二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

第98回全国高校野球選手権大会(2016夏の甲子園大会)トレーナー活動回想録3

2017年01月05日 | 高校野球

皆様、新年あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いいたします

さて、年を越してしまいましたが、第98回全国高校野球選手権大会(2016夏の甲子園大会)トレーナー活動回想録 ~練習・サポート編~に引き続き、~試合編~を書いておきたいと思います。

星稜高校は、組み合わせ抽選の結果、大会第4日目の第3試合で和歌山県代表 市立和歌山高校と決まりました。市立和歌山は、2016年は春夏と連続出場をしており、夏の和歌山県大会では、準々決勝では智辯和歌山高校、決勝では箕島高校を倒しての甲子園出場を果たしてました。投手力や守備力は互角で、打撃力は星稜がうえかなと試合前は感じていました。

 

8月10日は、早朝に宿舎を出発し、軽くカラダを動かして甲子園入りです。

練習では皆、朝ですが、明るく、いい動きをしていました

    今日もいい天気

ちなみに、この日の星稜市立和歌山以外の試合は・・・

 第1試合  関東第一(東東京)  広島新庄(広島)

 第2試合  京都翔英(京都)   樟  南(鹿児島)

 第4試合  花咲徳栄(埼玉)   大曲工業(秋田)

の3試合で、なかなかの好カードでした。

選手たちは、軽く汗を流し甲子園入り。

   

やはり阪神高速高架下に来ると気持ちが高まる~~

 

 

 第98回全国高校野球選手権大会 1回戦  平成28年8月10日(水)  
             
                    (大会第4日目 第3試合)

   星 稜(石川)   市立和歌山(和歌山)   観客数;38000人

    ( 試合開始 13:50   試合終了 15:30 )

 

                       一  二  三  四   五  六  七  八  九   合 計
   市和歌  1 3 0 0 0 0 1 3 0  8
 

  星 稜   1 1 0 0 0 0 0 0 0  2

 

試合が始まれば、どちらかが勝ち、どちらかが負けます。当たり前ですが、この負けを繰り返さないために、さらに次のステップのために何がどうなっていたのかを振り返っておくことも必要なのだと思います。

その振り返りはトレーナー活動の糧にもなります。チーム状況がどうだったか、甲子園大会にベストで試合に臨むためにはどうしなければならなかったか。いろいろ反省点も多い今夏の活動でした。

さて、試合は、星稜はピッチャー寺西君、和歌山は赤羽君で始まりました。

1回から試合が動きました。というより寺西君のリズムや調子があまり良くなく四球でランナーをため、1点を献上しましたが何とか1点で抑えました。しかし、2回に入っても復調する兆しがなくランナーをため1年生投手の竹谷君にスイッチしますが、相手のバントを絡めたタイムリーなどで3点を献上してしまいます。

しかし、序盤、和歌山の赤羽君も相手守備陣も私の目からみると浮足立っていたかなと思います。
星稜は1回裏すかさず、この日、両チーム合わせて唯一の長打となる畑中君のスリーベースヒットとキャプテン虎谷君のタイムリーで同点に追いつきます。

そして2回裏、星稜はヒットと相手エラーが重なり、1点を奪い、なお1アウト満塁という大チャンスを迎えました。初回の守備からの星稜の流れは悪かったですが、ここでビッグイニングにしておくことは、試合を大きく左右します。ここでチャンスに強い森田君。ここ最近、打撃の調子は落としてきていましたが、期待される場面でした・・・が、併殺打。
ここから、この試合、1試合5併殺という大会記録をつくってしまうのでした
本来チーム星稜なら、相手のチームからいただいたエラーやミス(失策;星稜1個、和歌山3個)は確実に加点していくのですが、今日は何か動きが硬く、勢いがありませんでした。

2番手を受け継いだ星稜の竹谷君はよく8回途中までリズムを作ってくれました。星稜はこの試合11安打を放ったものの、大事なところで併殺をくらい得点には結びつきませんでした。
逆に和歌山は短いヒットと送りバントを絡めて終盤追加点をあげていきました。

そして、竹谷君がつかまりだしたところで、3番手の2年生投手 小倉君にスイッチしましたが、ピリッとせず、さらにライトもヒット(ゴロ)をトンネルするなど、ここまで来ると、2014年来、逆転の星稜と言われてきたチームも気力が空回りしていきます。

8回、9回の星稜の攻撃も簡単に終わり、星稜の2016年夏の甲子園の戦いは終了、ゲームセットとなりました。

先ほども書きましたが安打数は星稜が11安打、和歌山が12安打と差はありません。犠打は星稜が0で、和歌山が5と、ここに試合の流れにもよりますが戦術の違いが出ているのでしょう。

また、相手ピッチャーの赤羽君は完投し投球数104球、星稜ピッチャー陣は、最終回、2年生エース清水君が出てMax 146kmのストレートを投げ込み相手打線を抑えますが、4人で140球を投げました。
おそらくボール球が多いのだと思いますが、ここにも波に乗り切れなかった要因があるのかなと感じました。

私はベンチ近くの内野席で観戦していましたが、振り返れば多くの星稜高校応援団の皆様が、最後まで諦めない、最後まで分からないんだという強い気持ちで応援していただいておりました。本当に、いつも甲子園に帯同するたびに感動、感激させていただいております。

星稜コンバットマーチが流れる機会は少なかったですが、あの曲が聞こえるたびに星稜高校野球部OBとしては鳥肌が立ちます。

本当に応援団の皆様、星稜高校を応援していただいた地元ファンの皆様に感謝です。

この敗戦は、おそらく次に繋がっていくだろうと思います。私もチームをベストなコンディショニングにもっていけなかった悔いもありますので、新チームではそうならないように対策を講じていくことが、私の役目だと肝に銘じて、甲子園球場をあとにしました・・・

2016年の試合を振り返りました。

星稜高校野球部選手の皆さん、保護者の皆さん、監督、部長などスタッフの皆さん、学校関係者の皆さん、お疲れ様でした。

来年もまた来ましょう

最後までお読みいただき、ありがとうございました。が、この~試合編~は最終ではなく、次に~番外編~を書いて回想録を終了したいと思います。

どうぞ最後までお付き合いくださいませ~

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

コメント (18)
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