ抽選会が開催されました。星稜高校は春の石川県大会に優勝しましたので第一シードで抽選することはありませんでした。今大会の私なりの展望については、次回書きたいと思います。

6月4日(土)から開催されたこの大会は、天候にも恵まれ順調に日程が終了し、7日に決勝が行われました。星稜高校野球部は北信越大会としては春・秋ともに平成6年に優勝して以来、頂点から遠ざかっていましたが、見事、22年ぶり優勝を飾りました。
そして、夏の大会へ向けて弾み、勢いをつけました。

まずは、今大会の試合結果から。

 

 6月5日(日) ~2回戦~ 福井フェニックススタジアム 

 星 稜  敦賀気比(福井2位)

  星 稜  1 1 0 0 2 3 0  7

  気 比  0 0 0 0 0 0 x  0  (7回コールドゲーム)

 

 6月6日(月) ~準決勝~ 福井県営球場 

 星 稜  富山第一(富山1位)

  富 一  0 0 0 0 0 0 1 0 1  2

  星 稜  0 1 1 0 1 2 0 0 x  5

 

 6月7日(火) ~決勝~ 福井県営球場 

 星 稜  高岡商業(富山2位)

  高 岡  2 1 1 0 0 0 0 0 0  4

  星 稜  3 5 0 0 2 0 2 0 x  12

 

この大会の総括的な感想と、また今年の星稜高校野球部をみていて思うことについてランダムに書きます。

敦賀気比高校との初戦では、やはり練習試合でも気比打線を7回1失点に抑えた1年生投手の竹谷君がリズムをつくり、攻撃につなげていきました。彼は1年生ながらマウンドでも打席でも落ち着いて、緊張する場面をこなしており、1先生ながら頼もしさを感じます。そして、意識して投げた球意外、高めへ外れる球がほとんどないところが魅力です。

左の2年生投手の小倉君も線は細いながら、丁寧にコースを投げ分け、相手にタイミングをとらせないピッチング、そして、球の出所が見えずらいのだろうと思いますが相手も打ちずらそうです。集中力が切れた時には気を付けないといけないかなという部分はありますが、すごく成長しました。

そして、打線、守備、投手において、一昨年のチームと似ているなという所は、3年生がチームを引っ張っているということです。2年生も層は確かに厚いですが、一冬を越して大きく成長した3年生が頼もしく、逞しく感じます。
投手では、敦賀気比、富山第一、高岡商業とすべての試合に登板し、きっちり試合を締めていきました。彼は2年生からフォームを変えて大きく成長した一人です。体型がかわいい吉田くんは、ワンポイントながらきっちり仕事こなしてくれます。もう少し投げる姿が観たいな~という思いもあります。

この大会に関しては、トレーナーの力不足により主力選手が(ともに2年生ですが)本大会に出場できないという事態でした。この点、私としては反省と勉強の日々でした。今もですが。
今後は、やはりケガをしない身体づくりと確認が必要ですので、この点に関しては今後、対策を考え実行していくことにしています。選手が悔いなく、痛みなく、全力でプレーできるように気を配るのがトレーナーの役目です。

が、その厳しい台所事情でありながら、適材適所という言葉がぴったりだと思いますが、林監督の選手の起用が光り、選手がその起用にきっちり応えるという連携が今回の優勝まで続きました。これも選手のことしっかり把握し、理解している証拠だなと感じました。
これは、投手起用もさることながら、野手や打撃面での起用もすべてだったと思います。

   

扇の要を握る捕手の川岸君。素晴らしい捕手です。リード面もさることながら「ここまで走るか」というベースカバー、大事なところで相手をうならせてしまう盗塁阻止。打席でも下位を打ちながら、打席での雰囲気があり、大事なところで仕事をする、これは県大会を通じて一緒です。彼の存在は大きいです。久しぶりの魅力ある捕手です。(私も捕手・・・ブルペンキャッチャーでしたけど)。

