二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

2016 春 北信越地区高校野球石川県大会  準決勝  星稜 vs 遊学館

2016年05月05日 | 高校野球

5月3日(火祝 憲法記念日)、この日は朝から星稜高校野球部に帯同し、トレーナー活動を行いました

大会も参加49チームが、星稜、遊学館、金沢商業、北陸学院の4チームになりました。そして、本日、準決勝が行われるというわけです。

星稜は第2試合ということで、朝は軽くバッティングを行い石川県立野球場へ向かいました。
私もトレーナー活動のお仕事を少し行い、選手の顔や動きを見ながら一緒に球場へ向かいました。

朝からこの時期としては珍しく、やや蒸し暑く、試合中は30℃くらいになるのではと思える天気でした。雨が降る前のイヤな感じですね。いや、今日の熱い試合を啓示していたのかもしれませんね

    出発前にバッティング

準決勝の第1試合が8-1の7回コールドゲームで金沢商業北陸学院を下し、まず決勝進出を決めました。

この負けたほうの北陸学院高校の米林監督は、私と同年代で桜丘高校の野球部で捕手をやっていた人物です。また金沢市立高岡中学時代は、私の星稜高校野球部の同期生で、南海ホークス(後のダイエーホークス現 ソフトバンクホークス)ドラフト6位でプロ野球へ入団した、村田勝喜くんとバッテリーを組んでいたのでした。

小松大谷戦の時だったか星稜に帯同した時に球場で会って、「決勝でやりたいね」と私のほうから話をしていたのでした。結果は残念でしたが、夏はベスト4で当たる可能性があるということですね・・・

さて、話は本題へ

    試合前

 

 第134回北信越地区高校野球石川県大会 ~準決勝~  星稜  遊学館
                平成28年5月3日(火祝 憲法記念日)  石川県立野球場    

 

  準決勝  星 稜  遊学館

              一     二     三     四      五     六     七     八     九      十       計       H      E
  遊 学  0  0  0  2  0  0  0  0  0  2    4  10   2
 星 稜 
 0  0  0  0  0  0  0  2  0  3x  5  11  1

                                   (延長10回サヨナラ)

この試合、厳しい試合になるだろうなと予測はしていましたが、このような展開になるとは思いませんでした・・・誰も予測できるはずがありませんけど。

試合は序盤から遊学館の投手 戸部君が緩急をつけた変化球をうまく使ったピッチングで星稜打線に的を絞らせず終盤7回まで、確か散発4安打に抑えられていました。
星稜のエース清水君はやや球数が多かったですが、変化球は小松大谷戦より切れており、球威もそこそこでした。が、甘く入ったところは、さすが遊学館、ボールをひきつけ力強い当たりを飛ばしていました。小松大谷といい、遊学館といい、やはり上位に入ってくる高校は打力があります。

 

4回には、3番、4番と打ち取った2アウト後に、ワンバウンドでピッチャーの頭の越える内安打の後の右中間へのタイムリーツーベース、ファールかと思った三塁線のボテボテゴロがフェアーグランドに戻ってきてのからの~三遊間を抜けるレフト前ヒットと、何やら不運と安打が重なってイヤな雰囲気が立ちこめました。

しかし、星稜ベンチはよく声が出ていた~ 元気だった。

私はいつもバックネット裏で見ているのですが、よく野球部コーチと一緒に観戦しています。
このコーチと観戦していると試合の流れやら、駆け引きやら、選手の特徴やら、といろいろ話してくれるので面白いのですが、実は試合が動く時には、ほとんど隣にいないのです なぜか・・・それは想像にまかせますが、「ここ」というところが分かり、いい意味でも、悪い意味でも監督と選手を理解しているということなんだろうな~と感じますね

で、8回裏、やはり隣にはコーチの姿はありませんでした

      

6回終わりからでしょうか、相手投手の戸部君のストライク・ボールが分かりやすくなり、やや疲労があるかなという投球にかわってきました。「いけるんじゃないの」と思っていましたが、なかなかキメの一本が出ません。

8回裏の先頭バッター清水君たおれ、9番川岸君。川岸君は下位打線ながら上位断線に繋ぐ重要な働きを初戦より果たしてきています。キーマンorラッキーーボーーイになっていることが多い打者です
その川岸君が二塁打を放ち、劇場の幕が上がりました。続く1番 森田君がショートゴロ・・・と、そんな難しい当たりではありませんでしたが、バウンドが合わなかったのか、遊学館のショートが一塁へ悪送球。二塁ランナーが生還し、森田君も二塁へ。
ここで好打者、重要な場面で「いい仕事してますね~」という職人の2番 畑中君にまわり、いや~何か安心感すら感じる雰囲気が打席にあり、見事、ライト前運び、二塁ランナー森田君、ややスタートが遅かった感はあったのですが、本塁クロスプレーで同点としました
8回裏は、ここまで好投を続けていた遊学館 戸部君から左のサイドスロー琴浦君にスイッチしてピンチを切り抜けました。

