二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

第131回北信越地区高校野球石川県大会(2014 秋) 星稜 ~決勝~

2014年10月15日 | 高校野球

さて、パート2は第131回北信越地区高校野球大会決勝戦の振り返りと、北信越本大会での私なりの展望を描いておきたいと思います

 プレイボール

 第131回北信越地区高校野球石川県大会 ~決勝~ 9月28日(日) 石川県立野球場  

  星 稜  金沢商業

     金 商  0 0 0 1 0 2 0 4 1  8

    星 稜  0 0 0 0 2 2 2 0 0  6

 星稜 13安打(二塁打4)  残塁7  投手;福重-谷川

 金商 11安打  残塁6

 ※金沢商業は26年ぶり(52季ぶり)4回目の北信越地区高校野球石川県大会の優勝

この日は、今大会2回目の朝から帯同でした

 試合前~

序盤から投手戦。星稜の先発、福重君と金沢商業の先発、丹保君がお互いゆずらず小気味よいテンポで試合が進みました。隣でコーチと観戦していたのですが、「試合が動くのは中盤だよ」との話でしたが、その通りの試合展開になりました。

 先発 福重君。いい感じでした

 金沢商業 投手 丹保君

金沢商業のエース丹保君は最後まで完投しました。星稜打線に13安打を放たれ、チームのエラー等も加わり6点を取られましたが、その重圧に耐えながら、打者のタイミングをずらす変化球が冴え、ストレートを上手く絡めながらピンチを切り抜けていました。捕手のリードも良かったと思います。

この丹保投手、実は夕日寺クラブという少年野球出身であり、鳴和中学校野球部出身という私の後輩でもあるんです。少年野球時代などはよく当院へ治療&フォームチェックに来院されていたので、ひじょ~に不思議な気分で観戦していました。

星稜野球部トレーナーとしては星稜の選手を観ながら、彼らの一球一打を応援し、かたや丹保君には「よ~くここまで成長したな~」「いい投手になったな」という感慨深い気分で観ており、星稜打線が抑えられた時は悔しいのですが、いつもほど悔しくない 不思議な気持ちだったことは確かです。負けて悔しいが、個人的には何か嬉しさもある そんな気持ちでしたね。でも彼は公立高校というハンデに中でよく努力したと思います。成長していくのは嬉しいし、星稜には脅威ですが、投げすぎないように、肩肘を壊さないように成長を願うばかりです

中盤、1点先制されましたが、相手エラーなども絡み5回、6回、7回と2点ずつ星稜が点をを取りました。本来ならここでゲームの主導権を握り、逃げ切るんですが、5回途中からリリーフした谷川君がピリッとせず四死球でランナーを溜め、長打を浴びるという展開で8回には一挙4点を献上し逆転されました。星稜も後半何度かチャンスはあったのですが、バッテリーの巧みなコントロールと投球の出し入れにはまり、反撃することができませんでした。

試合全般にわたり、適度な緊張感を持ち、気迫を前面に出してイキイキ動いていたという点においては、金沢商業が星稜を上回っていました。個々人の力は星稜が上だと私はみましたが、個人の気力、チームとしての統一的な心の方向性、積極性、そのあたりの力は大きいな~と感じました。力に差があるといっても、そこは高校生であり、秋の新チームです。それはほんの少しの差です。そこを埋めるのはやはり練習で培ってきた目に見えないパワーなのだと思います。

星稜打線は相手投手に打ち取られていましたが、芯でとらえた打球は素晴らしい打球音を響かせて外野に飛んでましたので、個人の打撃の調子というのは全く問題ないと思います。

北信越大会までに調整が必要なのは投手かなと思います。そのあたりも自覚をもって取り組んでいるので、問題はないと思います。私も全力でサポートしていきたいと思います

       

この決勝戦での負けは、いろんな意味で星稜の選手たちにとってはプラスになると思います。石川県大会ではここ最近、星稜の強さをみせているわけですが、北信越大会では成績は良くありません。自分たちに何が足らないのか、どうして勝てなかったのか、そのあたりを克服すればもう一皮むけた星稜となる・・・かもしれません。

 

    

決勝戦の後は・・・

この短い時期でよくここまでチームをつくってきたと思います。夏の甲子園で活躍した前チームの秋の状況と比べると、このチームの方が打撃等、総合力では上をいってると感じます。投手力は岩下君がいない分、どうかなと思いますが、エース谷川君、福重君ともに成長しているので遜色はないかなと思います。

この悔しい一戦から、彼らは着実に進歩していると思います

   

私はバタバタあわただしい一日だったため、ゲームを3回くらいしか観戦することができませんでしたが、大阪の履正社高校が練習試合のため金沢に来ていただきました。今にも雨がドバッと降りそうな空模様でしたが、ゲームも無事終了し、なかなかいいゲーム、実りあるゲームができたようです。