打線では、やはり3年生。1番、2番、森田君、畑中君。長打力もあり、足も速く、小細工もきく。粘る。相手にしたらイヤらしく、イヤな1番、2番です。この存在の盤石は星稜打線のキーの一つだと思いますね。そして、3番、佐々木君、6番の久保田君。彼ら二人も野手では一冬で大きく成長した選手です。彼らが打つ時はゲームが大きく動く時。集中力と脱力、それを持っていれば、今後さらに成長するでしょう。
もう一人、外野を守る越中君。「意外性の男」と言われているようですが、技術はいいものを持っており、なんせ明るく前向きな性格。これが自分の力を最大限(まだ出せるかも)に出せる基盤なのだと思います。大事なところでも今回打ってます。最後は、キャプテン虎谷君。いいキャプテンになりました。結果でチームを引っ張れる存在となっています。私は決勝戦は観ることはできませんでしたが、富山第一戦での序盤のバックスクリーンへのホームランは、相手に付け入るすきを与えない、そんな気迫の一打でした。

  

そして、ショートを守る若宮君。県大会ショートを守ってきた木倉君が、アクシデントで本大会には出場できなかったのですが、穴埋めというよりは、それ以上の活躍と仕事をしていました。こんな選手が出てくるところは日頃からしっかりと練習し、意識させているスタッフの素晴らしさだと感じます。
あれっショートの守備をとってしまうんじゃないのというくらいの安定感のある守備でした。

そして、県大会から北信越大会にかけて良かった点で大きなところは守備のミスが少ないこと。富山第一戦、敦賀気比戦もそうですが、相手のミスはすべて点に結びつけていました。が、逆に星稜はそのスキを許さなかった。そこも大きく成長した点であり、優勝できた要因だと感じました。

スタッフ曰く、昨年のチームの方が個々の力は上と言います。私は打球の強さや守備を見ていると今年の方が上かなと思ったのですが、そこは長い時間、練習を通じて観ているスタッフの目が確かです。
私は今年のチームの印象をいうと、まず、監督、コーチ、部長の指導をまずしっかり取り入れて練習に取り組む選手が多いということ。そして、野球の技術の習得に対して貪欲。また、これが最大限の要因かとい思いますが、接していて思うことは「素直」である選手が多いということ。そんなことをこのチームに感じます。そんな地盤があり、練習や試合の中での気づきに素直に反省し、指摘に素直に反省し、感じとって次に繋げる(行動する)ことができるのだと思います。この心さえ忘れなければ、さらに彼らは成長していくかなと感じます

さてさて、チームや大会のことはここまでということで、次にトレーナー活動を少しだけ書かせていただきます。

星稜高校は石川県1位ということで1回戦はシード。2回戦からということで、私は6月4日(土)の14時まで治療院で診療を行い、16時到着予定で宿泊先のホテルルートイン福井駅前に到着。

その後、選手と合流して、昼食後、主力選手数名を治療。

5日からは選手とともに朝(5時30分起床)から行動し、朝食後、科学技術高校のグランドで軽い練習を行い、試合場である福井フェニックススタジアムで試合を観戦。その後、宿舎へ戻り、選手の治療を開始。夕食、ミーティングの後、残りの選手を治療。そして22時過ぎごろ就寝というスケジュールでした。

 

6日は、治療院の診療は休診させていただき、5日と同じような感じで練習場の足羽高校のグランドへ帯同。その後、試合場である福井県営球場で試合を観戦。試合後、宿舎に戻り選手の治療を開始。同じような感じで終了は22時近く。ここで昨日と違うのは、明日は金沢へ帰って朝から通常診療を行うこと。やりきった感と疲れを感じながら22時30分に部屋をかたずけ、夜の高速道路を飛ばして(車の中は眠気をはらうためカラオケボックスと化す)金沢に向かって帰宅しました。

   

朝には、テーピングの必要な選手は早めに来てもらい、選手たちが朝散歩へ行く前後にテーピングも行いました。

  

第134回北信越地区高校野球 星稜高校野球部トレーナー活動の流れは、このようになるでしょうか。いろいろ反省点等ありますが、次回、第98回全国高校野球選手権大会でのトレーナー活動に向け、いいステップになったと思います。

長々と書かせていただきましたが、結果およびトレーナー活動報告は以上で終了します。

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

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2016 春 北信越地区高校野球大会が始まります!&休診のお知らせ