そして、9回は両チーム無得点で延長戦へ突入。ここまで星稜ヒット7、エラー1、遊学館ヒット7、エラー1.本当に互角。
清水君の投球の多さが少し心配ではありましたが、彼ならやってくれると信じて後ろから見守っていました
清水君は今日の試合、どちらかというと前半より後半のほうが調子が上がっていたような気がしましたから。

10回、安打でランナーを溜められ、ここまでヒットなしの4番 内潟君が意表をつくス・ク・イ・ズ~、次の打者のタイムリーツーベースもイヤな感じでしたね。 これで2点与えて2-4となりました。
でも4番の内潟君をヒットなしに抑えていたことは大きかったと思います。相手の勢いつきますからね。

しかし、星稜ベンチ、スタンド、守備についている面々、よく声が出ていました
皆で声をかけあっていました。そんな空気があるからなのか、「こいつら何かやってくれらんね~け~」というワクワクしたものを感じるわけです。星稜贔屓と言われてしまえば、それまでなのかもしれませんが。確かに何かがそこにはあると思います。

10回裏、ここでまた、9番 川岸君から始まります。ガチコーンと打ったゴロはセカンドへ。イレギュラーしたかどうかは分かりませんが股間を抜けて外野へ転がる。本当に野球は何が起こるかわかりません。その後、森田君がたおれ、畑中君がエンドランを決めランナー1・3塁。
ここは監督は、当たって無い3番 佐々木君に変えて、小松大谷戦、金沢戦と調子を上げてきている越中君に代打を任せました。彼、確かに今朝の練習でいい打球を飛ばしていました。そして、彼は、いい意味でノーテンキで、こんな場面でも緊張し過ぎることはないのだとか・・・凡打か大仕事(でも、ゲッツーはやめて~)・・・

見事、監督の起用に応え、ライト線へ運ぶタイムリーヒット。1点差とし、ここまで眠っていた獅子の四番 寺西君がセカンドの右を痛烈なゴロで抜けるタイムリーヒットで同点。

何とここで迎えるのが、本日4打数3安打と一人で絶好調打ちますぞオーラ満々の5番 木倉君。
彼は今大会を通じて打ち続けています。

遊学館ベンチは10回裏に入るころから、ザワザワとしだしたかな~と感じる動きでしたが(私の思い違いかも)、木倉君を迎えるところで、ピッチャーを栃原君に交代。
ここまで来ると、そうとうなピッチャーでない限り、この雰囲気の中で自分のピッチングはできないのではないでしょうか。
木倉君は、変わったばかりの相手投手のストレートをレフト線へライナーで運ぶタイムリーで、星稜 逆転サヨナラ劇場が幕を閉じ、ゲームセットとなりました。

8回裏と10回裏、ここで得点に絡んだのはエラーです。エラーから全てが始まっています。しかし、星稜はそのエラーを契機に見逃さず、いただいたものは、ちゃんとお返ししていく勢い、集中力はこの大会で大きく成長した点かなと思いますね。

清水君160球を力投、打撃は長打は少ないものの11安打を放ちました。エラーも少なく守備もしっかりしており、練習の成果が出ています。
この試合でも、今後の改善、修正点がみつかったと思います。試合後も練習を行っていました。

私は、明日(5月4日)の決勝のために、選手の身体ケアのための鍼スポーツマッサージ施術(トレーナー活動)をさせていただきました 今日は、曇りと言っても気温が高く、何やら顔も徐々に焦げてきましたので、施術が終了した後の疲労感たるや・・・昨日から少し寝不足気味だったのもありますが

が、選手には全力でケアにあたったことは言うまでもまりません。

そして、これで第131回北信越地区高校野球大会出場以来の3大会ぶりの北信越出場を選手たちは決めてくれました
しかし、北信越地区大会や夏の県大会を戦いやすくする意味でも、石川県では有終の美を飾って、頂点にたっておきたいものです 

決勝の相手は冒頭にも書きましたが、金沢商業 です。

ここ最近数年の実力の伸びをみると侮れない相手ですし、得点に大差がつくことは考えられません。
また、星稜は昨年、ノンタイトルです。ということは王者ではないのですから、常に挑戦者である気持ちを忘れずに、この勢いで明日に臨んで欲しいと思います。

獅子は目覚め始めたので、次は虎が覚醒し躍動することでしょう。

そして、私は明日も朝から野球部に帯同予定です

  大分県(耶馬渓橋;日本で一番長い石造りの橋)

長文お読みいただいき、お付き合いいただき、ありがとうございま~す

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

コメント (4)
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