≪展望≫ 

第131回北信越地区高校野球大会は、10月18日・19日に1回戦、2回戦が、25日・26日に準決勝、決勝が行われます。

  組み合わせ(トーナメント表)はコチラをクリック 

敦賀気比(福井2位)  小諸商業(長野3位)  ;18日 11:30試合開始 金沢市民野球場

小松大谷(石川3位)  新湊(富山1位)    ;18日 10:30試合開始 小松弁慶スタジアム

長野日大(長野2位)  日本文理(新潟2位) ;18日  9:00試合開始 金沢市民野球場

金沢商業(石川1位)  富山第一(富山3位) ;18日  9:00試合開始 石川県立野球場

金沢(石川4位)     工大福井(福井1位) ;18日 12:30試合開始 小松弁慶スタジアム

北越(新潟3位)     松商学園(長野1位) ;18日 11:30試合開始 石川県立野球場

中越(新潟1位)     啓新(福井3位)    ;18日 14:00試合開始 金沢市民野球場

星稜(石川2位)     富山工業(富山2位) ;18日 14:00試合開始 石川県立野球場

 

さて、夏の甲子園での北信越勢の成績をみると、北信越の野球レベルは上がっているのは事実でしょう。それぞれの地方大会では2位となりましたが、甲子園出場校である敦賀気比、日本文理、星稜はこの短い時間で北信越に出場するまでのチームをつくってきましたので、やはり力はあるでしょう。また、北信越大会に力を発揮できるようにレベルを上げて臨んできます。ここ最近、星稜や石川県勢の北信越大会の成績が悪いだけに、星稜には頑張ってほしいと思います。

甲子園には出場はしていませんが、常連校でもある工大福井は決勝で敦賀気比を圧倒し、松商学園も久しぶりに力強さがあり、優勝を狙える存在です。両校が1回戦勝利した場合は、2回戦でこの2校の激突となります。

新湊は富山県大会を競り勝ち、相手チームには嫌な粘り強さが不気味です。富山工業、富山第一ともに、準決勝、決勝、第3代表決定戦ともに接戦でしたので、この3チームはほとんど戦力差がないかなと私は思ってます。また富山県勢も全体的にレベルアップしていますので、全く侮れない存在です。また、何のめぐりあわせか、富山県代表3校すべて石川県代表との対戦になったという・・・どんな結果になるのか・・・

中越も北信越大会では常連校です。北越とともに、最近、本当に力をつけている新潟県大会の代表ですから、こちらも波にのると一気に勝ち進む力があるのではと思います。中越は新潟県大会で、日本文理を破っていますので波に乗っています。県大会から本大会までの調整がうまくいっていれば怖い存在です。

金沢商業、小諸商業は私学勢が勝ち進む中、全員野球で勝ち進んできました。金沢商業は春、夏と県大会を制している星稜を粘りの野球で下し優勝しました。小諸商業は第3代表決定戦で、北信越大会や甲子園大会にも最近よく出場している上田西を破り長野県3位で出場を決めました。本大会は厳しい戦いになると思いますが、台風の目になる可能性もあるのではないでしょうか。

長野日大も北信越大会では常連校で、甲子園経験もあります。1回戦の日本文理に勝利すれば波にのるかもしれません。啓新は、福井3位でありながら、確か創部して3年か4年くらいの力をメキメキとつけている高校です。福井県大会でもここ1年の大会は上位に進出し、夏の予選では敦賀気比と1点差の好ゲームを展開しました。星稜が勝つと、中越と啓新の勝者との対戦となります。不気味な存在でもありますし、力のあるチームです。

そんな中、先ほどもも書きましたが、石川県代表は、小松大谷が新湊、金沢商業が富山第一、星稜が富山工業と富山県勢と対戦します。また金沢が工大福井と対戦します。今年は、1・2回戦と準決勝・決勝に1週間の時間があき、他の高校は移動なども含めてたいへんです。地の利も活かして、是非、県勢4校すべてが初戦突破できるように願っております。

どこが優勝するか・・・などという予測はできませんが、レベルの高い面白い秋の北信越地区高校野球大会になるのではないかと私は予感しております

以上、私なりの展望を書いてみました。

私も選手が全力でプレーできるように、身体と心のサポートに精力を注いでいきたいと思います

皆さん、応援、そして観戦へおいでくださいませ~

 

     二葉鍼灸療院 田中良和

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第131回北信越地区高校野球石川県大会(2014 秋) vs星稜 2回戦~準決勝

2014年10月15日 | 高校野球

本当なら第96回全国高校野球選手権大会の星稜トレーナー帯同の活動報告をしたいのですが、内容が濃いですので、もう少し後に振り返って書きたいと思います。

今回はまず新鮮な話題を書きます。

今週末から第131回北信越地区高校野球大会が石川県を会場に(石川県立野球場・金沢市民野球場・小松弁慶スタジアム)開催されます。開催県である石川県からは、星稜、金沢、小松大谷、金沢商業が出場します。パート1では、その石川県大会での星稜の2回戦から準決勝までの結果を振り返り、パート2では、決勝戦と北信越本大会への私なりの展望などを書きたいと思います