2016年05月27日 | 高校野球

第134回北信越地区高校野球大会が、6月4日(土)~7日(火)にかけて福井県福井県営球場、福井フェニックススタジアムを会場に開催され、熱戦が繰り広げられます

星稜は1回戦シードで、敦賀気比高校(福井)北越高校(新潟)の勝者と2回戦で対戦します。

同じ石川県勢の金沢商業は、啓新高校(福井)との対戦です。

ここに出てくる高校は皆、それなりに力がありますので展開はどのようになるかは分かりませんが、星稜が勝ち進むことができるように選手をサポートしていきたいと思います

ということで、星稜高校野球部トレーナー帯同・トレーナー活動に伴い、下記のように診療時間変更休診をいただきます。

ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

 

 診療時間変更

    6月4日(土)   8時 ~ 14時 (診療終了)  

                 ※午後の診療は休診

                 ※早めに診療を開始し、昼休みなしで診療します

 

 休  診

   6月6日(月)   休診となります

                 ※星稜高校の勝利および雨天順延の場合です

                 ※5日に勝利できなかった場合は通常診療です

 

 ついでに  休  診  のお知らせ

   5月30日(月)   休診となります

                 ※(公社)全日本鍼灸マッサージ師会の代議員総会へ

                  (公社)石川県鍼灸マッサージ師会の代議員の一人

                  として5月29日(日)・30日(月)出席するための休診です。

 

重ねてご迷惑をおかけいたします。よろしくお願いいたします

 

    二葉鍼灸療院 田中良和

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2016 春 北信越地区高校野球石川県大会  決勝  星稜 vs 金沢商業

2016年05月07日 | 高校野球

5月4日(水祝 みどりの日)、この日も朝より星稜高校野球部グランドへ行き、選手のケア(トレーナー活動を少し行い、選手に帯同し、ともに石川県立野球場へ向かいました

この日は、春季 北信越地区高校野球石川県大会決勝戦。

なぜか最近、風の強い日が多い。この日も、毎年大勢が訪れる「九谷茶碗まつり」などが強風のため中止。前日は雨が心配でしたが、そう強くも降らず、朝方にはやんでいましたので、昼に近づき風が強くなるのだけが心配な晴天という天候の中の試合でした。

やはり決勝までくると選手の疲労は抜けきらない所があります。が、選手たちは連戦にも関らず、出発前は、いい声が出ており表情も明るかったので、いい試合をやってくれるだろうという期待感を持ちました。

 

ここまでの展開、星稜は、小松大谷、金沢、遊学館と私学の強豪を破り決勝まで駒をすすめました。北信越本大会はもとより、夏の石川県大会に向けても大きな自信と学びになったと思います。そんな意味でもここまでの選手、チームの成長は大きいものがあると思います。

その勢いでの決勝戦ということになりました

 

 第134回北信越地区高校野球石川県大会 ~決 勝~  星稜  金沢商業
                 
平成28年5月4日(水祝 みどりの日)  石川県立野球場    

 

  決 勝  星 稜  金沢商業

 

              一     二     三     四      五     六     七     八     九        計     H      E
  金 商  1  2  0  0  0  0  1  0  0   4  9  3
 星 稜
  0  0  0  0  1  0  0  0  3x   5  7  0

          星稜高校  4季ぶり35回目の優勝(春は19回目の優勝)

星稜は準決勝に引き続き後攻をとりました。

試合展開は序盤から5回までは金沢商業ペースに。5回から終盤は星稜ペースに。そして最後は連日の逆転サヨナラ勝利という劇的な勝ち方となりました。チームスタッフの皆様、私もそうですが、序盤からアドレナリン全開で臨めるような展開にもっていかないと、心臓がいくつあっても足らないくらいハラハラ、ドキドキ感です

観戦している観客の皆様や高校野球ファンの皆様はエキサイティングで面白い試合かもしれませんが・・・

序盤、星稜2年生エース 清水君は、私も全力で身体の疲労や緊張を軽減させるため準決勝に施術させていただきましたが、160球を投げた筋肉の回復には、やはり時間がかかります。当初から早めの継投を考えていたようですが、本人もやるき満々で迎えた決勝は、変化球はそこそこ切れていましたが、ストレートに球威がなく、ややコントロールも甘いところがありました。

金沢商業の打線は監督の指導がいいのか、私学に負けないほどの鋭いスイングをしており、長打も量産できる強力な打線です。そんなに身体は大きくありませんが夏に向けて、やはり最警戒しないといけないチームの一つでしょう。

