皆様、新年あけましておめでとうございます
少し遅くなりましたが、本年も二葉鍼灸療院をどうぞ、よろしくお願いいたします。
私はいつも正月に本を読み、一年の計は元旦にありということで、その計を考える一つの材料になる情報があれば取入れています。
今年も本を読みいくつか思ったことはありますが、人生設計や目標を設定する中で、今後の日本や世界を取り巻く社会状況を把握しておくことは重要であるということです。
その環境の中で、私たち鍼灸マッサージ師がどう社会に貢献して、その貢献から報酬を得ていくことができるのか。そして、未来へこの素晴らしい伝統医療を繋げていくには、どのようなことを思考し創造していくことが大切なことなのかということを念頭におきながら対応していくことが必要だと感じております。
この本の中で大切なことだと思ったことは人口推計です。
世界の人口は現在、約78億人。これが2030年には85億人、2050年には97億人、2100年には109億人になると予測されています。
日本の人口は現在、約1億2000万人。これが2030年には1億1600万人、2060年には8600万人と1億人をきることが予測されています。
世界の人口は勢いよく増加していく傾向にありますが、日本の人口は減少していきます。この状況については大規模な天変地異でもない限り、予測の傾向は外れることはないのではないかと思います。
私の住む石川県での人口が約116万人。これが2045年には94万8000人と100万人をきることが予測されています。
そして金沢市の人口においても同様な傾向で、現在の約46万6000人。これが2040年には41万7000人と約5万人も減少することが予測されています。
日本の多くの都市で、年少人口(子ども)と生産年齢人口(労働者)が漸減し、老齢人口(高齢者)が増加していきます。このような社会の中で生きていく時代が到来するということで、これを把握しながら前向きで、明るい未来を築く一つの基礎的な認識とすることも大切なのだと感じました。
もう一点、本から文章を抜粋すると・・・
『新型コロナが収束に向かったとしても、変革した新社会が元の姿に戻ることはない。新しい日常が普通の日常となる。もはや昭和や平成の成長モデルが通用しないことは明らかである。
人口減少の日本で、なお成長を求めるのであれば昭和、平成の考え方を捨てて、令和の頭で考えることが必要条件だ。屋上屋を重ねるような旧態依然たる体制を続けているうちに、自然災害がすべてを白紙に戻してしまうかもしれない。
社会が変われば、人も変わらざるを得なくなる。改めなければならないことは多い。企業にあっては、まず社長からその言動を刷新することが求められる。それができなければ早々に退席すべきだ。最悪の老害とは、正に権力の長期にわたる掌握につきる。』
すべてが正しいとは言いませんが、変わっていくべき所は変わっていく必要がありますし、新しい時代の流れは若い人ほど強く感じることなのかもしれません。だから若い人が感性を磨き感じ取った時代の空気に関しては耳を傾けて、それを汲み取ることも必須となってくるのかなと感じます。
新たな時代の到来は、コロナの出現とともに加速しているのでしょう。
これは私たち業界においても同様であり、社会が変わり、人間の環境が変われば病の状況も変化してきます。
まさに大きな変化の時代にきているのだと思います。
しかし、その中にあっても変わらないものもありますし、より重要な変化しないものも存在が大きなものになってくるのではないかと思っています。抽象的ですが
変化していくものがあり(変易)、変化しないものもある(不易)。そのような状況を理解し受け入れながら(簡易)、人生を過ごすことは、易経がつくれれた時代から変わらないことなのでしょう。
当院でも、そんな社会の状況を把握しながら大きな目標に向かって突き進みたいと思っております。
当院での今年の治療目標は、ホームページの方に少し詳しく書いてありますのでご参照ください。
スポーツ選手・愛好家のための鍼灸
健康管理・養生・がん予防のための鍼灸
妊活(不妊症)・妊娠しやすい身体づくりのための鍼灸
企業の健康経営を応援する鍼灸
小児ハリで子どもの健康を応援する鍼灸
メンズヘルス充実のための鍼灸
二葉鍼灸療院(金沢)の治療院理念
人生の刹那をより幸せに生きるための 心と身体の再生好場
~そのための、人づくり、場所づくり、時間づくり~
そんな理念で今年も進んでいこうと思っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございます
2022年(令和4年 壬寅) 元旦に思いを馳せる