 

 第131回北信越地区高校野球石川県大会 ~2回戦~ 9月13日(土) 石川県立野球場 

  星 稜  津 幡(つばた)

   星 稜  0 0 0 1 0 3 3 1 1  9
   津 幡  1 0 2 0 0 0 0 0 0  3

 星稜 12安打(三塁打3・二塁打1) 残塁12  投手;梁瀬-福重-谷川 

 津幡 6安打 残塁7

ほぼ試合が土曜日なので、診療を行いながら試合の経過をみていました。初戦で硬くなるのは分かりますが、試合経過しかみていないので少しハラハラしました。が、打線は好調。投手にやや不安を感じたゲームでした

 

 第131回北信越地区高校野球石川県大会 ~3回戦~ 9月13日(土) 石川県立野球場 

  星 稜  日本航空石川

   航 空  0 0 0 1 0 1 0 0 0  2
   星 稜  3 0 1 1 0 0 0 3 X  8

 星稜 13安打(本塁打1・三塁打2・二塁打1) 残塁9  投手;谷川-福重

 航空 9安打 残塁9

打線は依然好調。トップバッターの森田君は3打数2安打、主軸を打つ梁瀬君は5打数4安打と大当たり、また佐竹君のホームランもあり、打線は活気づいています。投手陣も徐々に調子を上げている状況です

 

 第131回北信越地区高校野球石川県大会 ~準々決勝~ 
                                9月23日(火祝 秋分の日) 石川県立野球場
 

  星 稜  北陸学院

   北 陸  0 0 0 0 0 0 0 1 0  1
   星 稜  1 0 0 0 0 0 0 6 1x 8   8回コールドゲーム

 星稜 11安打(本塁打1・三塁打2) 残塁6  投手;谷川

 北陸 4安打 残塁7

この日は朝の星稜高校野球場での練習から帯同しました。

     

                        

 試合開始

 先発の谷川君、少しずつ調子を上げてます

     

試合は8回コールドゲームでしたが、北陸学院のエースのピッチングに上手くかわされチャンスをものにできないという状態がが続き、6回には同点に追い付かれてしまいました。試合展開としては、あまり雰囲気のよい状態ではありませんでした。この辺りは攻撃や戦術に対する姿勢というところの改善が必要かなと思いました。しかし、打者個人はよく振れています。6回裏には満塁から梁瀬君が右中間スタンドへ満塁ホームランを放ち、試合を決めました。相手投手のコントロールが乱れてきた甘い球を見逃さず打ったところは、甲子園経験から来る成長かなとも思いました。

しかし北陸学院というチームはまとまりのあるいいチームであり、エースもこのまま伸びると、上位チームに驚異になるかもしれない投手になるのではないかという思いを抱かせるピッチングでした。ここ数年少しずつ力をつけている高校です。今日もなめてはいませんでしたが、来春以降は侮れない存在になるかもしれません

 

 第131回北信越地区高校野球石川県大会 ~準決勝~ 9月27日(土) 石川県立野球場 

  星 稜  小松大谷

   星 稜  0 0 0 0 3 1 2 0 1  7
   大 谷  4 0 0 0 0 0 0 0 1  5

 星稜 9安打(本塁打1・二塁打3)  残塁10  投手;谷川-福重-谷川

 大谷 9安打 残塁10

この日も試合経過をチラチラ見ながらの診療です。本当に心臓に悪い展開でした。夏の決勝のリベンジと報道等ではもてはやされます。確かに両チーム、昨年のチームでレギュラーとして活躍する選手は多かったのです。しかし新チームですから、ここから、また新たな戦いが始まるといったところでしょうか。小松大谷の選手はリベンジという強い気持ちで挑んで来られたことだろうと思います。その気持ちの強さの違いが初回に出たのかもしれません。

あの決勝戦の再現か、長短安打を重ねられ初回に4点を献上してしまいました。星稜サイドからすれば、確かに逆転する力があるということは強みですが、できれば逆転しなくていい展開に持ちこんでもらえたらな~と思うのです。
その後、谷川君が立ち直り、大谷打線を抑え守備にリズムが出てきました。今大会、はじめてスタメンでセカンドに出場した酒井君のホームランが飛び出すなど、中盤から後半にかけて星稜が相手投手を捉え、ゲームを支配し最後は逃げ切りました。

小松大谷高校はエースの木村君が故障のため投げられなかったようで、木村君がマウンドで投げるとまた違うチームカラーになるのだと思います。力のあるチームですので北信越大会では頑張ってほしいと思います

 

2回戦から準決勝までをプレイバックしました。

パート2では、決勝戦の振り返りと第131回北信越地区高校野球大会への展望を書きたいと思います

 

     二葉鍼灸療院 田中良和

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