そんな打線が、序盤から清水君の甘いストレートや投球が単調になったところの変化球を強打され、2回で4安打3失点をくらいました。なんと言っても金商では、1番の元地君が5打数3安打2打点と大当たりで、きっちり真芯に当てて振り切り、強く鋭い打球を連発していました。いやらしく恐い1番バッターの存在が序盤の試合の流れをつくっていったと思います。

星稜は、3回から3年生のアンダースロー(サイドスロー)前井君にピッチャー交代。7回に2アウトから3連打で1点を失うものの、失点はこの1点だけでした。テンポいいリズムと、内側、外側にうまく散らしたピッチングで、終盤の反撃のリズムをつくっていったと思います。

金商の先発投手 小林君はそう球威はありませんでしたが、変化球と緩急をうまく使い星稜打線に内野ゴロの山を築いていきました。打てそうなんだけど、なかなかタイミングが合わないという、なんとも歯痒い感じでバックネット裏から観ていました。
しかし、星稜のバッターは大ぶりしたり、軸を大きくぶらしたりすることなく、タイミングを狂わされていましたが振り切っていた結果が内野ゴロだったと思います。フライも少なかったし、どこかで捉えられないかという思いでいました。小林君も投球数は少ないとはいえ、連投でしたので疲労もあったと思います。彼も序盤の金商のリズムをつくった一人でしょう。

5回表が終了し、確か金商が6安打、星稜が2安打ほどだったと思います。
序盤試合が動き、その後、両投手の投げ合いで中盤までゲームが動かない、金商にとってはこのままいって欲しい、星稜にとっては何となくイヤな展開となってきました。

  

5回裏は、絶好調男 木倉君から始まりましたが凡退。1アウトでキャプテンの虎谷君。
やや疲れがみえて若干高目に浮いたストレートを、逆風・強風もなんのそのライナーでレフトスタンドへ運ぶホームランを放ちました
これは大きな一撃でしたね。翌日の新聞にも林監督の談話で載っていましたが、このホームランがなければ、あの試合展開にもっていくには点差的にも、気持ち的にも厳しかったと思います。

さすがキャプテンです。いい仕事してくれます。

この感動を『北斗の拳』風にタイトルを付けるなら

   

星稜の虎が目を覚ます!
俺の一撃が流れを変える!!

てなところでしょうか。 

5回を終了して1-3で金商リード。

6回裏には星稜はエラーを絡め、1アウト二・三塁とチャンスを迎えますが、3番 佐々木君 三振。四番 寺西君は強くいい当たりでしたがセカンド正面のライナーで得点が入りませんでした。

ピンチの後にチャンスあり

先ほども書いた通り、7回表には、金商が3連打で1点をとり追加点は金商へ・・・

7回裏には金商のピッチャー小林君は、やや球威が衰え、コントロールが乱れてきたところで福田君に交代。ストレートはキレがありいい球を投げますが、球質が軽そうな感じの投手でした。でも、なかなかいい球を投げます。

星稜ピッチャーの前井君8回、9回は打者を3人でリズムよく打ち取り、星稜のサヨナラ劇場の流れをつくっていたと思います。終盤は、相手バッター胸元の球をうまく使い安打もほとんど許しませんでした。

さて、8回裏。
ピッチャーから交代してファーストを守っていた清水君に代わり、代打 越中君
越中君は、3回戦からラッキーーボーーーイな役割を果たしてきたバッター。何かやってくれそうな予感は星稜側の皆が感じていたかもしれません。星稜、逆転劇場の序章が幕開けです。
そしてガチコーンと打った打球は左中間へ。普通ならレフトライナーだったかもしれません。風に押し戻されレフトの前へ落ちるツーベースヒット これもしっかり振り切って、いい音を響かせているから起こる事件なのです
続く9番 川岸君がライトへヒットし(エンドラン)ランナーは一・三塁。1番 森田君のショートゴロゲッツー崩れの間に、1点を加点し2-4としました。
1アウト1塁から畑中君がエンドラン。打球は低い弾道でライトの後ろへ飛ぶ難しい打球でしたがキャッチされました。

先ほどのラッキーな越中君のヒット以外は、多くの内野ゴロをさばく内野手、さっきのライトのような外野手ともに守備に関しても監督イズムが浸透しているチームだなと感じましたね。

