二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

第48回 加賀・三策塾(学術研修会) 参加

2011年11月17日 | 鍼灸
平成23年11月の加賀・三策塾が開催されましたので参加しました。

今月は、いつも座長を務める中田先生が前日から東京の方へ、全日本鍼灸マッサージ師会の本部の用事で出張されていましたので、私に白羽の矢が…ということで、本日の座長をさせて頂くことになったのでした。座長になると予習しなくちゃならないことがたくさんありますので、またこれが勉強になるんですけどね。

 第48回 加賀・三策塾 

 日 時:平成23年11月6日(日)  午前10時~正午
 会 場:石川県立盲学校
 内 容:①鍼灸医療安全対策マニュアル 通読 「鍼灸医療事故発生後の対処 P44~56」
      ②筋肉の触診実技~筋触診マニュアルを教科書にして~ 「僧帽筋上部、頭板状筋)
      ③鍼灸業界・学会・医療など最新ニュースと報告



 座長のあたし

本日はいつもの部屋が使用できなかったため、音楽室で講習会を行いました。まあ、集まるスペースがあれば勉強する場所はどこでもいいんですけどね。

加賀・三策塾が終わった後、金沢市鍼灸マッサージ師会が主催で物故者の先達方の法要と故奥村三策先生頌徳碑の参拝がありますので、最初に、石川県鍼灸業界の学術研修会や東海北陸保険会議などの報告とイベントのお知らせを常盤会長はじめ長先生、あたくしからありました。

常盤会長は、途中退席して奥村三策先生のお孫さんと曾孫さん御家族が遠方より法要&参拝にお越しになるということで会食に向かったのでした。


 常盤会長

今回は、鍼灸医療安全対策マニュアルの通読を少し長めに行い、筋肉の触診実技を短めに行いました。

鍼灸院では事故は起こらない、あるいは、まさかそんなことが起きるはずがない、などと思っていたら大間違いです。どんな仕事も常にリスクを伴うし、事故は気付かないところに潜んでいます。東洋医学は未病を治することが本分であり、本来は予防医学です。何でこんなことを書くかというと、治療院運営の場合も一緒で、施術者、患者さんともに事故(身体で言うと病気ですね)が起きないほうがいいのですから、事前にそこに目を向け、事故の芽(身体で言うと病気の原因ですね)を小さいうちに摘んでおくことが大切だということです。

そんな意味での安全対策マニュアルの通読であり、そのノウハウとうか、知識を得ておくと、万が一の場合には迅速に対応でき、最小限に影響をとどめることができるということです。福島の原子力発電所に対する政府や原子力安全委員会、保安院、東京電力の対応を観ていると実感するわけでもありますね。

ですから、ここの部分を勉強しておくことは大事なことなんです。

筋肉の触診は、僧帽筋上部と頭板状筋でした。肩こりだけでなく頭痛などとも関連があるこれらの筋肉。薄い筋肉は軽く柔らかく触診しないとつかめないし、やや深いところにある筋肉はイメージしながら強く触らないとつかめません。普段、臨床されている先生方は十分筋肉については理解されていることと思いますが、復習すると、意外に発見があり、臨床に大きく役立つのです。

身体を動かすのは筋肉です。筋肉を理解することは重要です。私は若いスポーツ選手をよく診るので、それは大きく実感します。人体は約200個の骨格をもとにして、大小約650個もの筋肉がひっついて身体を動かしています。ですから筋肉を勉強し、触診しておくことは、患者さんの動きをイメージして、診察し治療していくには重要な情報です。

ですから、基本的な筋肉の触診と勉強は大事なんです。


 実技の様子


本日も、いろいろ勉強になりました。

加賀・三策塾終了後、13日に行われる、第18回かなざわ市民マラソンのランナーケア活動に参加する金沢市鍼灸マッサージ師会の会員を集めて、活動に関する説明会がありました。この説明会も地域貢献部長をやっている私の担当で~す。

そして、午後から物故者法要、故奥村三策先生頌徳碑参拝へと向かったのでした。(昼食のラーメン食べてからね)

本日も、忙しく動きまわった一日でした。感謝ですね


二葉鍼灸療院 田中良和

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