二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

心はパイプ

2010年07月27日 | 言葉のちから 心のちから
暑い日が続いています。まさに、夏って感じです。太陽がギラギラ照りつける毎日ですね。

皆さまには、体調にご注意され、熱中症などに気をつけてください。睡眠、食事など毎日の生活を規則正しく送り、水分をしっかり摂ってください。体調管理に鍼灸治療するのも一つの方法ですよ。

さて、何をするにも心が伴います。心が動くからこそ、感動したり、大好物を前にした時、心が「美味しそうだな~」「幸せだな~」と、食べると「美味い」と感じるんですね。

職業でも同じで、私たちの仕事なら、患者さまのため、あるいは、鍼灸学や業界の向上のため、何をやればいいのかと考える時、そこには情熱や信念、心の奥から湧きあがる何かを捉える心、その動きを表出する心の動きが大切なのだと感じます。

人間性、心の豊かさ、目に見えない心という確固たる基盤なしに、知識だけ詰め込んでもものにはなりません。社会では、お金という目に見える、形あるものを、仕事の報酬として頂くわけですが、これからの時代、「心」の部分の鍛錬なしに、いい仕事をすることはできないと私は思います。

臓脳明晰な人が知識だけ詰め込むと、心の弱みに付け込み、その知識を利用する人も現れます。それが数年前に、何とか真理教という事件に発展したのだと感じます。

さてさて、心についての、一つの捉え方として書きます

☆ 心はパイプと同じだ ☆
≪どんなことがあっても忘れてはならないのは、心というものは、万物を産み出す宇宙根源の有する無限の力を、自分の中に受け入れるパイプと同様である、ということである。パイプに穴が開いていたら、洩れてしまうだろう。だから、そっぽを向いていたら何にもならないよ。
パイプでわからない人は、光を通す窓だと思いなさい。あるいは電流を通ずるワイヤーだと思えばよい。≫

『中村天風 一日一話』  中村天風財団[編]


心は無限の力を有する根源と自分を繋げるパイプ…腑に落ちるという感じですね。

パイプが曲がっていたり、詰まっていたり、破れていたり、塞がっていたり、腐っていたり、汚かったりすると、自分を突き動かす根源からの力がうまく伝わらなくなるということでしょう。

パイプは常に修復可能ですし、常に日々の生活の中で、日々の出来事の中で、自分の心のパイプに小さな変化があれば、それをメンテナンスしておくことが大切ですね。そして、心の奥からくる、いろんな力を受ける用意をしておかないとね。

でも、本当に人間というのは、生かされているんだな~と感じます。本当に感謝ですね。ありがとうございます。

今日も一日、そんな瞬間瞬間の心の動きを大切に過ごしていきたいです 

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (6)
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