その後、3番 佐々木君がファーボールを選びますが、4番の寺西君はセカンドゴロに倒れ、9回裏の攻撃を残すのみとなりました。

9回裏、この試合ここまで当たりのなかった今大会絶好調男の木倉君がライト線へツーベースヒット。
6番 虎谷君が三遊間を破り、ノーアウトランナー1・3塁。
7番 ピッチャーの前井君に代わり、代打 真弓君。彼は、すごく身体もごつくて雰囲気のあるバッター。実際、長打力のあるバッターです。が、意識は良かったのですが、ボテボテのセカンドゴロの間に1点を加点し3-4としました。
ここで8番 越中君。ガチーンと打った当たりはファースト側ファールグランドへの大きなフライ。ありゃ~と思っていたら風に押され押され戻ってきてファーストはキャッチできませんでした。その後、デッドボールで出塁し、1アウト1・2塁。

ツーアウト2塁とワンアウト1・2塁・・・9回裏のプレッシャーは全然違ったものだったでしょう。

ここで、また今大会、ラッキーーボーーーイな働きをしている川岸君。キャッチャーとしても抜群の仕事をしています。
私もここはどんな作戦で来るだろう 次の森田君はここ数試合当たっていないし、今日もフライが多いし・・・バント・・・エンドラン・・・来ました、3塁線へのセーフティーバントでした。
やや強い打球でしたが三塁線へキレイに転がっていきました・・・サードのスタートが少し遅れましたが、慌てなければファーストはアウトにできるタイミングでした・・・が、サードがファーストへ悪送球

ここで一気に2人のランナーが帰り、5-4と逆転 星稜逆転劇場の幕が劇的に閉じ、ゲームセットとなりました。

この勝利は、清水君の後を受け継いだ前井君の好投と、やはりこの強風の中で対応し予測しプレーできた星稜の守備にあるかなと思います。星稜はいくつかフライが内外野に飛びましたがエラーはありませんでした。同じ風の中でどう対応できたかという点。気象に関してはどちらのチームも同じ条件です。
また、バント処理。準決勝の遊学館戦でもそうでしたが、大事なところでのバントシフト-ホースアウトでピンチをしのぐ場面がいくつかありました。今日の前井君のバント処理もそうでした。そんな守備が相手のスクイズ失敗にも繋がっていくんだと思います。この点は、いい動きだったし、日頃からよく鍛えられていると感じましたね

その守備の上においての今大会はよく打ちました。今日も虎谷君がホームランを打ちました。
決勝こそ、1ケタ安打に抑えられ、さすが金商ですが、ここまで5試合すべて2ケタ安打、長打が多いというゲームでした。これも優勝するための条件だったように思えます。

さて大会が終了し、今後、レベルアップ、ステップアップして甲子園で勝っていくチームになるためには、まだまだ改善、修正していく点がたくさん発見だきたことだろうと思います。今後は追われる立場となります。そんな中でも志高く、さらに極みを目指し、常勝集団となるために成長していって欲しいと思います。

私も選手を全力でバックアップできるようにトレーナーとして臨床家としてレベルアップしていかないと と強く刺激をもらいました

第134回北信越地区高校野球大会は、福井県営球場フェニックススタジアムを会場に6月4日(土)~7日(火)にかけて開催されます(抽選日 5月26日)。石川県からは決勝を戦った2校が出場します。

 星稜:3季ぶり54回目の出場(春 26回目)
 金沢商業:3季ぶり12回目の出場(春 5回目) 

ここでも頂点を取り、久しぶりに石川県から優勝したいなと思うところです。

また皆様の応援よろしくお願いします

  熊本県(鍋ヶ滝)

長文お読みいただき、お付き合いいただき、ありがとうございます。

 

    二葉鍼灸療院 田中良和

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2016 春 北信越地区高校野球石川県大会  準決勝  星稜 vs 遊学館

2016年05月05日 | 高校野球

5月3日(火祝 憲法記念日)、この日は朝から星稜高校野球部に帯同し、トレーナー活動を行いました

大会も参加49チームが、星稜、遊学館、金沢商業、北陸学院の4チームになりました。そして、本日、準決勝が行われるというわけです。

星稜は第2試合ということで、朝は軽くバッティングを行い石川県立野球場へ向かいました。
私もトレーナー活動のお仕事を少し行い、選手の顔や動きを見ながら一緒に球場へ向かいました。

