二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

スポーツ栄養学 学術講習会 ①

2011年02月25日 | スポーツ障害
2月19日(土)、診療を午後2時まで行い、石川県針灸師会が主催の学術講習会に参加しました。

会場は車で約40分くらいでしたが、天気がよく白山がキレイに見えて、 道中、気持ちが良かったです。




 北陸体力科学研究所 ダイナミック 入口

☆ 石川県針灸師会 平成22年度 学術講習会 ☆

  日 時:平成23年2月19日(土)  午後2時~4時
  会 場:北陸体力科学研究所(スポーツコミュニティー ダイナミック)
          3階 会議室  小松市八幡イ13番地
  演 題:「スポーツ栄養学について ~食で差がつく! 食で勝つ!~」
  講 師:中崎衣美さん (〈財〉北陸体力科学研究所 管理栄養士・公認スポーツ栄養士)


この北陸体力科学研究所のスポーツ施設ダイナミックは、私が星稜高校野球部の時に何度か体力測定やトレーニングでお世話になったところでした。懐かしいな~なんて思ってました。
エアロビを素敵なインストラクターお姉さんに教えて頂いたこと印象的に覚えてま~す。しっかし、坊主頭が揃ってエアロビしてるんですから圧巻ですよね

お隣には、「やわたメディカルセンター」があり、2001年にオープンしたそうですが、中に入ったところ、病院じゃないような…病院内は本当にキレイで、明るかったし、掃除が行き届いていました。ここも少し勉強になったな~(私の壮大な目標のために)。


さて、講演の内容について。

「食」というのは言わずとも知れていますが、スポーツ選手に限らず、どんな人にも欠かすことのできない一日の行動です。体をつくる、あるいは動かすためには栄養をとらないといけないのですからね。自分の体の中で栄養素が作ることができればいいのですが…

今回の講演は、スポーツ栄養学を中心とした栄養学の基礎的なお話と、食事の具体的なメニュー、そしてトップアスリートはスポーツと栄養をどう考えているのか、などを中心に話して頂きました。中崎さんがおそらく学生を中心に指導されているからだと思いますが、具体的内容は、学生のスポーツ選手の話が中心となっていました。


 講師の中崎さん 学生の頃はバドミントンをやっていたとか

中崎衣美さんは、
管理栄養士であり、北陸体力科学研究所に所属されています。また「公認スポーツ栄養士」でもあります。
この「公認スポーツ栄養士」というのは、(社)日本栄養士会と(財)日本体育協会が共同で認定を行うものです。より高いパフォーマンス、傷害のない身体づくりのために、スポーツ選手を”栄養”という面からサポートするスペシャリストであることを認めたものですね。どこの認定もそうですが、認定取得者は、常に学習し研修する必要があります。責任であり、使命ですかね。それが認定というもの。だから価値があるのです。私も認定鍼灸師ですが、そんな向上心あふれる人の講習会を聴けることは嬉しいことです

栄養「食」もトレーニングの一つ。このことはスポーツ栄養学というものがクローズアップされてきた頃から言われてきたことです。それはそうです。普通に日常生活を送る人の何倍も体を使うわけですから、それなりの栄養補給が必要です。需要と供給ですね。

ここで注意しておきたいのは、これはあくまでもスポーツ選手の食事であるということです。中には健康を維持していくための参考になることはあると思います。しかし、限界までトレーニングしたり、キツイ練習を連日行うスポーツ選手の「食」と普通の人の「食」は違って当然なのです。
そして、スポーツと言っても、レクリエーションや楽しむために行うものから、今回の話の中心である技術を競い合うアスリートとして行うものまで幅広くあります。
繰り返しますが、アスリートの食事=普通の人が健康になる食事とは短絡的に考えないでくださいね。当たり前かもしれませんが、その環境や状況によって、その人に必要な栄養のバランスや量は違うのですから。

スポーツ選手、ことに私も小学生から高校生(時々、大学生)のスポーツ選手の治療をさせて頂いています。「食」についての話を診療の中で行うと、栄養に関する認識は低いと言わざるを得ません。何でも食べることのできる、必要であればすぐに手に入る日本(先進国)だからこそ、その栄養について考え、意識し、そして感謝することが重要なんですね。これは成長期のスポーツ選手に限ったことではないでしょう。

そこの基本があってのスポーツ栄養学だと思います。

そして、スポーツを行う本人、食事の準備をして頂くお母さん始め家族の方、また寮などで食事を準備して頂ける方、チームスタッフ、指導者の方が、同じ認識を持って頂ければ、選手たちにも「食」に対する自覚が生まれてくるんだろうと思います。

「食」と言っても、それぞれの家庭環境でできることと、できないこと、があります。何でも無理して、「これじゃないといけない」と言うんじゃなしに、環境が許す範囲で、スポーツ栄養の知識と意識を持って「食」を考え、食すことが大切だと感じます。

なんか、講演内容に入っていないのに、自分のスポーツ栄養に関する考えを述べてしまいました。ちょっと長くなりましたので、パート②では、内容を少しお話したいと思います。

二葉鍼灸療院 田中良和

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