(社)全日本鍼灸学会 第26回北陸支部学術集会が開催され、私は石川県の代表?!として発表させて頂きました。
日 時:平成20年8月24日(日)
場 所:富山県鍼灸マッサージ師会館
テーマ:こころと鍼灸
内 容:特別講演 「こころの病と鍼灸」
金沢医科大学 氷見市民病院 地域医療部門 教授
神田享勉 先生
教育講演 「うつ状態(うつ病)と鍼灸治療」
明治国際医療大学 臨床鍼灸学教室
内蔵機能系鍼灸学 准教授 福田文彦 先生
一般口演
①精神科領域の実態調査についてのアンケート
あけぼの鍼灸院 片岡泰弘 先生
②胆嚢摘出手術後に出現した不定愁訴に対する
鍼灸治療の一症例
二葉鍼灸療院 田中良和
③心因性因子の関与が疑われる身体症状に対する
鍼灸治療の経験
市立砺波総合病院 東洋医学科 菅野俊輔 先生
「こころ」の問題。私が発表させて頂きました不定愁訴症候群は東洋医学研究所所長の黒野先生が、このストレス社会、歪のある社会を鑑みて、いち早く臨床研究に取り組んだ分野です。今回の発表はやや心身症でもあると思いましたが、現代社会の典型的なストレスの加重により発症した患者さんでした。
経過もしっかりとれ、効果もあり、発表も上手にできたのではと思いました。これも研究所での勉強、師匠の叱咤激励の修行時代があったからだと、今更ながらに感謝、感謝、感謝を忘れては罰があたります。
ちょっと写りは悪いですが 発表しているところです
今回の発表で言いたかったこと。
①健康チェック表は患者さんの症状を把握するのに有用である。
②患者さんへの言葉や態度などの接し方が症状改善を左右する。
③鍼灸治療は精神症状には効果が期待される治療であり試す価値
がある治療方法であること。
④週2回の定期的な治療間隔が症状改善に有効であること。
要約するとこんなところです。
上の写真は特別講演の神田先生です。神田先生には、現代の日常生活に潜む「こころ」の作用と行動について分かりやすく解説して頂きました。その中で気になったのは「今は小学生の4人に1人が朝食を一人で食べている」という現状でしょうか。その後、精神疾患の患者さん(すべての人が対象なのかもしれません)を扱ううえで大切な医療面接7カ条を教えて頂きました。
神田先生は「声に出し表現し、何事も共有し、理解し、許す」これが大切であり、こころの問題を解決するのは”家庭力”だよ」と話され、これは鍼灸師自身にも言えることだと言われていました。
上の写真は教育講演の福田先生です。福田先生は、精神科領域、とくに、うつ病やうつ状態の患者さんを臨床で扱う場合、最低限知っておかなければならない知識についてお話され、鍼灸単独で治療してもよいか、専門医に紹介すべきか、そのポイントなど分かりやすく教えて頂きました。
また、日本や世界で精神科領域の鍼灸治療はどう評価されているか、明治国際医療大学での鍼灸治療はどのように行われているのかなど、勉強になることが多い、収穫の多いお話でした。
おまけの懇親会です。
発表させて頂き、多くのことが勉強できました。感謝、感謝です
日 時:平成20年8月24日(日)
場 所:富山県鍼灸マッサージ師会館
テーマ:こころと鍼灸
内 容:特別講演 「こころの病と鍼灸」
金沢医科大学 氷見市民病院 地域医療部門 教授
神田享勉 先生
教育講演 「うつ状態(うつ病)と鍼灸治療」
明治国際医療大学 臨床鍼灸学教室
内蔵機能系鍼灸学 准教授 福田文彦 先生
一般口演
①精神科領域の実態調査についてのアンケート
あけぼの鍼灸院 片岡泰弘 先生
②胆嚢摘出手術後に出現した不定愁訴に対する
鍼灸治療の一症例
二葉鍼灸療院 田中良和
③心因性因子の関与が疑われる身体症状に対する
鍼灸治療の経験
市立砺波総合病院 東洋医学科 菅野俊輔 先生
「こころ」の問題。私が発表させて頂きました不定愁訴症候群は東洋医学研究所所長の黒野先生が、このストレス社会、歪のある社会を鑑みて、いち早く臨床研究に取り組んだ分野です。今回の発表はやや心身症でもあると思いましたが、現代社会の典型的なストレスの加重により発症した患者さんでした。
経過もしっかりとれ、効果もあり、発表も上手にできたのではと思いました。これも研究所での勉強、師匠の叱咤激励の修行時代があったからだと、今更ながらに感謝、感謝、感謝を忘れては罰があたります。
ちょっと写りは悪いですが 発表しているところです
今回の発表で言いたかったこと。
①健康チェック表は患者さんの症状を把握するのに有用である。
②患者さんへの言葉や態度などの接し方が症状改善を左右する。
③鍼灸治療は精神症状には効果が期待される治療であり試す価値
がある治療方法であること。
④週2回の定期的な治療間隔が症状改善に有効であること。
要約するとこんなところです。
上の写真は特別講演の神田先生です。神田先生には、現代の日常生活に潜む「こころ」の作用と行動について分かりやすく解説して頂きました。その中で気になったのは「今は小学生の4人に1人が朝食を一人で食べている」という現状でしょうか。その後、精神疾患の患者さん(すべての人が対象なのかもしれません)を扱ううえで大切な医療面接7カ条を教えて頂きました。
神田先生は「声に出し表現し、何事も共有し、理解し、許す」これが大切であり、こころの問題を解決するのは”家庭力”だよ」と話され、これは鍼灸師自身にも言えることだと言われていました。
上の写真は教育講演の福田先生です。福田先生は、精神科領域、とくに、うつ病やうつ状態の患者さんを臨床で扱う場合、最低限知っておかなければならない知識についてお話され、鍼灸単独で治療してもよいか、専門医に紹介すべきか、そのポイントなど分かりやすく教えて頂きました。
また、日本や世界で精神科領域の鍼灸治療はどう評価されているか、明治国際医療大学での鍼灸治療はどのように行われているのかなど、勉強になることが多い、収穫の多いお話でした。
おまけの懇親会です。
発表させて頂き、多くのことが勉強できました。感謝、感謝です