朝からこの時期としては珍しく、やや蒸し暑く、試合中は30℃くらいになるのではと思える天気でした。雨が降る前のイヤな感じですね。いや、今日の熱い試合を啓示していたのかもしれませんね

    出発前にバッティング

準決勝の第1試合が8-1の7回コールドゲームで金沢商業北陸学院を下し、まず決勝進出を決めました。

この負けたほうの北陸学院高校の米林監督は、私と同年代で桜丘高校の野球部で捕手をやっていた人物です。また金沢市立高岡中学時代は、私の星稜高校野球部の同期生で、南海ホークス(後のダイエーホークス現 ソフトバンクホークス)ドラフト6位でプロ野球へ入団した、村田勝喜くんとバッテリーを組んでいたのでした。

小松大谷戦の時だったか星稜に帯同した時に球場で会って、「決勝でやりたいね」と私のほうから話をしていたのでした。結果は残念でしたが、夏はベスト4で当たる可能性があるということですね・・・

さて、話は本題へ

    試合前

 

 第134回北信越地区高校野球石川県大会 ~準決勝~  星稜  遊学館
                平成28年5月3日(火祝 憲法記念日)  石川県立野球場    

 

  準決勝  星 稜  遊学館

              一     二     三     四      五     六     七     八     九      十       計       H      E
  遊 学  0  0  0  2  0  0  0  0  0  2    4  10   2
 星 稜 
 0  0  0  0  0  0  0  2  0  3x  5  11  1

                                   (延長10回サヨナラ)

この試合、厳しい試合になるだろうなと予測はしていましたが、このような展開になるとは思いませんでした・・・誰も予測できるはずがありませんけど。

試合は序盤から遊学館の投手 戸部君が緩急をつけた変化球をうまく使ったピッチングで星稜打線に的を絞らせず終盤7回まで、確か散発4安打に抑えられていました。
星稜のエース清水君はやや球数が多かったですが、変化球は小松大谷戦より切れており、球威もそこそこでした。が、甘く入ったところは、さすが遊学館、ボールをひきつけ力強い当たりを飛ばしていました。小松大谷といい、遊学館といい、やはり上位に入ってくる高校は打力があります。

 

4回には、3番、4番と打ち取った2アウト後に、ワンバウンドでピッチャーの頭の越える内安打の後の右中間へのタイムリーツーベース、ファールかと思った三塁線のボテボテゴロがフェアーグランドに戻ってきてのからの~三遊間を抜けるレフト前ヒットと、何やら不運と安打が重なってイヤな雰囲気が立ちこめました。

しかし、星稜ベンチはよく声が出ていた~ 元気だった。

私はいつもバックネット裏で見ているのですが、よく野球部コーチと一緒に観戦しています。
このコーチと観戦していると試合の流れやら、駆け引きやら、選手の特徴やら、といろいろ話してくれるので面白いのですが、実は試合が動く時には、ほとんど隣にいないのです なぜか・・・それは想像にまかせますが、「ここ」というところが分かり、いい意味でも、悪い意味でも監督と選手を理解しているということなんだろうな~と感じますね

で、8回裏、やはり隣にはコーチの姿はありませんでした

      

6回終わりからでしょうか、相手投手の戸部君のストライク・ボールが分かりやすくなり、やや疲労があるかなという投球にかわってきました。「いけるんじゃないの」と思っていましたが、なかなかキメの一本が出ません。

8回裏の先頭バッター清水君たおれ、9番川岸君。川岸君は下位打線ながら上位断線に繋ぐ重要な働きを初戦より果たしてきています。キーマンorラッキーーボーーイになっていることが多い打者です
その川岸君が二塁打を放ち、劇場の幕が上がりました。続く1番 森田君がショートゴロ・・・と、そんな難しい当たりではありませんでしたが、バウンドが合わなかったのか、遊学館のショートが一塁へ悪送球。二塁ランナーが生還し、森田君も二塁へ。
ここで好打者、重要な場面で「いい仕事してますね~」という職人の2番 畑中君にまわり、いや~何か安心感すら感じる雰囲気が打席にあり、見事、ライト前運び、二塁ランナー森田君、ややスタートが遅かった感はあったのですが、本塁クロスプレーで同点としました
8回裏は、ここまで好投を続けていた遊学館 戸部君から左のサイドスロー琴浦君にスイッチしてピンチを切り抜けました。

そして、9回は両チーム無得点で延長戦へ突入。ここまで星稜ヒット7、エラー1、遊学館ヒット7、エラー1.本当に互角。
清水君の投球の多さが少し心配ではありましたが、彼ならやってくれると信じて後ろから見守っていました
清水君は今日の試合、どちらかというと前半より後半のほうが調子が上がっていたような気がしましたから。

10回、安打でランナーを溜められ、ここまでヒットなしの4番 内潟君が意表をつくス・ク・イ・ズ~、次の打者のタイムリーツーベースもイヤな感じでしたね。 これで2点与えて2-4となりました。
でも4番の内潟君をヒットなしに抑えていたことは大きかったと思います。相手の勢いつきますからね。

しかし、星稜ベンチ、スタンド、守備についている面々、よく声が出ていました
皆で声をかけあっていました。そんな空気があるからなのか、「こいつら何かやってくれらんね~け~」というワクワクしたものを感じるわけです。星稜贔屓と言われてしまえば、それまでなのかもしれませんが。確かに何かがそこにはあると思います。

10回裏、ここでまた、9番 川岸君から始まります。ガチコーンと打ったゴロはセカンドへ。イレギュラーしたかどうかは分かりませんが股間を抜けて外野へ転がる。本当に野球は何が起こるかわかりません。その後、森田君がたおれ、畑中君がエンドランを決めランナー1・3塁。
ここは監督は、当たって無い3番 佐々木君に変えて、小松大谷戦、金沢戦と調子を上げてきている越中君に代打を任せました。彼、確かに今朝の練習でいい打球を飛ばしていました。そして、彼は、いい意味でノーテンキで、こんな場面でも緊張し過ぎることはないのだとか・・・凡打か大仕事(でも、ゲッツーはやめて~)・・・

見事、監督の起用に応え、ライト線へ運ぶタイムリーヒット。1点差とし、ここまで眠っていた獅子の四番 寺西君がセカンドの右を痛烈なゴロで抜けるタイムリーヒットで同点。

何とここで迎えるのが、本日4打数3安打と一人で絶好調打ちますぞオーラ満々の5番 木倉君。
彼は今大会を通じて打ち続けています。

遊学館ベンチは10回裏に入るころから、ザワザワとしだしたかな~と感じる動きでしたが(私の思い違いかも)、木倉君を迎えるところで、ピッチャーを栃原君に交代。
ここまで来ると、そうとうなピッチャーでない限り、この雰囲気の中で自分のピッチングはできないのではないでしょうか。
木倉君は、変わったばかりの相手投手のストレートをレフト線へライナーで運ぶタイムリーで、星稜 逆転サヨナラ劇場が幕を閉じ、ゲームセットとなりました。

8回裏と10回裏、ここで得点に絡んだのはエラーです。エラーから全てが始まっています。しかし、星稜はそのエラーを契機に見逃さず、いただいたものは、ちゃんとお返ししていく勢い、集中力はこの大会で大きく成長した点かなと思いますね。

清水君160球を力投、打撃は長打は少ないものの11安打を放ちました。エラーも少なく守備もしっかりしており、練習の成果が出ています。
この試合でも、今後の改善、修正点がみつかったと思います。試合後も練習を行っていました。

私は、明日(5月4日)の決勝のために、選手の身体ケアのための鍼スポーツマッサージ施術(トレーナー活動)をさせていただきました 今日は、曇りと言っても気温が高く、何やら顔も徐々に焦げてきましたので、施術が終了した後の疲労感たるや・・・昨日から少し寝不足気味だったのもありますが

が、選手には全力でケアにあたったことは言うまでもまりません。

そして、これで第131回北信越地区高校野球大会出場以来の3大会ぶりの北信越出場を選手たちは決めてくれました
しかし、北信越地区大会や夏の県大会を戦いやすくする意味でも、石川県では有終の美を飾って、頂点にたっておきたいものです 

決勝の相手は冒頭にも書きましたが、金沢商業 です。

ここ最近数年の実力の伸びをみると侮れない相手ですし、得点に大差がつくことは考えられません。
また、星稜は昨年、ノンタイトルです。ということは王者ではないのですから、常に挑戦者である気持ちを忘れずに、この勢いで明日に臨んで欲しいと思います。

獅子は目覚め始めたので、次は虎が覚醒し躍動することでしょう。

そして、私は明日も朝から野球部に帯同予定です

  大分県(耶馬渓橋;日本で一番長い石造りの橋)

長文お読みいただいき、お付き合いいただき、ありがとうございま~す

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

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2016 春 北信越地区高校野球石川県大会 準々決勝  星稜 vs 金沢

2016年05月03日 | 高校野球

4月30日(土)、この日も診療があるため、帯同はできませんでしたので、ソワソワしながらお仕事していました

いやいや、きっちり鍼灸治療はいたしましたので・・・当然ですね

どこまで行っても楽な試合はありませんが、準々決勝のお相手は金沢高校でした。

 

 第134回北信越地区高校野球石川県大会 ~準々決勝~  星稜  金沢
                         平成28年4月30日(土)  金沢市民野球場    

 

  準々決勝  星 稜  金 沢

              一     二     三     四      五     六     七     八     九        計       H      E
  星 稜  2  0  0  0  1  0  3  1  2   9  14  1
 金 沢
  0  0  0  0  0  2  0  0  3   5  10  3

 

さて、試合は星稜が先制し終始、星稜ペースの試合展開で進みました。
9回、エラーも絡み、点数はとられましたが、そのあたりはまだまだ改善、修正点があるということで、次の試合に向けて練習に励んでいることでしょう。

書いてて思ったのですが、星稜高校はこの大会、準々決勝まですべて先攻なのです。これはあえてすべて先攻を選んでいるのか、どうなのか分かりませんが、こんなことも珍しいな~と思います

やはりエラーが絡むと失点に繋がってくるんですね。
金沢高校は堅守の校風にしてはエラーが3つと多かったように思えます。金沢の投手は5人継投したわけなのですが、四死球を11個も出しては、ヒットと同じであり、ヒットより守備陣のリズムがくるってきます。このようなリズムでは今の星稜は抑えることはできないでしょう。

星稜の先発は右腕のアンダースロー、3年生の前井君でした。6回途中まで失点はしたものの今大会、初先発ながらしっかり投げることができました。2年生エース清水君に負担をかけないためにも、本人は納得はしていないとは思いますが、長いイニング投げることができた実績は大きな収穫だと思います。
その後は、清水君が最後まで投げて勝利しました。

打撃では、14安打中、長打は2本。ここはおそらく長打警戒ということで金沢投手陣が注意を払った結果が四死球の多さに出たのかもしれません。
しか~し、星稜の残塁が16というのはいただけない数字ですね。そのあたりも次に繋げる材料にしていることだろうと思います。チャンスでもう一本、たたみこむような打撃ができると、この試合は、どこかの時点かでコールドゲームだったのでしょう。

ここまで1試合ほぼ14安打で、本当によく打ちます。1番 森田君は好調を維持、2番 畑中君は調子上昇中、4番 寺西君復活調子上昇中、5番の木倉君も好調を維持、虎谷・久保田・川岸君は必殺仕事人ってところでしょうか。
あとは起用された選手がきっちり自分の仕事をしています。そして、彼らはお互い、いいライバル心を持ちながら切磋琢磨している感じです。いい~空気だと思いますね

 
石川県立野球場 照明の裏面です

次は準決勝。対戦相手は遊学館高校です。

この試合に勝てば北信越本大会に出場が決定します。

遊学館も実力のある高校であり、小さなミスが試合の勝敗を分けるのではないかと思います。星稜も遊学館もここまでエラーはほとんどないようですから、明日はいい試合になるのではないでしょうか。

星稜は、獅子は目覚めましたので、明日は虎が牙をむいて襲いかかるのではないか予報が出ています(笑)

こちらは本当の天気ですが、西から寒冷前線が近づき、空模様がやや心配です。でも、おそらく試合はできるのではないかと思います。

明日は朝か星稜高校野球部に帯同予定にしております。

私も自分の仕事をきっちりしていきたいと思います 

                くまも~~~ん、頑張れ

最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

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